「わははは!! 宴じゃぁ!!」
「貴女達、一切関係ないでしょうが」
「ふふふ……余達がそのような事、気にすると思ったか……?」
「……そうね。貴女達はそう言うものよね」
やれやれ。と言ったような表情で、エウリュアレはバニラシェイクを飲む。
ちなみに、この盛り上がりの原因は、エウリュアレのレベルが100になったからだった。本当にそれだけなので、特に大げさなモノでもないと思うエウリュアレだったが、料理が運ばれてくるので、比較的おとなしくしていた。
「そういえば、オオガミは?」
「向こうでマシュと一緒にこっちを見ておるぞ?」
「混ざっても良いと思うのだが……なぜか断るのだ」
「そう……まぁいいわ。後で行きましょ」
「そうじゃな。今はとりあえず、遊ぶか」
「そうね。今日はネオマリーランドにでも行きましょうか。前回の時も楽しかったし、今回も楽しみだわ」
「ククク……女神お墨付きの遊園地とは……出来れば保存しておきたいものじゃ」
「こういうのはたまに行くからいいのよ。戦闘も同じよ」
「……そこにつながるんじゃな……」
「ある意味、エウリュアレらしいが、レベルが100になっても変わらぬとは……」
ノルマ達成とでも言えそうなほど、この発言をしているような気がするが気のせいだろう。
「まぁいいわ。それで、まずはどこから行きましょうか。コーヒーカップ? ウォータースライダー? ジェットコースターも良いわね。それとも、オケアノスの嵐の海みたいなバイキングとか?」
「余はウォータースライダーを希望する!!」
「
「……なんというか、ここ最近で一番楽しそうじゃのぅ……」
目を輝かせながら思案するエウリュアレを見て、嬉しそうな表情を浮かべるノッブ。
視線を動かしてオオガミに向けると、マシュ達となにやら話しているが、おそらくこちらと同じであろう。
「食事が終わって、少しゆっくりしたら行くかの。ほれ、まずは腹を膨らませる所からじゃ。でなければ、遊び尽せもしないじゃろ?」
「それもそうね。じゃあ、しっかり食べるわよ」
「余もしっかり食べねばな」
「
「うむうむ。しっかり食べるのじゃぞ」
まるで保護者の様な役割になってきているノッブだが、本人は気付いていないので問題は無いだろう。
オオガミ達も、遠くから見ていてそう思うが、これは教えない方が良いのだと思うのだった。
「さて、じゃあ、儂はマスターを誘いに行ってくるぞ」
「私も行くわ」
「ふむ……なら、食べ終わってからでも良いか」
ノッブはそう言うと、エウリュアレ達と共に食べ始めるのだった。
今回のイベントのエウリュアレ様はお菓子を食べるよりも、遊ぶ方に重点を置く感じなのです。つまり可愛いのです。よって、レベル100に至ったのだった。
可愛いは正義!!(正体不明のハイテンション)