「一つだけ、言いたいことがあるわ……」
「うむ。言ってよいぞ」
「……ここ、もう現代都市よね」
「とうの昔に越えておるわ」
高層ビルが
しかし、その中でも違和感を醸し出す、凱旋門と願望実現装置。
「願望実現装置って、どこまでの範囲を叶えてくれるのかしら」
「お主、何をしたいんじゃ?」
「そうねぇ……やっぱり、お菓子食べ放題かしら?」
「茨木も同じこと言いそうじゃな……」
そんなことを言いながら二人が歩いていると、遠くからオオガミがフラフラと歩いてくる。
「おぅマスター。何かあったのか?」
「う~ん……ゲイ・ボルク職人の朝は早いというか、朝が無いっていうか……逸れに付き合うとこうなるっていうか……エウリュアレ~……寝ません?」
「私を抱き枕にしようとしないで。今日はちょっと遊びたいのよ」
「はぅぁ! エウリュアレが遊びに行くならついて行きたい……!!」
「貴方が倒れるのは困るから、今日は寝なさいよ。寝てないんでしょ?」
「そうだけども……」
「なら、諦めて寝なさい。明日も行くと思うし、その時にしなさいな」
「うむむ……仕方ない。寝てくるよ。おやすみ~」
「えぇ、おやすみなさい」
「お休みじゃ。マスター」
やはりフラフラとしながら、オオガミは去っていく。
それを見送った二人は、若干心配しつつもマシュ辺りが迎えに来るだろうと思い、目的地に向かう。
「ゲイ・ボルク職人のぅ……神槍複製とは、流石じゃよ」
「貴女も似たようなもの、作れる?」
「火縄銃が限界じゃよ。ドレイクの銃とかも気になるんじゃけどね」
「楽しそうね。っと、ここかしら?」
たどり着いたゲームセンター。
カルデアに戻るための飛行機は完成済みで、今は遊んだり、素材を集めたりする時間だった。
「うぅむ……うりぼうに出来て、儂に出来ぬ道理はないはずじゃ。これは儂も頑張ってみるかのぅ……」
「BBがすでにいるじゃない……」
「そうですよ! ノッブは流石にやり過ぎです! 私の活躍する場面が無いじゃないですか!!」
当然の如く背後から現れるBB。この話題になった瞬間から何となく出てくる気がしてはいたが、本当に出てくるのは何とも言えない。
「それで、BBは何しに来たんじゃ?」
「えぇ、うりぼうさんたちのお手並み拝見と行こうかと。万が一どころか、億に一も無いでしょうけど、私みたいな技術を持ってたら困りますし」
「お主の技術を超えるとか、異常じゃろ」
「そうね。まぁ、私たちは普通に楽しむことにするわ」
そう言うと、三人はゲームセンターに入って行くのだった。
ということで、宣言通り一日クリア達成。いやぁ……22時付近でクリアしたから、ギリギリだった……
しかし、ゲイ・ボルク職人め……どこぞの花嫁皇帝みたいなことをしおって……あの時はギリギリ感強かったから今回も不安だったのですよ……
明日からはアイテム回収しないと……あと金種火20個くらいでエウリュアレレベル100……!!