ラムダチャレンジ失敗……!(令呪一画くらい多めに見なさいよ)
「ぐっはぁ~……敗北した……ラムダチャレンジ失敗だわぁ……」
「令呪一画使っただけで、三ターンは出来てたじゃない。不満なの?」
「令呪使った時点で気持ち的大敗北。次は絶対勝つから」
そんなことを言いながら帰ってくるオオガミ達。
どうやら最後に戻ってきたようで、既に事情聴取という名目で、ロリンチにマンドリカルドが捕まっていた。
そんな光景を見ていたラムダは、
「ま、早めにチャレンジしなかった自分を恨みなさい。せっかく帰ってきたんだし、ゆっくり休みなさい」
「休むって言ったって、ここ一週間くらいずっと遊んでたんだけど。これ以上何をしろと?」
「あぁ……そう言えば、そうだったわね。エウリュアレが無理矢理休ませたんだったわ」
ラムダはそう言い、ごく自然な感じでオオガミに近付くと、
「それじゃあ、久しぶりに私の部屋を掃除してもらおうかしら。そろそろ埃が看過できないのよね」
「最初から看過しないでください。普通に呼んで?」
「嫌よ。見られたくないじゃない」
「あまりにも今更すぎない? もう手遅れだと思うけど」
「それはそれよ。気にするところはあるの。分かるでしょ?」
「まぁ、分かるけど……いや、なんでもない。とりあえず、掃除だね。任せて。すぐに終わらせるとも」
「えぇ。なんでかは知らないけど、こういう雑用得意だものね?」
管制室を出て、掃除用具を取りに倉庫に向かう二人。
ラムダに言われたオオガミは遠い目をして、
「ふっ……いわゆる処世術というヤツです。やらないと殺されそうな場面とか、意外とあったりするからね。みんな無茶ぶり好きなんだから……苦労しちゃうな全く」
「……ふぅん。無茶振り、聞くのね」
「聞きますし、応えますけど? 何かある?」
「いえ、それはそのうち……あぁ、そう言えば、新宿の時に女装したって言ってたわよね」
ラムダの一言に、ビクリと震えるオオガミ。
その一瞬の反応にラムダはニヤリと笑うと、
「見てみたいわね~……どんな姿なのかしら~。とっても気になるのだけど、見れないのかしら」
「……ここぞとばかりに言ってくるね。なに? 女装したまま掃除をしろって?」
「そこまでは言ってないけど……してくれるなら嬉しいわね。えぇ、ちゃんと撮影もしてあげるわ」
「くっ、無茶振りを加速させていく……!」
しかし、そうは言っても断れないのがこのマスターである。
仕方ないとばかりに、たどり着いた倉庫の奥へと向かうと、要望に応えるための装備を一式揃えに行くのだった。
惜しかった……カード運があれば突破できたはずなんだ……! 条件が二ターン連続ラムダアーツカードだったしても……!
チャレンジするのがもう少し早ければ行けたかなぁと思いつつ、諦めの私です。次の私に期待……
次のデート回
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王道のエウリュアレ
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メルトしかあるまい
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技術部二人と散歩でもいいのよ
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いいから全部だ