茶々、別に物理的にハントしたいわけじゃないんだけど(青いドラゴン、狩りたかったなぁ……)
「ハンティングクエストッ!」
「モンスターをハンティングッ!」
「茶々、新しく出た青いドラゴン狩らないといけないからパス!」
「残念だけど、私とアビゲイルはともかく、貴女はメイン戦力だからダメよ」
エウリュアレの指摘と同時にアビゲイルが触手を出して茶々を引きずっていく。
茶々は本気で抵抗しているようだが、圧倒的に相性が悪いようで、大した反撃も出来ずに引きずられていた。
「なんで茶々以外にアタッカーがいないのか、問い詰めたい気分なんだけど。茶々、めっちゃ不服。青いドラゴンを大剣でぶった切るというめっちゃ楽しいのやりたかったのに……」
「帰ったらね。太刀で援護するよ」
「当たんない所で振ってねマスター」
「……私、未だ皆に追いつかないのよね……というか、ノッブとマスターの進行速度がおかしいと思うのだけど……」
「私も帰ったらやらせてもらいたいわ」
移動にアビゲイルの門を使うというのが自然になってきた今日この頃。
もはや依存してきているような気がしなくもないが、あまり気にしなくても特異点に出れば走りまくる羽目になるので、何ら問題はない。
「さて、骨はちょっと集まったけど全く足りないね」
「でも、もう終わっちゃったから、今はラミアさんね」
「蛇の宝玉だよね。とはいえ、今の所そんな必要だとは思ってないけど、持っておいて損はないしね。取れる分だけは取って置こうか」
「骨の方が重要だった気がするのだけど……まぁ、のんびり行きましょうか」
「レッツゴー!」
そう言って、突撃する四人。
マシュも連れて行く予定だったのだが、ぐっすり寝ていたので、仕方なく置いて行く事にした。マシュの代わりとしてジークが頑張ってくれているので、気にせず暴れられるのだった。
「よし、エウリュアレとアビーは休憩して、茶々は主力。レッツゴー」
「圧倒的理不尽!! 茶々だけ重労働!!」
「大丈夫。二人はいざという時の最終手段だから」
「最終手段第一号よ」
「最終手段第二号なの?」
「一人疑問形なんだけど! 茶々、マスターが頑張ってるところを見て笑ってたい!!」
「悪意しかないねそれ」
「残念だけど、その役目は私がやっておくわ。任せて茶々、貴女の戦い、最後まで見守っているわね」
「見守るんじゃなくて、変わってほしいんだけど!!」
ノットチェンジ。イエスファイアー。
そんな意思を感じた茶々は、これ以上騒いでも無駄だと悟り、とりあえず敵に向かう。
「茶々がダメだったら、マスター何とかしてよね!」
「任せといて」
嫌そうな顔をしながらも、茶々はラミアの群れに突撃するのだった。
ナナ・テスカトリ復活!! なんかめっちゃかっこいいんだけど!!
装備も強いし、久しぶりに周回だなこれは。とケツイを固めた私です。