「うむ……そろそろ改築しても良いと思うんじゃけど」
「残念。ほとんど素材が回収できてないから、今週もアイテム集めなんだなぁこれが!」
「ふふふ……安心しなさい。私たちは後少しよ……」
「うむ。そうじゃな。後1200個ほどじゃな!!」
「食料集めと改築素材もあるから、まだ二人には頑張ってもらうけどね」
「……ノッブ。後は任せたわ」
「うむ。儂じゃ攻撃力もNP回収率も足りんしな。ここはエウリュアレの出番じゃろ」
「さらっと見捨てられたわ! ノッブの人でなし!!」
「神に言われる日が来るとは思わなんだ!!」
半泣きの表情で訴えるエウリュアレに、驚きと笑いが混じったような表情で突っ込むノッブ。
「全く……食料優先だからマシュとエウリュアレの二人で原始林に行って、どうぶつ大戦争とか言ってるやつにとどめ刺してくる感じだよ?」
「…………最近、私の働きっぷりを見てノッブが羨ましがらなくなって、変わる気を失せてるんだけど」
「いやぁ……儂、もうカルデアで待つのが一番じゃろうなぁって思って来た」
「私の代わりはもういなくなったのね……」
「ごめん。最初からいない」
「……まぁ、そんなモノよね。ふふふ……任せなさい。もう、一周回って楽しくなってきたわ」
「うむ。順調にエウリュアレも変わって来たな」
「誰だ変えたのは」
「紛れもなくマスター。お主じゃ」
誰が変えたんだと憤慨するオオガミに、すかさずお前だと突っ込むノッブ。
エウリュアレもノッブに同意するようにオオガミを睨むが、本人にその自覚は無いので気付かない。
「それで、どうするんじゃ? というか、終わらせるつもりあるんじゃろうなぁ……」
「鬼ヶ島みたいなことにはしないよ……二部までには終わらせる勢いで……」
「私もギリギリでラッシュは嫌よ? そう言うのはネロに任せなさい」
「そうじゃな。ネロがそう言うのは得意そうじゃ」
「つまり……石材を最後にしろってこと?」
「うむ。とりあえず鉄材を集めなくては始まらんじゃろ」
「あ~……そうだね。鉄材が難関だよね……うん。終わったら鉄材を集めようか……」
「うむ。お主が鉄材を集めに行っておる間、こっちは遊ばせてもらうがな!」
「何それ!! 俺も一緒に遊びたいんだけど!! 絶対楽しそうなんだけど!!」
「ふはは!! 諦めるんじゃなぁ!!」
「ぬぐわああぁぁぁぁぁ!!!」
突然の裏切り。オオガミが羨まし気な視線で訴えるのも無理はないだろう。
「ククク……早く終わらせれば、それだけ早く遊べるという事じゃよ……」
「そうね。私も早く遊びたいわ……」
「では、さっさと終わらせるかの。マスター」
「ぐぬぬ……仕方なし。全速力で終わらせる……!!」
そう言うと、三人は小屋を出た。
この話を書いている間に、真水と食料が集め終わったんですよ……後は木材と石材と鉄材。あれ? まだ6割残ってる様な……??
これ、終わるんでしょうか……(震え
そして、こいつら、たったの一回も城に入ってないのだが……