ラブライブ!〜onlydesire truth〜   作:ハイネ1021

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明日の為に

酷いわね…。

 

戻ってきた途端、これだものね。

μ’s機体も私たちの以外のは全部ボロボロだし…。

 

作戦から帰還したにこと真姫が艦内の被害状況をみて呆然としていた。

 

「まんまと敵の罠にはまったってわけね。戦力を分断されるわ、新調したばかりのμ’sはこんなになっちゃうわ散々ね。」

 

「まったくよ。スーパーパイロットにこにーがいれば敵なんか返り討ちにできたわ。」

 

「ううん、多分今のμ’s全員がかかっても倒せなかったよ。」

 

にこと真姫の前にことりと海未が現れ、ことりが言った。

 

「ことり、海未。無事そうで何よりだわ。」

 

「私たちはなんとか…。でも本当に歯が立たなかったんです。詳しいことは会議室で話しましょう。」

 

「わかったわ。聞かせてもらおうじゃない。」

 

オトノキの乗組員は会議室へ集合した。

 

 

「黒いヘリオスですってぇ?!」

 

「ええ。穂乃果との会話でパイロットは穂乃果の妹、雪穂であることもわかりました。」

 

「この映像を観てもまださっきみたいなこと言える?」

 

「わ、私を除けば最強かもしれないわね…」

 

「でもなんで穂乃果ちゃんの妹さんがUTXに所属してるんだにゃ?」

 

「映像の記録だとμ’sが元凶って言ってたよね」

 

「まぁともあれその雪穂が敵のエースパイロットであり穂乃果を追い込んだのには間違いないわ」

 

「そしてさらにややこしいのが、突如介入してきた組織ね。UTXを攻撃してたから第3勢力と言ったところかしら。」

 

「ええ。黒騎士っていうパイロットの機体が穂乃果をピュペリオンごとさらっていったわ。」

 

「それにレンくんは消息不明…、ウチら戦力をだいぶ持っていかれたんねぇ…。」

 

「そうね…。また攻めてくる可能性が大きいわ。」

 

「でもあんなに強い機体どう対処したら…。」

 

「あまり現実的ではないですね…。」

 

「凛たちじゃ限界あるにゃ…。」

 

「「………。」」

 

一同が一斉に黙り込んでしまう。

 

 

「それでも!!!」

 

しかしすぐに一声が飛び込んだ。

 

「それでも…今私たちが出来ることを私たちなりにやるしかないんじゃないかな。穂乃果ちゃんなら…そう言うと思う。」

 

「ことり……。」

 

「ことりの言う通りかもしれないわね。」

 

「今できることを…」

 

「私たちなりに…」

 

「悪くないんじゃない!」

 

「みんな、想いは同じってわけやね!」

 

「機体の修理、物資の補給、やることは山積みよ!穂乃果が帰ってきてから手遅れでしたなんてならないようにしなきゃ!」

 

 

ーーーー

 

一方その頃、、、

 

 

「雪穂、機体の修理が終わったらもう一度出撃できるかしら?」

 

「もちろんです、ツバサさん。」

 

「頼もしいわ。それと……、」

 

「綺羅ツバサッ!!」

 

レンの声が整備室に響き渡り、ツバサは微笑した。

 

「お前は!オトノキの…!!」

 

「答えは出たのかしら。」

 

雪穂が驚く隣でツバサはレンに問いた。

 

「…本当に叶うんだな。俺の家族がいる世界が。」

 

「ええ。きっと、いえ必ず実現してみせるわ。そこの雪穂もね、お姉ちゃんがμ’sに乗らず平和な世界を望んで今と戦っているのよ。」

 

「そうか…。」

 

レンはツバサに手を差し伸べる。

 

「あんたの…口車に乗ってやるよ。」

 

「本当にいいのかしら?それは仲間を討つことを意味するわ。」

 

「そんなの百も承知だ。それに俺は知ってるぞ。あんた、こうなること見越していたんだろ。」

 

「あら、バレてたのね。」

 

「こっちへいらっしゃい。えーっと…」

 

「レンだ。レン・クレナイ。」

 

「レンね、見せたいものがあるわ。」

 

 

「これは…!」

 

「UTX最新鋭の機体よ。名前はインフェルノあなたのプロトアーマーのデータを参照にして機体調整してるわ。」

 

「いいのかよ、こんなの俺に寄越しちゃって。」

 

「あら、あなたがどれだけの働きをしてくれるかなんて期待しちゃいないわ。ただ、あなたはあなたの信じるものの為に戦う。それでいいんじゃないかしら。」

 

ツバサにそう言われてもレンは煮えない顔で彼女を見つめた。

 

「……何よ。」

 

「いや、見かけによらず優しい奴だなって思って…」

 

一瞬ツバサの目が見開いてから、

 

「あなた、意外とかわいいところあるのね」

 

「う、うるせぇ!」

 

「無事に帰ってきなさい、私の元へ。」

 

ーーチュ。

 

ツバサの唇の温度がレンの頰に伝わる。

 

「…!!!」

 

レンは不意を突かれ目を見開いたが、次第に安堵していくのがツバサにも伝わった。

お互い顔が真っ赤なままではあった。

 

レンはツバサに背を向けた。

 

「俺の信じるものは…俺とツバサで紡ぐ明日だ。」

レンはコクピットに入った。

 

「男の子ってほんとバカなんだから。」

 

カメラ越しにみえたツバサは呆れた様子を浮かべていたが、レンにはそれが嬉しそうにみえた。

 

 

 

作戦、開始ぃ!!!

 

インフェルノ、ヘリオス、発進どうぞ!

 

「レン・クレナイ、インフェルノ、明日へゆく!!!」

 

「高坂雪穂、ヘリオス、いきます!!」

 

敵のアラート信号確認!

 

アンノウン一機

 

出撃準備を。

 

「総員、出撃!」

 

「こちらUTX軍レンクレナイ、聞こえるか、オトノキ。」

 

「レン??!!生きていたのですか?!」

 

「レン、あなたがUTXなんてなんの冗談よ」

 

「それを貴方達に教えるつもりはありません。直ちに武装を解除し投降してください。」

 

「なんですってぇ?!?!」

 

「それはできないわ。残念だけど私達もここで貴方達の言いなりになるわけにはいかないの」

 

「…わかりました。では力づくでもあなた達を討ち落とします。」

 

 

「インフェルノ……俺と一緒に燃え切れぬこの魂を燃やしてくるか…!!!」

 

全身紅に染まったインフェルノが予測不可能な軌道を描きオトノキまで近づいてきた。

 

「速い!μ’sがまるで歯が立たないじゃない!

 

「これで終わりだ!!!」

 

ーーーキンッ!

 

「なんだ?」

 

「あれは…黒騎士!!!!」

 

 

ーーto be continued

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