家庭教師ヒットマンREBORN! ~光と闇の奇跡~   作:R0

16 / 104
今回はちょっと短いです。


晴の大罪

γと桔梗の話が終わり、もう何度目かわからない沈黙が続いた。話していけば話していくほど《ロヴィーノ教団》の恐ろしさが身に染みていくようだった。

 

「………これで、全員話したね」

 

チェッカーフェイスはそう言った。確かにこの場に居るものの話は全員聞いたが………

 

「待てよ。まだ、あるだろ」

 

「そうだよ!スカルのことを聞いてないよ!」

 

「クフフ、ヴェルデ博士のこともありますよ」

 

「風のこともあるのな」

 

と獄寺、炎真、骸、山本が言った。確かに、彼らについての話はまだしてなかった。しかし、

 

「風はいろんな所を修業して回っているから、目撃者がいないんだ、コラ」

 

「ただ、風殿とは連絡が繋がらないのでおそらく………」

 

とコロネロとバジルが言った。

 

「スカル君とヴェルデ君に関してだが、実は、こちらも大した情報が無いのだよ………」

 

「どういうこと?」

 

チェッカーフェイスの言ったことに炎真が聞いた。

 

「スカル君のいるカルカッサファミリーにヴェルデ君のいるファミリーにも侵入者は来たみたいだが、両方とも構成員の皆はその侵入者にやられて侵入者に関しての情報が無いんだ。その侵入者の名前も炎も戦闘方法もその人物が本当に《ロヴィーノ教団》の者なのかもね。その侵入者に関しての情報を持っているのはおそらくスカル君とヴェルデ君本人たちだと思われるんだ」

 

「そうだったのか………」

 

皆がそう言って黙った。すると、チェッカーフェイスが

 

「ただ1つ、その侵入者に関してわかっていることがある」

 

『!?』

 

「ゔぉおおおおい!!それを早く言いやがれぇぇぇ!!」

 

「それは何なの~~?」

 

スクアーロとルっスーリアがそう言うと

 

「ふむ。実は2つのファミリーの監視カメラに映っていた侵入者の容姿だよ」

 

そう言って、チェッカーフェイスは尾道にアイコンタクトした。それに気づいた尾道が

 

「ホホッ、これがその写真です」

 

皆に写真を見せた。皆がその写真を見てみると、そこに映っていたのは

 

金髪の白衣を着て眼鏡を掛けていた目付きの鋭い190㎝前半の20代後半の男だった。男の右手の中指には黄色の石がはまっていた指輪、人差し指にはオレンジ色の石がはまっていた指輪をつけていた。

 

 

 

 

 

 

 

とある場所にある1つの部屋。そこには7人の男女がいた。

 

「まだ、始まらないのかぁぁぁーーーー!!!!」

 

そう叫んだのはジャバウォックだった。

 

「まだ始まらないのは、あなたがマーモンに重傷を負わせたからでしょ!!」

 

とジャバウォックに言ったのはリリスだった。

 

「この任務、モグモグ、やっぱり、モグモグ、ジャバウォックには、モグモグ、不向きだったじゃないの?モグモグ」

 

と御菓子を食べながら言ったのはベルゼブブだった。

 

「ベルゼブブ、食べるか、喋るか、どちらかにするでござる」

 

そんな、ベルゼブブに注意したのは豪だった。

 

「まぁ、ベルゼブブの言う通りだな。ジャバウォックに行かせるんじゃなかった」

 

ベルゼブブの言うことに賛同したのはルシフェルだった。

 

「………グーッ、………グーッ」

 

そんな中、アイマスクを目に被せて寝ていたのはスロウスだった。

 

どうやら、ここは《ロヴィーノ教団》のアジトらしい。

 

「うるせえぇぇぇーーーー!!!!捕らえてきたんだから、何でもいいだろうがーーーー!!!!」

 

とジャバウォックは逆ギレした。すると、

 

「…………ジャバウォック」

 

壁にもたれ掛かっていた黒づくめの男がジャバウォックに向かって言った。

 

「俺は何度もお前に言ったよな?『過度の越えた怪我を負わせるな』って」

 

「うるせえぇぇぇーーーー!!!!だから、捕らえてきたんだから、何でもいいだろうがって言ってんだろうが、ダ………」

 

「言ったよな…………?」

 

ギロッ

 

再び逆ギレしようとしたジャバウォックの言葉を遮りながら男はジャバウォックに睨み付けながら声を低くして言った。

 

「うっ………。すまねえぇぇぇ………。俺が、悪かった………」

 

男は何とあのジャバウォックを黙らせた。

 

「わかればいい。あとはあいつに頼むしかない」

 

男がそう言うと、

 

ガチャッ

 

キーッ

 

バタンッ

 

白衣を着た男が入って来た。

 

「あ、噂をすれば、やって来たわね」

 

「どうだったんだ?《エンヴィー》」

 

白衣の男、エンヴィーにルシフェルが声をかけた。

 

「……マーモンの傷はとりあえず治しました。全く、ジャバウォック、私の仕事を増やさないでほしいです」

 

「うるせえぇぇぇ」

 

「私も《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》の《晴の大罪》として、風、スカル、ヴェルデの3ヶ所に回って回収したというのに、そのうえに治療までやらなくてはならないとは………。あなた方は休むことができて羨ましいですね」

 

とエンヴィーは怨めしそうに他の皆を見た。それを男は無視してエンヴィーに聞いた。

 

「マーモンは目的に組み込むのにどれくらいかかるんだ?」

 

「そうですね……。明日にはいけるでしょう。とりあえず、他の者たちと一緒にしておきました」

 

「そっか…………」

 

男がそう言うとルシフェルが立ち上がって部屋を出ようとした。

 

「ルシフェル、どこへ行くのでござるか?」

 

豪はルシフェルに聞いた。

 

「ちょっと、()()()()に挨拶しようと思ってな♪」

 

そう言って、ルシフェルは出ていった。

 

「……………」

 

すると、ルシフェルが出ていった後で男も部屋を出ていった。

 

「それにしても、もうすぐわね♪」

 

リリスがそう言った。

 

「確かにそうでござるな」

 

「俺たちの怒りを見せてやるぜぇぇぇーーーー!!!!」

 

「私たちの嫉妬も含めて………」

 

「ここには美味しいものがたくさんあるから、ちょっと残念だけどね………」

 

豪、ジャバウォック、エンヴィー、ベルゼブブの4人はそれぞれ、そう言った。

 

「…………なら、………今のうちに、………食べればいいだろ」

 

「あら?起きてたの、スロウス?」

 

「………たった今な。………それよりも、………お前らも、………やり残しの無いように………しとけよ。………なぜなら………」

 

そう言って、スロウスは言った。

 

「………この計画が………成功したら、…………俺たちも………()()()()()()()




《大罪の7人》のメンバーと炎の紹介

大空の大罪 ルシフェル 《???の炎》

嵐の大罪 ジャバウォック 《憤怒の炎》

雨の大罪 スロウス 《怠惰の炎》

雲の大罪 ベルゼブブ 《暴食の炎》

晴の大罪 エンヴィー 《???の炎》

雷の大罪 久与田豪   《強欲の炎》

霧の大罪 リリス 《色欲の炎》
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。