ラブライブ!〜onlydesire truth〜 作:ハイネ1021
穂乃果母「穂乃果〜早く学校に行く支度しなさーい。」
穂乃果「はーい。」
私は起きて学校へ向かった。
そう、我が校音乃木坂学院へ。
あの事件後ニシキノ博士の失踪したことによりニシキノ財閥の圧力は劇的に減少し音乃木坂の廃校も取り消された。
要するに平和な日常を取り戻せたというわけだ。
海未「おはようございます、穂乃果。」
ことり「おはよう穂乃果ちゃん。」
穂乃果「うん!おはよう!」
あともう一つ、変わったことと言えば…、
穂乃果「皆さん!こんにちは!
高坂穂乃果です!
今日はお集まりいただきありがとうございます!
今日のライブ楽しんでくださいね!」
そう、私はアイドルを始めた。
あの一件が終わって以来、
もう二度とμ'sに乗らないと決めた。
だから代わりに何か新しいことを始めようと思った。
それがスクールアイドルだった。
最初は私にできるか不安だったが、思ったよりも向いているのかもしれない。みんなが私のことを応援してくれるし1人じゃないんだって実感が湧く。
そんな充実してる日々を送っていた。
ことり「穂乃果ちゃん。
今日はミニイベントの握手会だよね。」
海未「相手の方に失礼のないようにして下さいね。」
穂乃果「わかってるよ〜」
アイドル活動の一つであるミニイベント。CDリリース記念に初版限定で握手券が付いてくるというもので、
今回はその握手会である。
始めてだからちょっと緊張する。
穂乃果「みんな〜ありがとー!」
歌を歌った後、握手会の企画に移った。しかし残念ながら人は少なかった。それもそのはず私はまだデビューして2ヶ月しか経っていないのだから。
それでも少数のファンの人たちのためにも頑張る。
私は次々笑顔で応対していく。
あと数人で終了、そんな時…、
穂乃果「こんにちは〜。いつも応援ありがとうございま…」
黒のフードの男の人が私の目の前に現れた。顔は隠れてよく見えない。
「こんなところで何をしている。」
穂乃果「え…?」
「おまえには他にやるべきことがあるんじゃないのか。」
穂乃果「それってどういう…」
そう言い残し私が問いかける前にフードの男は去っていった。
穂乃果「待って…!って行っちゃった…。」
ことり「今の人知り合い?」
海未「さぁ…。」
凛「あ!穂乃果ちゃんだにゃ!」
花陽「みんな久しぶりだね。」
穂乃果「凛ちゃん!花陽ちゃん!」
凛「今日はかよちんとお出かけに行ってたにゃ〜」
海未「もうすっかり仲良しですね。」
凛「そういう海未ちゃん達こそ〜」
絵里「あら。偶然ね。 」
希「やっほー。元気にしてた?」
穂乃果「絵里ちゃん。希ちゃん!」
希「穂乃果ちゃん最近人気出てきてるみたいやん♪」
穂乃果「いやぁそれほどでも〜」
海未「いえ、まだまだ全然です。アイドルたるもの、自分のことは自分で管理しなくては。
ダイエットだって怠っていますし。」
凛「海未ちゃん辛口だにゃ〜」
花陽「でも海未ちゃん、これでも最初は穂乃果ちゃんがスクールアイドルになること猛反対だったんだよね。」
絵里「それが今じゃ自分のことかのように熱心なのよね。」
海未「あ、当たり前ですっ!
普通の女子高生がまともにアイドルだとかありえません!穂乃果のようなだらしない人なんか以ての外です!」
「で、ですが…本気でやると決めたのなら私も出来る限りのことは…尽くすつもりです。」
海未ちゃんはもじもじしながら言った。
絵里「結局、海未とことりは穂乃果のことが大好きなのよね。」
ことり「うん!海未ちゃんも私もそうなんだと思う!」
穂乃果「みんなもやってみない?スクールアイドル!」
希「うーん、興味はあるんやけど生徒会が忙しいからなぁ」
そうねぇ…にことか向いてそうだけど
花陽「あれ?そういえば、にこちゃんとまきちゃんはいないよね 」
絵里「彼女たちなら、いるわよ。」
絵里ちゃんは真上に指を指した。
それがどういう意味なのかはこの場にいる全員が理解していた。
希「全く、懲りないんやから…。」
花陽「にこちゃんたち、大丈夫だったらいいんだけど…。」
そっか…。
にこちゃんたちは私と違ってまだ戦ってるんだ。あの戦いで身を引くと決めた。
でも彼女たちの中ではまだ終わっていない。そんな想いがまだ残っているのだろう。
でも何故?
もう守るべきものも、失うものも、銃を向ける敵も、何もないというのに。
なんで…どうしてまだ…。
私はさっき言われたことを思い出した。
穂乃果「他にやるべきこと…。」
まだ私はやり残してることがあるというのだろうか。
この、平和すぎるといってもいいこの世界で。
でも、一つだけ…
たしかめたいことがある。
涙拭いで見上げた。
空から流れ星が見えた。
……ん??
流れ星??
こんな昼間から??
凛ちゃんもそれに気づいたのか、
凛「あ、流れ星だにゃ!」
海未「流れ星?あるわけないでしょう。こんな昼間かr……」
ことり「こ、こっちに近づいてきてるよ!」
希「お、スピリチュアルやね☆」
絵里「希!そんなのんきにいってる場合!?」
花陽「だ、だれか助けてぇ〜〜!!」
ーーードオオオオオオン!!
その流星が地表に落ちた。
穂乃果「いたた…みんな大丈夫?」
ことり「うん、なんとか…。」
絵里「一体何が起きてるのよ…」
凛「あ、あれみて!」
凛ちゃんの指した先には巨大のカプセルが地面に突き刺さっていた。
花陽「あれが流れ星の正体?」
海未「中に何か入っているかもしれませんね。」
「そこから離れろ!」
プロトアーマーが私たちの前に現れた。
海未「誰なのです?あなた方は」
「我々は軍事管理組織、UTX。
任務によりこのカプセルの中のものを回収しにきた。ここは立ち入り禁止区域とする。」
「UTX…確かμ'sを管理してて、人気アイドルユニットをプロデュースしてる組織だっていう噂だにゃ」
穂乃果「私たちには関係ないよ。行こう。」
絵里「でもあれはμ'sかもしれない。放っておいたら大変なことになるわ。」
穂乃果「でも今立ち向かっても返り討ちにさせるだけだよ。それに今の私たちには関係ない。冷静になって。絵里ちゃんらしくないよ。」
穂乃果「どうもすみませんでした。見なかったことにするので私たちを見逃してください。」
「ふん。仕方ないな。今回だけだぞ?」
穂乃果「はい、気をつけます。行こう、みんな。」
私はあのカプセルから背を向けた。
これで本当に良かったのだろうか。
今立ち向かうことがあのフードの男の言う『やるべきこと』だとしたら?
もう戦わない。傷つく・傷つけることが嫌だから。そう決めたはずなのに、
この一瞬、心が揺らいだ。
それは逃げることなのだと。
真実から目を背けることなのだと。
でも…もうなにも失うことはない。
臆病だろうがなんだろうが言われたって構わない。
だから、もういいんだ。
その時、
ーービュン!
上空から飛行物体が飛び交った。
「そのカプセル、渡すわけにはいかんな!」
変形して現れたのは、プロトアーマーだった。
絵里「量産型の可変機プロトアーマー
…もう実装されてたのね。」
「ニシキノの残党か!」
「なーに。
あっちは旧型の機体だ。
我々の敵ではないというわけだ。」
ーーバンッ!!
戦闘が始まった。しかし、UTXの機体・パイロットの方が格上であることは一目瞭然だった。
「う、うわあああ!!」
「ま、マキ様あああ!!」
ーーバァァァァァン!!
あっと言う間に2機が大破。
絵里「実力が違い過ぎるわ。このままじゃ…。」
希「いまなら間に合うかもね。一か八か…。あのカプセルの中を開けてみる?」
ことり「どうする?穂乃果ちゃん…。」
穂乃果「ううん。その必要はないよ。」
海未「どういうことですか?」
穂乃果「だって、来るもん…。」
「隊長!接近する飛行物体あり!…速いです!」
小型戦闘機がこちらに向かってくる
「ふん、あんなもんすぐにバラバラにしてやるわ。」
穂乃果「まだだよ。」
オペレーター『アサルトフライヤー、アーマーフライヤー、射出。』
ーービュン!!
絵里「オートパイロットの追尾戦闘機!?」
その飛行物体は変形し、
先程射出された飛行物体と合体した。
「合体…こいつ、新型か!」
穂乃果「新しい…」
「なんでこんなことするんだよ…。
もうこんなこと、2度と許してなんかおけるか!!!」
穂乃果「…新しいこの戦いを終わらせる、希望の種が。」
ーーto be continued