「ふははは!!! プレゼントに沈めぇ!!」
「私の宝具をなんだと思ってるんですかトナカイさん!!」
ジャンタが宝具を撃ってる最中にそんなことを言うオオガミに、全力で突っ込むジャンタ。
そんなジャンタに、オオガミはドヤ顔で、
「続くのは神槍!! エルキドゥだからプレゼントごと叩き潰すね!!」
「ど、どうしてプレゼントをそんな無下に!! いえ、確かにあの中に入ってるの、ほとんど全部凶器ですけど!!」
「物騒だなプレゼント!! でもまぁ、エルキドゥなら何とかしてくれる!!」
「信頼のしすぎもどうかと思うけどね。まぁ任せてくれ」
「私もですよね。あの人、地味に頑丈ですし」
宝具展開。鎖と共に突っ込むエルキドゥ。そして、それでも倒れないボスに対し、続くはメドゥーサの大連撃。
目から出る特大ビームに飲まれたボスは、そのまま消え去る。
「はぁ……全く。全然終わる気がしないね。昼間は遊んでいたみたいだからね」
「全くです。やる気があるようでないんですから……」
「トナカイさんは、やるって言いながらやらないパターンですよね。もう少しやる気を見せてもいいんじゃないかと」
「やる気があるのと、やりたいのは別だからね! 明日は時間があるから期限まで回すけどね!! 否応でも行くからね!」
「あぁ、そうだね。期待しないで待っていることにするよ。マスター」
「今は6000と少しくらいですから、頑張っても9000が限界なのでは?」
「やるやる詐欺はいけないと思います。という事で、来年は100箱越えていく感じで行きましょう」
「だから地味にジャンタの言葉が一番辛辣なのは何でなの!?」
無邪気ゆえの無慈悲な刃なのだった。当然、オオガミに抗う術はない。自分も納得していたりするからだ。
来年のネロ祭。あるとすればオオガミはきっと魔力枯渇と隣り合わせで戦うのだろう。きっと、たぶん、おそらく。
「まぁ、それはそれとして、今年は今年で頑張るんだからね!! 行くぞ皆!!」
「マスターのやる気と魔力が続く間は頑張ろうとも。任せてくれマスター」
「ジャンタはあんな人にならない様に気を付けてくださいね」
「反面教師として見れば良いんですね。分かりました!!」
「ちょ、何言ってるのさメドゥーサ!! まるでダメ人間みたいに言わないで!?」
「大体あってると思うのですが」
「そうだけども!!」
「自分でも分かっているのなら、治す努力をしてみたらどうなんだい?」
「頑張ってるけども……!! 頑張ってるけども……!!」
今日も辛辣な彼らに、半泣きなオオガミ。
そんな事を言いながら、四人は再度クエストに突撃する。
うぅむ、一日3000。終わる気しないですねこれ。
まぁ、期限いっぱいまで頑張りますけどね。