今日のカルデア   作:大神 龍

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※バトル・オブ・ニューヨーク2018ネタバレあり! ご注意ください!!








なぜかBBの私服を望まれている気がする……(ようやくアナスタシアの店にたどり着いたね)

「あぁ、来たのね、マスター。貰った服を着てみたのだけどどうかしら」

 

 そう言って、くるりと一回転するアナスタシア。

 白地に空色で雪だるまが描かれているTシャツにデニムを穿いて、腰には赤いチェックのシャツを巻いていた。

 

「うん。似合ってるよ」

「ふふっ、それならよかったわ。ありがとう、マスター」

 

 アナスタシアはそう言って微笑む。

 それを見ていたBBは、アナスタシアの服を指差しながら、

 

「……コレ、センパイのチョイスですか?」

「……そうだけど、何かあった?」

「あぁ、いえ、そこまでは悪くないんじゃないかなって思っただけです。というか、なんで私にはお洋服無いんですか。私も欲しいんですけど」

「えぇ……とりあえずかき氷買ってから行かない……?」

 

 あまり乗り気でなさそうなオオガミに、BBは頬を膨らませると、

 

「むぅ……じゃあブルーハワイで!」

「練乳イチゴかなぁ……」

「センパイ、甘いのを選びますね……普通逆じゃないですか?」

「真っ先にブルーハワイ選びに行ったAIに言われたくないんだけども」

 

 意外そうな、それでいてどこか納得のいかないような複雑な表情をするBB。

 

「はい、ブルーハワイ。こっちは練乳イチゴね。じゃあマスター。またよろしく」

「うん。値段は?」

「合計250QPね」

「ん。これでピッタリかな?」

「えぇ、ちょうどね」

「じゃ、また後で来るよ。じゃあね」

 

 そう言って、アナスタシアの所を離れ、BBの要望に応えるべく洋服店を探しに行くオオガミ。

 それと入れ替わる様にエウリュアレとアナがやってきて、

 

「お疲れ様。売れてる?」

「まぁまぁって所よ。ところで、エウリュアレさんはマスターと一緒じゃなくてよかったの?」

「だから、別にいつも一緒にいるわけじゃないから。というか、どうして一緒にいるのが前提みたいになってるのよ」

「それは……普段の自分の様子を考えてみれば良いと思うのだけど……まぁ、分からないなら仕方ないわ」

「変な事を言うわね……」

 

 エウリュアレはそう言い、ため息を吐くと、

 

「まぁいいわ。私の一つ頂戴。練乳イチゴが良いわ」

「……頼む物まで一緒なのね」

「えっ……じゃあ、メロンでいいわ。被るのは、なんか言われそうで嫌だわ」

「別に気にしなくても良いでしょうに。それで、アナさんは?」

「そうですね……レモンでお願いします」

「よくそんなの選べるわね……」

「いえ、少し気になって……」

「ふぅん……まぁ、財布を持っているのは貴女だもの。私は特に言う事は無いわ」

「ふふっ、メロンとレモンね。ちょっと待ってて」

 

 そう言って、かき氷を作り始めるアナスタシア。

 二人はそれをのんびり眺めつつ、待っているのだった。




 なぜか望まれている気がするBB私服。とはいえ、需要あるのだろうか……自分の私服センスは死んでるから全く自信ないんですよね……

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