「して、ピラミッドか……いつ行くんじゃ?」
「この前の復刻ハロウィンのバラキーみたいな事言ってるんじゃないよノッブ」
「なんでノッブだけ連れて来たのよ。というか、ランサーの
「休憩入ってます。昨日働いてもらったんで」
すでにピラミッド内にもかかわらずそんな会話をする三人。ランエリには昨日膝枕をしばらくしてもらっていたので、気分的に顔を合わせ辛いので一回お帰り頂いた。暇そうにしていたので、別に大丈夫だろう。
「しかし、なぜ儂なんじゃ? 連れて行けと叫んではおったが、別段NP効率も良くないし、全体でも火力は少ないじゃろ?」
「いやぁ、それがさぁ。敵が神性持ちの騎乗持ちだよ? NPさえ何とかすれば明らかにノッブの運用が一番なんだよ」
「マジか。儂驚き何じゃが……まぁ、マスターがそれでいいのならそれでいいんじゃが。うまく扱うとよい。マスター」
「当然。扱いにくい第六天魔王様だけど、何とかしてみせるとも」
「そう言うところが本当に儂のマスターっぽいんじゃよなぁ……よくもまぁ頑張るもんじゃ」
「ちょっとめちゃくちゃ馬鹿にされてる感じ。一体俺が何をしたというのか」
この、めちゃくちゃかっこいい事を言ってる雰囲気なのに、どこか残念な感じが全開なのが、オオガミである。
しかし、現在一向に攻略が進まないのは、いつもの事だと済ませて良いものか。
「ミッション、47までしか進んでおらぬではないか。このペースで終わるのか?」
「そうよ、子イヌ。アイテム交換もほとんど終わってないし、実は結構不味いんじゃないの?」
「うぐっ、それは、そうだけども……な、何とかなるよ!! 時間はまだあるしね!!」
「まぁ、確かに来週まであるが……しかしマスター。いつもの事じゃが、終わると思っておるのか?」
「……り、林檎を使えばあるいは!!」
「頑張るのよ子イヌ!! 応援しているわ!!」
「いや、エリちゃんは応援するだけじゃなくて戦うんだからね!?」
「えっ? それは当然じゃない。勇者は戦ってこそ勇者よ。サブメンバーで引きこもってるのなんて、柄じゃないわ!!」
「なんじゃ。今日のエリザは意外と好戦的じゃのぅ」
「そう? いつもと同じように思うけどね?」
「うぅむ、そう言われるとそんなような感じもするが……どうなんじゃろ?」
「別にどっちだっていいじゃない。
「勇者の口から暴れたいという言葉が出てくるという驚き……」
「まぁ、エリザじゃし」
グッと気合を入れるエリザを見て、こちらも頑張らないとな。と思う二人。
アイテムはそろっていないので、三人はピラミッド内を散策するのだった。
いやぁ……終わる気がしませんね!! ミッションが終わらない!! りんごを食べないとダメじゃないですかコレ!!
いや、来週がまだ残ってますし、何とかなりますよね!! 頑張るぞい!