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第二話
第三話
第四話
それではお楽しみください!
「とりあえず、二人とも退いてくれるとありがたいんだけど……」
そう言って、正面にいる朱色の髪をした少女を見ながら、上に乗っているエウリュアレとラムダにお願いをする。
* * *
事の発端は数時間前の事。
マイルームに通信が来て、ロリンチちゃんにバイタルがおかしいと言われたときに、メルトが違うメルトに変わっていたことが始まりだった。
とりあえずロリンチちゃんと勝手について来たノッブをマイルームに連れて戻ると、知らないメルトはどこかに行こうとしていたようで、話している間も心ここにあらずといった様子だった。
そしてバイタルのおかしい点を聞いているときにメルトは流体になって消え、探して見つけたと同時に食堂に向かって駆け出した。
追っている途中で、これまた知らないリップが向かってきて、BBからの伝言があるという。
そこでマスターという言葉を聞いて、即座にこの現象の犯人を二人に絞る。
そして、向かった先の食堂にいたのは、今目の前にいる朱色の髪をした少女。なにやら歌を歌っているようなのだが、その光景はまるで固有結界のようで、海底を想起するようなものだった。
そして突如としてBBが現れ、今に至る。
* * *
「全く。情けないわね、この程度でへばるなんて」
「私まで潰されているのは遺憾なのだけど」
「あら、それはごめんなさいね」
そう言って、素直に退くエウリュアレ。続いてラムダも起き上がり、解放されたオオガミも立ち上がる。
「さてと……まずは挨拶かな。俺はオオガミ。よろしく」
「私はアオイ。よろしくね。それにしても、私と違ってずいぶんと落ち着いてるね」
「まぁ、こういうことは少なくはないし、何よりもエウリュアレとメルト……いや、ラムダがいるからね」
そう言って、朱色の髪の少女改め、アオイの隣にいるメルトに一瞬だけ視線を向ける。
同時に背後から二つの殺気を感じて振り向くが、エウリュアレもラムダも、いつにないくらいいい笑顔をしていた。
「どうかした?」
「あ、あぁ、いや、何でもない。それより、そっちのBBがさっき鬼ごっこをしているメンバーを召集してた気がするんだけど……」
そう言うと同時に、複数の足音が聞こえ、即座にオオガミは壁際まで距離を取る。
直後部屋に入ってきたのは、マルタ、楊貴妃、マシュ、そしてエルキドゥの四人。
だが、その全員がこちらに驚いているようですぐさま臨戦態勢になる。
しかし、アオイが四人の前に出て、
「ちょ、ストップストップ! 敵じゃないから!」
「そ、そうなんですか? てっきり侵入者かと……」
「まぁ、カルデアの中に侵入されてると言えば確かにそうなんだけど」
「よし。とりあえず拘束しようか」
「ダメ! ダメだからねエルキドゥ!」
そう言って必死に止めようとしているアオイを見ながら、オオガミは、
「抵抗したいけどここには神性しかいなくて詰みですね」
「ふふっ。残念ねオオガミ。あなたの旅路、ここで終わりみたいよ?」
「そんな理不尽許すわけないわ。それに、拘束されなければいいんだもの」
「あの鎖、流体化しても無駄だと思うのだけど」
「……さよならオオガミ」
「ラムダまで諦めたら本気で詰みじゃんね!」
何かを察したような顔で見てくる二人に、半泣きになるオオガミ。
そして、諦めたように両手を上げると、
「はい、降伏。拘束でも何でもいいけど、せめてそこのBBの話を聞いてからでも遅くはないと思うな」
そう言って、エルキドゥの拘束を甘んじて受けるのだった。
* * *
「というわけなんです」
「ふむ。つまり、彼らは被害者なわけか」
「そういうことになりますね。ですので、皆さんには出来るだけ無傷で水着の私を捕まえて欲しいと言いますか、最悪放っておいてくれて構わないです。お願いしますね」
「ま、しょうがないわね。抵抗が激しいから無傷って訳にはいかないし、今回は逃がしてあげるわ」
「僕も、調節は得意じゃないからね。うっかり絞めすぎると良くないだろうし」
「私は水着のBBを燃やしたいから、ダメかな……ごめんなさいご主人様。お役に立てなくて」
「いやいや、燃やさないでいてくれるだけでありがたいし……マシュは?」
解散していく水着BB討伐隊の中で、マシュだけが残ったことを不思議に思い、聞くアオイ。
すると、マシュは若干不機嫌そうな顔で、
「水着BBさんよりも、こちらの方々の方が気になるので。何よりも、先輩に何かあったらと考えると、一応一緒にいた方がいいかな、と思いまして。並行世界のカルデアの方々と言われても、実際は不審者に変わりはないですから」
「あ、うん。そうだよね……」
そう言って、現状を理解するアオイ。
オオガミはと言えば、エウリュアレと何かを話しているようだった。
「ともかく、あの三人がこっちに来たのも私たちが向こうに行ったのも水着BBが主犯だから。それまではカルデアを案内するとか、そういう感じで。良い?」
「はい、センパイはそれでお願いします。その間に私は水着の私を捕まえてきますね。メルトも来ます?」
「まさか。行くわけないでしょ? むしろマシュを連れていった方がいいんじゃないのかしら」
「要らないですよ。一人でも出来ますし」
「じゃあさっさと行きなさい。こっちにいる時間が長ければ長いほど、互いにとって良くないでしょう?」
「まぁ、何が起こるかわかりませんし。何より、強制的に連れてきているから向こうはレイシフトじゃないですから」
そう言うBBに、アオイたち三人は首をかしげると、
「それって、普段のレイシフトみたいに存在証明がされてないから、このままだと消滅しちゃうってこと?」
「そうですね。一応こっちで存在証明を行っているんですが、いつ消滅するかも分からないので早くしたいところです。まったく……中途半端な物を運用しないで欲しいです」
「あはは……とにかく、水着BBを捕まえるまで一緒にいればいいんだよね?」
「はい。よろしくお願いしますね」
そう言って、にこやかに笑うBB。
アオイはため息を吐くと、
「それじゃ、カルデア内を案内していくとしようか」
「案内って言っても、そんなに変わらないでしょ」
「並行世界のカルデアと違うところ……どこでしょうか……」
そんなことを話しながら、オオガミたちに声をかける。
* * *
「カラオケルームかぁ……この発想はなかったなぁ……」
デカデカと主張するカラオケルームに、少し目を輝かせるオオガミ。
それを見てアオイは、
「中も見ていく?」
「見る見る。って言っても、歌わないんだけどね」
「えっ、そうなの? 一応部屋代取られるよ?」
「QPは余ってるからそれくらいは。一時間一億QPとかだったらやめるけど」
「流石にそこまで法外じゃないよ……たぶん」
そう言いながら部屋を取ろうとして、
「とりあえず大部屋を……ってあれ、全部埋まってるじゃん……四人部屋は空いているみたいだけど、どうしようか」
「う~ん、内装を見たいだけだからなぁ……デザインとか参考にしたいし」
「何の参考?」
「そりゃ、帰ってからこういうの作りたいし。というか、作らせる」
「作らせるって……そんなこと出来るの?」
「まぁね。こっちのBBとノッブは領域外の超科学物体を作るから。魔力駆動式だから純科学じゃないって言ってるけど、どうだか……でもまぁ、イメージ的にはヘルタースケルターみたいなやつだし、出来ないこともないのかな……」
「なんだか専門的な話になってきたかな……?」
「いやいや。そんなこと無いって。聞いてる感じ、そっちの水着BBとそんな変わらないんじゃない? 話を聞いていた感じ、アオイが来た原因みたいだし」
「そう、なのかなぁ……どうなんだろうね」
「うん。まぁ、こっちはそんなに物騒なものを作っては……作って……」
だんだんと声が小さくなっていくオオガミに、首をかしげるアオイ。
そして、オオガミは若干遠い目をしながら、
「ワープホール装置とか作ってた気がするなぁ……」
「それどう考えても超物騒案件じゃないの?」
「運用される前にBB自身がゲートを作れるようになったから封印されているはず……されていて欲しい……」
「希望的観測だ……」
「まぁ、そう言うこともあるってことで。うん。こっちの方が物騒かもしれない」
そう言っていると、二人の間にするりと割って入ったエウリュアレが、にっこりと微笑みながら、
「ねぇ二人とも? 入るのか入らないのか早めに決めて欲しいのだけど」
「ごめんなさいエウリュアレ様さっさと入ろうそうしよう」
「メンバーはどうするつもりなのかしら」
「俺とアオイは確定だけど、メルトとラムダを一緒にするのはどうかと思うんだけどどうしますか」
「じゃあ私と向こうのメルトが外。他が中よ。行ってらっしゃい?」
「ということでよろしく」
「え、あ、うん、わかった」
怒涛の勢いに、何がなにやら分からないまま了承するアオイ。
分けられたメルトは不満そうだったが、エウリュアレは微笑みながら、
「まぁ、あなたからすれば私と一緒というのは嫌でしょうけど、こちらのマスターは、歌わないと言ったからには本当に歌わないでしょうし、さっきの調子からして部屋の時間全部使って話し合いしているもの。絶対退屈よ?」
「別に、私は構わないのだけど。そっちの私は大丈夫なのかしら」
「別に、聞いているだけでも苦じゃない子だから。それに、私があなたと話したいの。ダメかしら」
「……マシュ。護衛は任せたわよ」
「はい! お任せください!」
そう言って、メルトとエウリュアレを置いて四人は部屋に向かうのだった。
* * *
「ふむふむ。これはいい感じの部屋だ……」
およそありふれているであろうカラオケルームの一室。
だが、オオガミは珍しそうに、もしくは懐かしそうに部屋を隅々まで見ていた。
その様子を見て、アオイは首をかしげながら、
「いい感じって、デザインが? それとも機能が?」
「どちらかというとデザイン。まぁ、普通のカラオケルームって言われたら確かにそうなんだけど、所々魔術が仕込まれていたりしてるんだろうし、監視カメラが見えないって言うのも流石だよね」
「監視カメラ?」
「うん。まぁ、正確には防犯カメラとか言った方がいいんだろうけど。目的はまぁ、色々あるんだろうけどね。これ以上暴くのは面白味に欠けると思うし、ここらへんで考察はやめておくとしよう」
「すごい気になるんだけど……その防犯カメラってどこにあるの?」
「それはちょっと言えないかなぁ……見つけたのはラムダだし」
「ふん。ただ単にBBの視線を感じるって言っただけでそこまでわかるなら別に聞かなくても分かったでしょうに」
「そんなこと無いと思うけどなぁ……こっちは感知が出来るほど魔術に長けている訳じゃないし」
「……そう言うことにしておくわ」
そう言って、顔を背けるラムダ。
オオガミは苦笑しながら、
「とにかく、悪いものではないと思うから教えるつもりはないよ」
「残念。聞き出せたら良かったんだけどね」
「まぁ、逆の立場だったら意地でも吐かせるけども」
「こっわ。何されるわけ?」
「そりゃもちろん、サクふわクロワッサンにカリカリのベーコンを添えてね」
「そんな、ゴッフ所長みたいなことをするんだね?」
「熱々コッテリカルボナーラの方がお好み?」
「あ~~、どっちも食べたい!」
「でも残念なことに俺が作れるのはおかし限定なんだよね。難しいやつじゃなければ大概は作れるよ」
「それはあれかな? 作ってくれる感じのやつかな?」
「機会があったらね。まぁ、作ったとして食べられるかは別だけど」
「競争率が高いの?」
「作って一時間も経たずに消えるくらいには」
「大人気じゃん……そんなに美味しいの?」
「どうなんだろうね。個人的にはエミヤに負けてる気がするんだけど……どちらかというと珍しさの方が勝ってるのかもしれない」
「それもそっか。マスターがお菓子を作るとか普通無いもんね」
「それを言ったら英霊に家事をさせているわけですけども」
「この話題はこれ以上踏み込まない方が得策だね?」
「とんでもないことをやらせている事実に気づいちゃうからね」
そう言って笑う二人に、マシュとラムダはため息を吐く。
すると、オオガミは思い出したように、
「そういえばさ、マシュと仲はいいの?」
「ん? 見ての通りバッチリだよ。っていうか、そっちは違うわけ?」
「どうなんだろうね。最近殴る威力が上がってきてるし。これは信頼かな……?」
「待って。殴られてるって何? マシュに何があったの?」
「ん~……ガチャをしてるくらい? まぁ、石を貯めようとしないでサクッと使うのが悪いって言うのは自覚しているんだけども」
「ふむふむ……つまりそれって石を貯めようとしないで使うことに怒ってるってこと?」
「そういうこと。なんだかんだ優しい理由だし、嫌われてはないと思うんだけど」
「……誰がどう見ても嫌われてないよ」
「やっぱり?」
「うんうん。むしろ好かれてるって。というか、よく愛想着かされないよね」
「本当にね。殴ってくれている間ならまだ引き返せるかもしれない」
「そうねぇ……最近はあなたが死なないギリギリのラインを探しているみたいだけど、大丈夫なんじゃないかしら」
「う~ん、どうやら詰んでいたみたいだ」
「ご臨終ですね……」
なむなむ。と手を合わせるアオイに、オオガミは頬をひきつらせるのだった。
* * *
「あら、案外早いのね」
「はい。捕まえるだけなら問題ないですし。それに、恥はさっさと取っ払うに限りますし」
カラオケルームの前でそう言うBBに、エウリュアレは頷きながら、
「それもそうね。じゃあメルト。楽しかったわ、また話しましょうね」
「出来ればもうこれっきりにして欲しいのだけど」
微笑むエウリュアレに、嫌そうな顔をするメルト。
そんな三人のもとに、オオガミとアオイたちが戻ってくる。
「あれ、もう終わり?」
「この部屋だけで終わりかぁ……いや、収穫はあったけども」
「そうですね。これ以上の存在証明は疲れますし」
「そっかぁ……まぁ、仕方ないか」
アッサリと探索を諦めるオオガミに、アオイは首をかしげると、
「てっきりごねるかと思ってたんだけど。意外だね?」
「まぁ、良くも悪くも万能移動法の使い手がいるし」
「万能移動法……先輩。何故か私知っている気がするんですが」
「なんとなく嫌な予感がするよね」
「私たちが知っているものかしらね……」
オオガミの言葉にどことなく苦い顔をする三人だったが、BBは困ったような顔で、
「ちゃんと帰れるやつですか? それならそれでいいですけど、そうするとこれ、どう処理しましょうか……」
「これって……なにそれ」
BBに差し出されたのは、サッカーボール程の大きさの、薄い藍色の物体が二つ。。
どちらにもいくつかの入力項目と不穏なBマークのボタンが付いており、怪しさは特大レベルだった。
「これはですね、【何処でもレイシフト君】です。って言っても、欠陥品なのでそんなに使えないので注意してください」
「それBBが作ってたわけ?」
「まぁ、そんなところです。それで、まぁ、これを使って帰ってもらう予定だったんですけど、使わなそうなんであげちゃいます。要らないですし」
「すごいね、あからさまな危険物を記念品みたいに渡すの。今度こっちに来る機会があったらこっちからも危険物を渡しておくよ」
「そう言うのは受け取り拒否だよ」
「残念。まぁ、こっちは受け取り可なので。ありがたく貰っておくね。それじゃ、帰るとしようかな。アビー?」
すると、突如としてオオガミの隣に門が開き、そこからアビゲイルが飛び出してくる。
「ようやく繋がったわ! お待たせマスター! エウリュアレさん! それにメルトさ……あれ、二人いる?」
「えぇ、まぁ、そうなるわね」
「ふふっ、アビーにはどっちが私たちのメルトか分かるかしら」
「エウリュアレ、どうしてそんな試すようなことを……」
「だってその方が楽しいでしょ?」
「いや全く分からないけども。この爆弾抱えてる状態だと洒落にならないんですけど」
「それはあなたが勝手に受け取ったんでしょ」
「ごもっともです」
そう言って、少し落ち込むオオガミと、楽しそうに笑うエウリュアレ。
そんな中ずっとメルトとラムダを見比べていたアビゲイルは、
「こっちが私たちのメルトさんね!」
「あら、もう見つかったの?」
「置いて帰られても困るのだけど」
「置いていかれる可能性は考えなかったわね……」
しっかりとラムダの手を引いて戻ってきたアビゲイルの頭を撫でるエウリュアレ。
ラムダはため息を吐き、アビゲイルに門を開かせると、
「それなりに楽しめたわ、もう会わないかもしれないけど。じゃあね」
「あれ、もうお別れの場面なの? 私来たばかりなのだけど……」
「またそのうち行く機会があったら今度は最初から呼ぶわ。それじゃあ、私も戻るわね。じゃあ、またいつか会いましょう?」
そう言って、ラムダとエウリュアレは先に戻る。
一足遅れてオオガミが、
「貰ったこれ、改良して返すかもしれないから覚悟しておいてね」
「なんで自分で爆弾って言っておいて返そうとするんですか!」
「でも改良して貰ったら向こうに行き放題ってことじゃ?」
「それ私が大変なんですが!」
「あはは。冗談冗談」
「本当にやりかねないのだけど……」
「先輩。その時は是非私も!」
そう言って話す四人を見て、オオガミは、
「それじゃ、また会えると信じて。じゃあね」
「今度は遊びに来るわね!」
そう言って、オオガミとアビゲイルは帰っていくのだった。
* * *
「ほ~……コレがその【何処でもレイシフト君】ねぇ……なるほど。確かにこれは面白いのぅ」
「複製できるの?」
「う~む、複製なら3日くらいかのぅ……と言っても、量産は出来んが。BB。お主としてはどう見る」
帰ってきて早々【何処でもレイシフト君】を渡され、目を輝かせながら分析するノッブ。
BBも同じく目を輝かせながら、
「これたぶんカルデアスシステムだけを組み込んでいるんで、このサイズにすると耐久力が足りないから単発しか出来ないってことだろうと思うんですよ。でもハードを補強すればいいので、ここで秦で手に入れた装甲とかを使えば軽減できるのと、以前作ろうとしてた門の技術を組み込めば門を使っての移動というのに切り替えられて消費コストも削減が狙えるはずです!」
「よし、取りかかるか!」
「任せてください一週間で完成させますとも!」
そう言って、二人は張り切るのだった。
ふ、ふふふ……この【何処でもレイシフト君】、使い道多いけどそれはまた何処かのコラボ回で使うんだ……あるか分かんないですけど。
しかしまぁ、コラボやって改めてアビートラベル万能過ぎると気付きましたね……やはり神話生物は強すぎる……
それに、コラボもそこまで大変ではないと思ったのも気付けたことの一つですね。カルデアってわりと自由に出来る……
向日 葵様! 今回は楽しいコラボをありがとうございました! いつか機会があればまたよろしくお願い致します!