「さて、いい加減に自由組と風紀委員組、中立組の区切りをつけようか」
「……突然どうしたんじゃ。マスター」
「あれでしょ? 昨日、エルキドゥと
「まぁ、そんな所。ってことで、これが霊基一覧だよ」
自然と霊基一覧をコピーした紙を広げたオオガミ。
ノッブ達はそれを見つつ、パッと見で分かるのを指差しつつ言っていく。
「まず、儂こと信長。んで、エウリュアレもこっち側じゃろ? それと、ネロじゃ」
「
「あら。私がこっちなんだから、
「ステンノはともかく、メドゥーサは強制なんだね……なむなむ」
「とまぁ、これにお主――――マスターを含んだ9人が自由組代表じゃろ」
ノッブの言葉で、今出た8人の霊基と、ついでにマスターの名前を黒で丸を付ける。
次は風紀委員組。ノッブは少し考えた後、
「まず、代表としてエルキドゥ。で、次に巌窟王じゃな。あの二人は良く一緒におるし」
「マルタもあっち側よね。エミヤは?」
「あんまり動いてるようには見えないけど、変なことしてると地味な嫌がらせ受けるからあっち側だね。あ、土方さんもいるよ」
「頼光もいるわね。このくらいかしら?」
「……考えると、案外少ないね。6人?」
「……エルキドゥが三人分くらいあるわよ」
「うわぁ……こわぁ……」
そんなことを言い合いながら、今言っていた6人を白で丸を付ける。
「さて、じゃあ最後は中立だね。まず代表としてマシュだよ」
「……ねぇ、そもそも中立って、どちらにも属さないんだから、どっちにも書かれなかったサーヴァント全員なんじゃないのかしら?」
「……あれ。じゃあ、考える必要は無い……?」
「そう……じゃな」
「それもそうね。というか、どうしてそれに気付けなかったのかしら……?」
考えるも、当然答えは出ない。
仕方ないので、残りの思いつく人物を挙げる。
「あ、自由組にBBじゃ。あれも儂と同じじゃった」
「これ、人数的に有利なのって私たちの方よね?」
「……エルキドゥが人数差とは一体っていう性能だからじゃないかな?」
「なるほどね。あ、メイドオルタは風紀委員組ね。あのメイドはちょっと怖いわ」
「やっぱりこう見ると、戦力差偏ってるわねぇ……あ、ナーサリーとバニヤンはこっちよ。あの二人は中立じゃないし」
「まぁ、自由だよね。子供特有の。じゃあ、茶々もこっち?」
「うむ。っと、まぁ、こんな感じかの?」
「かな。よしよし。じゃあ、これで対策を練れるわけだ……って、この場合中立の扱いってどうすれば良いの? 敵? 味方?」
「そりゃ敵じゃろ。最悪の事を想定しながら戦うんじゃよマスター」
「そうね。っていうか、結局自由組が12人の、風紀委員組が7人っていう差が出来てるわよ……」
丸を付けたのを見つつ、エウリュアレがそう呟く。
オオガミはそれを聞いて安心するどころか、むしろ頬を引きつらせながら、
「これでまだ勝てるかどうかが怪しいとか、向こうの威圧感半端ないよねこれ……」
「……まぁ、何とかなるわよ。子犬がいるしね!」
「あ、霊基変動とか考えると、こっちは14人ね」
「ネロ様とエリちゃんの変動だね。ただ、それでもいけるかな……」
「まぁ、そのための対策会議じゃよマスター。何とかなるじゃろ」
不安そうなオオガミに、ノッブは笑いながら答えるのだった。
やろうと思った事はすぐにやらないと忘れるという事実に気付いたので書きましたよ。という事で、早見表は↓
『自由組』
オオガミ
エウリュアレ
ノッブ
ネロ(ブライド&術)
エリザベート(槍&剣)
バラキー
ステンノ
メドゥーサ(ランサー&ライダー)
BB
ナーサリー
バニヤン
『風紀委員組』
エルキドゥ
巌窟王
マルタ
土方
頼光
エミヤ
メイドオルタ
『中立』
マシュ
ホームズ
パッションリップ
ドレイク
鈴鹿御前
マーリン
玉藻
ニトクリス
ヘラクレス
エルバサ
デオン
etc.
徐々に追加していっていたので、あれ、おかしくね? とか、このサーヴァントはこっちじゃね? というのがありましたら突っ込んで下さい。