ラブライブ!〜onlydesire truth〜   作:ハイネ1021

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3話 探すための戦いへ

一機の飛行物体が、

プロトアーマーの姿になった。

 

「こ、これは…

見たことない機体だな…

ニシキノ残党の新型か?」

 

「はああああ!」

 

新機体はバルカンをばら撒く。

 

UTXのプロトアーマー、ガルドはシールドを構えるが…

 

「なんだこの貫通性は…うわあああ!」

 

「くそ!よくも!」

 

ーーシュッ!

 

今度は盾を投げた。

 

「盾を捨てた…こいつ舐めやがって!」

 

「舐めてるのはあんたらの方だ、

三流。」

 

投げたシールドに向かってビーム射撃を数発撃った。

 

そして撃ったビームの軌道が…

 

ーーバァァァァァン!!

 

見事に頭部と胴体に命中した。

 

「なんだこの機体…

いや、それ以上にこのパイロットだ…」

 

「次はお前が相手か?」

 

「ひ、ひぃ!」

 

慌ててUTX軍は撤退していった。

 

絵里「ふう…なんとか助かったわね。」

 

ーーピローン♪

 

花陽「たたたた大変ですぅぅ!!!」

 

凛「どうしたのかよちん?」

 

花陽「じつは…私たちに招集命令が下されました!相手は…

 

元ニシキノ勢力…です!」

 

 

しばらくすると上空からヘリが降りてきた。

 

 

「お待たせしました。

目的地までお連れします。」

 

私たちは執事のような案内人に手を差し伸べ、ヘリへの乗った。

 

向かった先は東京から少し離れた島だった。

 

絵里「こんなところに何があるのかしら?」

 

「それは着いてからのお楽しみです。まもなく到着します。」

 

そしてその離島へと着陸した。

そこには大きな城塞が建てられていた。

 

ヘリの降りたところにひとりの女性が出迎えていた。

 

「ようこそ、ニシキノ残党の新基地へ。」

 

穂乃果「あなたは?」

 

河野「私はニシキノ残党の総指揮官の

河野恵よ。よろしく。」

 

海未「よろしくって…状況が全然理解できてません!どこですか?今宇宙では何が起こってるんですか?私たちが呼ばれた意味は?

大体、μ'sは今管理下にあってもうないはずでしょう?」

 

ことり「海未ちゃん落ち着いて!」

 

河野「ごめんなさい。

ちゃんと説明してなかったわね。」

 

「まず、何が起きてるか…からね。

今μ'sの管理の元軍事組織を形成し、

さらにアイドル業界に大きく貢献しているUTX社はμ'sを利用してとんでもない計画を企てているわ。」

 

希「とんでもない計画?」

 

河野「矢澤特務大佐から聞いた話によると、世界の変革。

この世界は偽りの世界だって。」

 

花陽「偽りの…」

 

凛「世界…。」

 

絵里「まるで本当の世界を知ってるかのような言い草ね。」

 

河野「それとμ'sだけど、矢澤特務隊のおかげでUTX社の管理下を潜り抜け見事に奪取に成功したわ。」

 

凛「さっすがにこちゃん!」

 

絵里「じゃあさっき私たちがみたカプセルの中はやっぱり…。」

 

河野「ええ。μ'sよ。そして今回、あなた達が呼ばれた理由にも関係ないしてるわ。多分薄々気付いているでしょうけどね。」

 

河野さんは一息間をおいた。

 

「単刀直入に言うわ。あなた達にはもう一度μ'sのパイロットになってもらいたいの。」

 

凛「もう一度?」

花陽「もう一度?」

ことり「もう一度?」

海未「もう一度?」

絵里「パイロット?」

 

河野「そうよ。μ'sを操作できるのはあなた達だけ。つまりそれはUTXと互角に渡り合える力を持つことを意味するわ。」

 

絵里「でもなんで今更私たちを巻き込むんですか!やっと平和を取り戻せたというのに。」

 

海未「その通りです。以前μ'sを動かせるのは私たち以外にもいることが証明されたと聞きました。

なのに私たちが戦う理由なんてどこにあるんですか!」

 

「何寝ぼけたこと言ってんだ。

あんたらしかいないからに決まってるだろ。」

 

河野「レン!」

 

海未「あの…彼は?」

 

真姫「彼はニシキノ第一特務部隊所属、レン・クレナイよ。」

 

にこ「久しぶりね、あんた達。」

 

凛「にこちゃん、真姫ちゃん!」

 

真姫「で、どうかしたのレン?」

 

レン「こいつらがμ'sのパイロットやりたくないっていうんです。さっきの戦闘をみても自分達には関係ないですーなんて面ですよ、あれは。」

 

真姫「確かにそうだけど、まぁ…彼女たちの気持ちわからなくもないわ。それにいくらなんでもそんな言い方はないんじゃない?」

 

にこ「いいのよ、真姫。

レンの言ってることも正しいわ。

でもレン、あの子たちには権利があるのわ。道を選ぶ権利がね。」

 

レン「…今日の隊長は随分と甘いですね。」

 

にこ「言ってなさい。

だけどいい?あなた達。私は戦う。誰がどう言おうとμ'sのパイロットとして最後まで使命を果たすわ。UTXなんかにも負けない。世界の変革なんてさせるものですか。」

 

希「にこっち…。」

 

絵里「私は協力しようと思う。

うまく言えないけれどまだ私たち何もしてない。UTXの軍事行動とか納得いってない部分が多いのよ。

だから確かめに行かなきゃ。」

 

希「ウチも賛成。

μ'sに乗ってた頃のウチは人をたくさん傷つけた。だから今度は逆にμ'sで多くの人を助けたい。」

 

凛「凛もやってみようかな。かよちんはどうする?」

 

花陽「うん。凛ちゃんがやるんなら私もやる。」

 

にこ「穂乃果?あなたはどうなの?」

 

穂乃果「私は…」

 

「私はやらなくていいと思う。」

 

一同「えぇ!?」

 

穂乃果「だってみんなやるみたいだし、私1人いなくてもなんとかなるんじゃないかな〜なんて…」

 

花陽「ほ、穂乃果ちゃんすごく強かったんだしすごく役に立つと思うから…考えてみてもいいんじゃないかな。」

 

にこ「花陽言ったはずよ。

これは穂乃果が決めることよ。」

 

穂乃果「ほら、にこちゃんもこう言ってくれてるしみんなが頑張ってくれれば…」

 

レン「ふざけるなっ!!」

 

穂乃果「…!!」

 

突然レンから怒声が聞こえた。

 

レン「黙って聞いていれば…!誰かがやるから自分は関係ないだなんて、そんだけの理由で自分だけ逃げるつもりかよ!」

 

穂乃果「ダメ…だったかな?」

 

レン「ダメとかそういう以前の問題だろ、これは。河野さん、こんな奴を選ぼうと思った俺がバカでした。高坂穂乃果、あんたにパイロットをやらせる資格なんてないね。」

 

先自室に戻りますと言ってレンは部屋から出て行った。

 

穂乃果「あはは。怒られちゃった…。」

 

河野「ごめんなさいね。

でも彼は前の大戦の犠牲者なのよ。」

 

穂乃果「え?」

 

河野「μ'sの戦闘中に巻き込まれて彼は家族を失った。当時の彼はただ自分の無力さに立ち尽くすことしかできなかった。でももう自分みたいな思いをする人が二度と現れないような世界にするために彼は戦うことを選んだ。

皮肉な話よね。μ'sに奪われたのにμ'sで守る側にいるなんて。」

 

穂乃果「…目で。」

 

河野「ん?」

 

穂乃果「目でわかります。彼が今までどんな想いをしてここにいるのか。そして彼自身が持ってる覚悟の大きさがどれくらいのものか。」

 

河野「へぇ。すごいわね。そこまで見透かす力を持っていながら何故あなたは戦いたくないと願うのかしら。」

 

 

穂乃果「私はただ…、」

 

海未「お言葉ですが、これ以上穂乃果への質疑をお控えください。彼女には乗る意思はない。ただそれだけではいけませんか。」

 

ことり「それと私たち決めたんです。どんな時も穂乃果ちゃんの側にいるって。だから穂乃果ちゃんが乗らないのなら私と海未ちゃんもμ'sには乗りません。」

 

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん…」

 

河野「そうですか。気を悪くしてしまったのであればごめんなさい。だけど気が変わったら言ってちょうだい。私たちはいつでも待ってるわ。」

 

「そういうわけで他の4人は明日から操縦訓練ね。矢澤さん、西木野さん、教官役頼んだわよ。」

 

 

離島の灯台へ登り潮風に打たれながら視界に広がる大海をただみつめていた。

 

あの頃の出来事を整理できていなかった。

 

別に自分が過去にμ'sのパイロットになるために特別に仕立て上げられ、記憶を消され、普通の女子高生じゃない自分だったことはとうに受け入れられていた。

 

だけど、彼…高崎翔のことはまだ…

 

海未「こんなところにいましたか。探しましたよ。」

 

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん。」

 

ことり「レンくんに言われたこと、気にしてる?」

 

穂乃果「うん、そうだね。

ホントはわかってるの。

こんなんじゃダメなんだって。

私はまだあの頃からちっとも前に進めてない。」

 

「でもね、私がμ'sに乗ることで誰かがまた不幸になる。みんなに迷惑かけちゃう。あの頃をを思い出すとココがね、苦しいの…。」

 

私は胸をギュッと掴み涙堪えながら言った。

 

穂乃果「それにもう翔ちゃんには会えない」

 

海未「やっと正直に言ってくれましたね。」

 

ことり「海未ちゃんと話してたんだ。そう思ってるからパイロットやらないんじゃないかなって。」

 

穂乃果「あはは…全部バレバレだね…。」

 

「そうだね。もういない人のことを想ってもしょうがないのに…バカだな、私ってば。」

 

ことり「穂乃果ちゃん、翔ちゃんはホントになくなったって思ってる?私は感じるよ。もしかしたら、きっと…いや、絶対どこかにいるって。」

 

穂乃果「…私も心のどこかでそう思ってる。まだ諦めがつかないから…でも!」

 

ことり「だったら探しに行こう。みんな穂乃果ちゃんのこと迷惑だなんて思ってない。むしろ感謝してるくらいなんだよ。」

 

絵里 「そうよ、穂乃果。あなたの想いがあったから今の私たちがいるの。」

 

希「だから今度は穂乃果ちゃん自身の想いを叶える番なんやないかな?」

 

にこ「勘違いしないでよね。べつにあんたの私情に付き合うために機体に乗らせるんじゃないんだから。」

 

真姫「挑戦してみてもいいんじゃない?」

 

花陽「きっと見つかると思う。強く想い続けてれば必ず!」

 

凛「凛も手伝うにゃー!」

 

穂乃果「みんな…。ホントは私もUTXのしようとしてること止めたい!翔ちゃんにだっ会いたい…会いたいよ!だけど、またみんなに迷惑かけちゃうかもしれない。みんなのこと巻き込んじゃうかもしれない!だから…!」

 

海未「忘れたのですか? 」

 

「だって、可能性感じだんだ」

 

「そうだ、進め〜♪」

 

「後悔したーくないめーのまえに」

 

穂乃果「僕らの〜道があるー♪」

 

そうだよ。

何を悩んでたんだろう。

可能性があるなら進むしかない。

ずっと突っ走ってきたから、

今私はここにいる。

これからだってそう。

立ち止まっていたら何も始まらない。

確かにみんなには迷惑かけちゃうかもしれない。

だけどみんなはそれを受け入れてくれた。

 

「みんな、ありがとう。」

 

だったら、やることは一つ!

 

穂乃果「ミューーーーーズッ!!!」

 

ーーバッ!

 

灯台の上から大声で叫んだ後、

私は飛び降りた。

 

海未「ちょっ?!穂乃果!?」

 

ーーザバァン!

 

海からピュペリオンが現れ、穂乃果は機体の開いたコクピットにダイブした。

 

にこ「うそ…!」

 

穂乃果「ほら!ホントに来てくれた!人間その気になればなんだってできるよ!」

 

穂乃果「みんなでA–RISEと戦おう!UTXに勝って、そして絶対翔ちゃんを見つけ出してみせる!UTXの思い通りの世界になんかさせない!」

絵里「ええ、穂乃果ならそう言ってくれると信じてたわ!」

 

にこ「全く、最初からそう言えばいいのに。素直じゃないんだから。」

 

真姫「そういうにこちゃんも人のこと言えないでしょう?」

 

にこ「うるさいわね!」

 

海未「全く、忙しくなりそうですね。」

 

ことり「でもいつもの穂乃果ちゃんに戻ったみたい」

 

希「やっぱり穂乃果ちゃんはこれくらい元気いっぱいじゃないとね。」

 

穂乃果「いよぉ〜し!それじゃあいっくよ〜!!」

 

ーー翔ちゃん、待っててね。

 

夜明けの日が出る水平線に向かい、

大海の上を駆け飛んだ。

 

ーto be continued




お久しぶりです。ハイネです。
またまた久々の投稿になってしまいました。
いろいろと忙しかったのもあるんですが、台詞を考えるのがホントに大変でした笑
結局、新キャラ共々ガンダムSEED destinyとラブライブ!2期1話丸パクリというかなんというか…笑
ちなみに今回の話の最後に「それは僕たちの奇跡」
2話の話の最後にガンダムSEED destiny EDテーマ「REASON」を流してみてください。きっと〆がいいと思います笑
次回からやっとまともな戦闘が描けるかなーと思うと少し安心しました。

なお冬コミは今回サークル参加しません!
前回初参加でいろいろと楽しかったんでまた参加したいですね笑
それではまた次回!お会いしましょう!
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