「さて……世間は今、マーリンピックアップで騒いでいますが、正直QPが無いので育成もなにもありません。という事で、年末に大イベントしたいんですが協力してくれるよね!?」
「話の関連性が全く見えんが、乗った!」
「とりあえず参加しますよ! 絶対面白そうですし!」
「もしかして、私は小道具担当かしら。まぁ、別に良いんですけどね」
オオガミの何か企んでいるような言葉に、しかし楽しそうに笑うノッブとBB。メディアは小道具担当になるのを察し、早々に諦めていた。
「で、肝心の企画内容はなんじゃ? 年末という事は、何か考えておるんじゃろう?」
「もしかして、あれです? 年末恒例と言われていた、あの伝説の番組ですか!?」
「……儂、覚えがあるんじゃが。とりあえずハリセンでも用意しておくべきか」
「とにかく笑えるネタを用意すればいいんですよね! 任せてください!!」
「やだ……この二人、察しが良すぎるんだけど……」
もはや何も言わずともやりそうな勢いの二人に、若干気圧されるオオガミ。
彼女たちは一体どこへ向かうのか。そのうち漫才をやっていそうなので、この二人を見守っている方が面白いのではないだろうか。と一瞬思ってしまうのも、無理はないだろう。
「さて、詳細内容に移ろうではないかマスター。舞台はシミュレーターを使うのか?」
「そうだね……カルデアをそのまま使うわけにはいかないし、改造した後に直すのは中々骨が折れるみたいだしね」
「……おぅマスター。今一瞬儂らを見て苦笑いになったのはなんでじゃ? 確かに儂らは改造したあと直すのに苦労しておったけども!」
「完全に理由分かってるのに聞くのは一体どういうことなの!?」
「それはそれ、これはこれじゃ。儂らが別に何でも無さそうに言ってたらシミュレーター使わないつもりじゃったろ!!」
「なぜばれた……!! ノッブ……さては心を読んだな……!?」
「見ればわかるわ!! お主分かりやすいからな!!」
「そんなバカな……!!」
「センパイ、今更です」
「そんなわかりやすいか……!!」
衝撃の事実と言わんがばかりの表情で驚くオオガミ。
そう言うところだよ。と突っ込みたいノッブとBBだったが、あえてここは黙って置く。
「それで、ほとんど何も決まっていないみたいだけど、どうするの?」
「あぁ、そうそう。内容ね。実はそんなに考えてない!!」
「よしマスター。首を出せ。すっ飛ばしてやる」
「無策で突然イベントとか、無謀です。ぶっ飛ばしますよ?」
「二人が怖いよ!?」
「まぁ、冗談じゃが……それでどうするつもりだったんじゃよ……」
「えっと……お題箱を活用しようかと」
「それ、儂らを呼ぶ必要あったか……?」
「あるよ。三人は裏方部隊だし。仕掛けられる側は5人だけど、そのメンバーも決まってないから、先に必要な仕掛ける側だけは決めておこうかと。三人なら誰が相手でもやってくれそう」
「む……信頼されているなら応えるしかないな! 儂に任せよ!!」
「ノッブだけじゃなくて、BBちゃんにもお任せを!!」
「私、必要あるかしら……まぁ、頼まれたことはするわ」
「お願いね!! という事で、お題箱に書き足してくるね!!」
そう言うと、オオガミは部屋を出て行くのだった。
突発的に思いついちゃったんだから仕方ないです。
あ、本当に募集はしますよ。こういうのをこの鯖がやってほしい的なのがあったら活動報告のお題箱にお願いします。新規に作るわけじゃないので、既存のお題箱を流用で。
舞台も考えねば……安直にカルデアでいいのかな……?