今日のカルデア   作:大神 龍

47 / 1263
お題箱を設置してみた(強引なフラグ感)

「そういえば、先輩。結局あの話はどうなったんですか?」

「あの話?」

「ナーサリーさんの乗り物の話です」

 

 オオガミが休憩室の片隅で寛いでいると、マシュがそんなことを聞いてくる。

 

「あ~……あれねぇ……ナーサリーも同じこと言ってたけど、そのすぐ後にノッブがナーサリーを連れて行っちゃったから知らないんだよねぇ……」

「ナーサリーさん、連れて行かれたんですか?」

「うん。ノッブが恐ろしい速度で連れて行ったよ。ナーサリーは硬直してたからそのまま連れてかれた」

「……そんなこともあるんですね……」

 

 マシュは、私もそうなることがいつかあるのかもしれない。と思いつつ、お茶を飲む。

 そこで、ふとオオガミの手元に目をやる。

 

「先輩。何を作ってるんです?」

「ん? あぁ、お題箱ってやつ。とりあえず作って置こうかと。イベントが無い時でも、カルデアの中でイベントが出来た方が良いしね」

「なるほど……それはいい案ですね。私も何か手伝う事があれば言ってください」

「うん、ありがと。とりあえず今の所は無いかな。次の戦いまで休憩してて」

「分かりました。BBさんもいませんし、ゆっくり休みます」

 

 さりげなくBBを警戒しているのだと思わされる一言。会合のBBチャンネルを未だに引きずっているらしい。

 

「さてと……こんなものかなぁ……」

「完成ですか?」

「一応ね。後はこれをどこに設置するか、だよね」

「そうですね……お菓子置き場かドリンクサーバーの近くが良いですね。みなさん、そこに必ず行きますし」

「ふむ。マシュが言うならそれで行こう。お題箱に入れるための紙とペンも必要だね」

「あ、それは私が取ってきますね」

「うん。お願い」

 

 マシュはそう言うと、休憩室を出て行き、紙とペンを取りに行ってくれた。

 オオガミはその間に、お題箱を設置しつつマシュの帰りを待つ。

 

「あら、何をしているの?」

 

 と、設置し終わったあたりで声をかけられる。

 振り返ると、そこにいたのはエウリュアレ。

 

「お題箱ってやつ。何かやりたいこととかがあったら、ここにその内容を書いた紙を入れるって感じ。定期的に見に来るつもりだから、その時に内容を確認して、それをやろうかなって感じ。まぁ、定期的とはいっても、そのくらいの感覚かっていうのは決めてないんだけどね」

「ふぅん? そんなのを作ったの。まぁ、不定期になるであろうことは分かったとして、別に貴方本人に言えばいいんじゃない?」

「ほら、それはあれだよ。俺がレイシフトしてていない時とかあるでしょ? その時用の対策だよ」

「なるほどね。まぁ、私は使う機会なんてないでしょうけど、頑張りなさいな」

「うん。頑張るよ。それと、出来れば広めてくれるとありがたいな。ノッブ辺りに言えば、勝手に広めてくれそうだしね」

「……えぇ、気が向いたら手伝ってあげるわ」

「ありがとう。じゃあ、よろしくね」

 

 エウリュアレはそれを聞くと、両手で大量の大福が乗った皿を抱えて行ってしまう。

 今度は誰に押し付けるのだろうか。と考えるも、矛先がこちらに向かないように、オオガミは目を逸らすのだった。

 

「先輩! ダ・ヴィンチちゃんから大量に貰ってきました!」

「おぉ、ありがとうマシュ。とりあえず、これを置いておけば大丈夫でしょ。お疲れ様。それじゃ、ゆっくり休もうか」

「はい!」

 

 二人はそう言って、元の席に戻るのだった。




 という事で、お題箱を設置。そして、これは活動報告にも設置される……!
 このキャラの絡みを見たいとか、こんなことをしてみて欲しいというのがありましたら、活動報告のお題箱の方で言ってくださいませ。
 詳しいことも、全部活動報告の方に丸投げです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。