今日のカルデア   作:大神 龍

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※ イベントのネタバレがあるよ! 作者の個人的推理も入ってたりするので、気にしない方はどうぞ!!


虚月館殺人事件
謎解き、開始!!(まだ事件は起こってないんだよねぇ……)


 数々のミステリーは、数々の名探偵によって暴かれてきた。

 しかし、はたして巻き込まれたこのポンコツ体力バカで有名なアホマスターが謎を解決できるのかと言うと、大変難しい。

 

「……犯人は俺……?」

 

 こんなことを思った時点で、もう手遅れな気がしてくる。

 そも、まだ殺人事件が起こったわけではない。名誉毀損とか、傷害とか、子供のいたずらによるわりと大きな事件があったとしても、とりあえず事件は起こっていないのだ。

 

「マシュの書いてくれた図は有効活用したいけど、夢の中じゃ見られない。諦めて地道に解いていくしかないけど……起こってない事件の犯人を推理とか、中々斬新じゃない?」

 

 余計なことを考え始めるオオガミ。

 とはいえ、あの場にエウリュアレが混ざっているということは、かなりの美人か、極度の気分屋。最近苦労人のイメージが出てきているが、本来の彼女はそういう英霊だったはずだ。

 同様に、ステンノが反映されているという事は、二人の元になった人物はとてもよく似ていて、且つ美人。で、姉の方は冷酷と言うより、話していた感じ、きっと感情と理性を割り切れる人物なのだろう。

 

「ただ……新茶さんが採用されてる時点で、あの医者さんめっちゃ信用ならないんだけど……」

 

 個人的に主治医が気になって仕方がない。個人的に医者は何かを隠しているので、大体信用ならないのだ。

 信用ならない、という点では、曰く乗り移った対象であるこの体の持ち主が気絶する原因になっていたのは、あのメッフィーである。

 実際、とんでもない爆弾を主人公の頭にぶつけてくれたわけだ。ボールを頭に当てて、転倒させた上に階段から滑り落とすとは流石としか言いようがない。それに対して一切怒らないのもどうかと思うが。

 

「……そう言えば、ランスロットと頼光さんが夫婦って、どうなんだろ……」

 

 ランスロットは父親として最悪と言うイメージしかないのだが、実際のところ何をしたのかはあまり知らない。

 頼光も同じで、カルデアで超絶お母さんをしていた覚えしかないのだが、今回の役割は子供溺愛お母さんという役割なのだろうか。

 

「あ~……ただ、モーさんは性別反転しただけな感じが凄い……アレは完全にモーさんだよね……」

 

 粗野で暴力的。とはいえ、今回悪かったのはこちらなので、あまり言えない。モーさんに見えるからモーさんだとは言えないというわけだ。

 その父親であるフィンは、やはりあまり知らない。一応霊基登録はされているし、カルデアにもいたが、ほとんど関わらなかったので知らないのだ。

 また、妻がマリーと言うのは、金遣いが荒いという示唆か、美人と言いたいのか。自分の子供に甘いというのもあるのかもしれないが、まだ真相は分からない。

 また、その二人の子であるバニヤンは、無垢という意味合いで採用されたのだろう。流石に、巨大化したり木を切り倒すのが趣味と言うのは無茶があるはずだから。

 

「マーブル商会は……カオスだよね」

 

 ジャガ村さんに新シンさん。そして我が家の単体最強火力ベディさん。この三人がメインではあるが、信用第一の商会という事は、殺人事件など起こしたら信用は一気に失墜するので、ほぼないと言ってもいいだろう。

 だが、無いとは言い切れないのも不思議なモノで、信用第一の商会でもやる時はやるのだ。一番可能性が高いのは新シンさんか、ベディさんか。

 

「……まぁ、事件が起こるまでどうしようもないね」

 

 一人、そう頷くと、とりあえず事件が起こるのを待つのだった。




 個人的には、主人公、新茶、ステンノの順番で疑ってたり。とりあえず第一被害者はモーリスでいいんじゃないかな。何となく最後まで生き残りそうだけど、納得いかないので最初の被害者になってください(キリッ

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