今日のカルデア   作:大神 龍

369 / 1263
 アナスタシア、ネタバレ注意


永久凍土帝国アナスタシア
皆呼べない……ダメだこれ(ま、まだ始まったばかりですから……!!!)


「くそぅ、くそぅ!! ついに召喚かと思たら出来ねぇじゃねぇかチクショウ!!」

「諦めてください先輩。夢の中では美味しいものを食べられたじゃないですか……!!」

「くそぅ、レーションも限界とか意味分からんし……ゲテモノでも食べれば栄養……!!」

「円卓ソウルです、円卓ソウル。どんなお肉にも怖気ずに行きましょう……」

 

 魔獣肉。とはいえど、既にワイバーン肉やゲイザー肉を食べているのだ。今更毒があるくらいで倒れる様なモノでもない。

 しかし、いい加減少しは普通の肉を食べたいものだ。

 

「ぐぬぬ……個室なのは嬉しいけど、帰れてないんだから関係ないんじゃないかな……!!」

「仕方ないです。というより、帰っても意味ないですよ。レーションも限界ですし」

「レーション……レーションなぁ……なんかもう、レーション食べるくらいなら魔物肉食ってる方が良い気がしてくるよね……」

「先輩……その発言は一周回って危ないんですけど……」

「フフッ……円卓ソウルってやつだよ……」

「ゲテモノ食べる精神ってやつですね……」

 

 某銀の腕の騎士のおかげで、円卓はゲテモノでも平然と食べるという謎理論が出来上がっており、つまり円卓ソウルとは、ゲテモノでも何でも食べ尽す精神というわけだ。

 本人たちが聞いたら激怒ものだろう。

 それはそれとして、極寒の大地を歩くというのは大変な事で、大量の雪は体力を奪っていく。

 

「極地用装備とはいえ、雪に足を取られて体力を削られるのは辛かったね……」

「寒さと別に、辛い要素ですよね……」

「うん……まぁ、ゴーレムパワーで今は楽だけどね」

 

 雪をかき分けたり、乗せて運んでくれるゴーレム。

 強力なのだが、使っていてふと思うのは、このゴーレムが原因で戦闘になったりしないのだろうか。

 具体的には、反逆軍だとか、魔術師だとかの意味で。

 

「さて……大丈夫かな、この状況」

「そうですね……まぁ、戦闘限定でも皆さんが呼べるのはまだマシなんじゃないかと」

「まぁね……ただ、話し相手が少なくて辛いっていうのはある」

「それは、仕方ないです、先輩。私一人で我慢してください」

「ぐぅ……マシュだけでも十分と言えなくなってしまった自分が悲しい……!!」

「先輩の精神安定のためにも早く召喚できるようにしないとですね……」

 

 二人はそんなことを話しつつ、先へと進んでいくのだった。

 まだ極寒の特異点の旅は始まったばかり。あちらこちらへと進みつつ、彼らは次の目的地へと向かうのだった。




 アナスタシア引いたんじゃーー!!! 自慢したいのに作品に出せないんじゃチクショーーーーー!!!!!(吐血

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。