石の貯蔵……無くなったよ……(メイドさんが来て欲しかったんです!)
「先輩。石の貯蔵庫が空っぽなんですが、知ってますか?」
「えぇ、もちろん。全部溶かしたもの」
「……何してるんですか。もう召喚出来ないじゃないですか」
「まぁ……今回のイベントは縁が無かったって事で」
「あれだけ配られたのに、どうして使っちゃうんですか……」
「仕方ないでしょ。あったら使いたくなっちゃうもの」
オオガミのその言葉にマシュは満面の笑みを浮かべるが、明らかにその笑みは笑っていなかった。
「先輩。しばらく貯蔵庫に入らないでくださいね」
「あっ。はい……すいません……もうしばらく大人しくしときます……」
「はい。そうしてください」
マシュに言われたら流石に逆らえないオオガミ。正座をしてそう言う。
「それで、最近私は留守番なんですけど、皆さん大丈夫そうですか?」
「ん? そりゃもちろん。皆自由に暴れてるよ」
「暴れて……あの、本当に大丈夫なんですか?」
「うん。周りに被害は出てないから大丈夫だよ。まぁ、マシュには高難易度の時に頑張ってもらうけどね」
「で、ですよね。はい、頑張ります」
高難易度マシュ無しは我がカルデアにおいて現状不可能なので、これからも難易度の高い所ではマシュが出撃する予定だったりする。
「ねぇ……ふと思ったんだけどさ……」
「どうしたんですか?」
「脱獄で、穴を掘ってるわけでしょ? で、見た感じずっと穴の中にいるように見えるんだけど、どうやって看守の目を誤魔化してるんだろう……」
「…………えっと……イシュタルさんが何とかしてくれてるんじゃないでしょうか?」
「なるほど……」
苦し紛れの言い訳だが、どうやら納得してくれたようなので良しとする。
「そういえばイシュタルで思ったんだけど、あんなかわいい人形にイシュタルがなれるなら、つまりエウリュアレもあんなことが出来るんじゃないだろうか……!!」
「あの、そんなこと頼んだら射られるんじゃ……」
「矢が刺さったくらいで変化してくれるなら一向に構わないね!」
「なんでそんな目が本気なんですか…!」
「やりたいことは全力で、だよ!」
「エウリュアレさんを人形サイズに小さくするのがやりたいこととか、正直どうかと思うんですけど!」
「どうして言葉を悪くするのかな! 人形を愛でるだけでどうしてそんな罵倒されねばならぬのか!」
「仲間を人形に変えて愛でようとしてるからじゃないですか!?」
「そんなバカな!!」
明らかに、エウリュアレにそんなことを願ったら死ぬまで射続けられるだろうが、オオガミはとりあえず挑戦だけはするつもりだったりする。
「さて……じゃあ、脱出の手伝いに戻ろうか。二部は案外楽にアイテムが集まりそうだし」
「はい。精一杯サポートしますよ。先輩」
ふっふっふ。ちゃんと爆死しましたよ。えぇもちろん。きれいに爆死です。
なんで、復刻を待とうかと思いました。これは、ダメだ。ダメージがでかすぎたんだ……
とりあえず、ネロ様に癒されてきます。スキルのセリフの時に言う子供っぽい発言好きよ。皇帝がそれで良いんですかと一瞬思ったけど。