「うわああぁぁぁぁぁ!! 下姉さまお許しください!! 上姉さまのスキルレベルが6,6,7で終わっちゃいましたぁぁぁぁ!!!」
「馬鹿言うんじゃないわよ!! 蛇の宝玉が足りないだけなら周回するわよ!!」
「うひゃあああぁぁぁ!! 女神さまがやる気だぁぁぁぁ!!!」
「
「お姉さまが来てからあんな感じですよ」
「そう……私も混ざって来ましょうか」
「……行ってらっしゃいませ」
「何言ってるの。貴女も行くのよ、メドゥーサ」
「えっ……?」
本気で叫びつつ周回しに行くオオガミとエウリュアレ。ちなみに、エウリュアレは編成に入らずについて行っているだけである。
そして、新たにやってきたステンノと、最近連れまわされ始めた槍メドゥーサは周回編成に入っており、後方で待機しているだけだ。
エウリュアレと共にアガルタに突撃していくオオガミと、楽しそうについて行くステンノと引きずられるメドゥーサ。そんな4人を見ている人物たちがいるのだった。
「……何となく、儂は最近忘れられてる様な気がしてきた」
「余も同じ気分なのだが」
「吾はちょっと襲撃してくる」
「あっ!!
「エリザが行くなら儂らも行くか?」
「あまりマスターに負担をかけるのは良くないだろう。エリザも捕まえて引き留めるぞ」
「むぅ……相性不利なんじゃけどなぁ……」
最近静かにしていたノッブ達は、珍しく休憩室で話していたのだった。
当然、オオガミについて行こうとした茨木とエリザは全力で阻止され、引きずり戻されるのだった。
「ぐぬぬ……吾が捕まるとは……」
「まぁ、流石に銃弾の雨に晒されながらネロを避けるのは至極困難じゃろ」
「仕切り直しを使われたら少し厄介ではあったが、皇帝特権でゴリ押しすれば何とかなるか」
「というか、ネロもファンネルを使えばもっと楽になるかもしれんがな」
「アレはあくまでも夏仕様だ。一年中水着は流石に寒いであろう?」
「水着しか持ってない奴らにそれを言うのは酷というものじゃろ……」
これからの季節、どんどん寒くなっていくので水着鯖にはなんとか温かくしてほしいものだ。
と、そんなタイミングで休憩室に入ってくる人物が一人。
「やぁ、花のお兄さん事マーリンさんだ。皆元気かい?」
「……色濃いのが来たのぅ……」
「う、むぅ? どこかで見たような……うぅむ……なんというか、何となく殴ってみたいような気がしないでもない」
「おいマーリンとやら。とりあえず一発殴らせろ」
「怖い怖い。何ここ物騒なんだけど。どうして入って数秒で変な目で見られたと思ったら殴られることになってるのかなっ!?」
「当然、お主の人柄が原因じゃろ」
ほぼ瞬間的に敵意をむき出しにするような態度を取られたマーリンは頬を引きつらせていた。
なお、この二人はマーリンによる英雄作成による殲滅行為をまともに受けてしまった組と言うのがおおよその原因であろう。
「うぅむ……何かしたかなぁ……」
「まぁ、たまにそうやって荒ぶる時があるからな。諦めるが良い」
「なんてことだ。酷いね。僕は何も悪くないじゃないか」
「仕方あるまい。とりあえず、そこに座って諦めて殴られて置け」
「酷いね!? いや、中々理不尽だ」
ノッブの言葉に困惑するマーリン。
しかし、彼は逃げられる訳も無く、おとなしく座るのだった。
忘れ去られかけていたノッブ達を再登場させてステンノ様のシーンをちょっと保留したんですが、このままいくとステンノとエウリュアレがほとんど同じようなキャラになる様な……?
そして、エリちゃんの存在が薄れて行ったのは偶然ですね。仕方ないです。
あ、ステンノは悲しい事に素材不足でスキルレベルが上がりませんでした(死に顔