「さて、どうするかなぁ……」
「……まさか、本当に買ってくれるとは思いませんでした。センパイ、意外と律儀ですよね」
「……よし、じゃあBBは最前線で」
「なんでですか!?」
突然最前線に放り投げられるBB。
とはいえ、別にBBが嫌と言うわけではない。むしろ、どうしようもなくなっているので全力で育成して、そのまま流れるように高難易度送りである。
「とりあえず、洋服は預かっておくね」
「あぁっ! 早速着ようと思ってたのに、お預けだなんて……そう言うのはBBちゃんの特権じゃないんですか!?」
「いや、それはカルデアの時から無かったから。マシュが来るよ? しかも、マシュにはまだ何も買ってあげてないから、ただでさえも俺は殺されそうなのに、おまけで一緒に狩られるよ?」
「なんでそんな爆弾を落としていくんですか……!! くぅっ……一蓮托生、運命共同という事ですか……!!」
「まぁ、そんな所だね。ほら、高難易度に行って誤魔化していこう」
「一切オブラートに包まないですねセンパイ。そんなだからマシュさんに狙われるんですよ」
「うぐっ……全く反論できない……」
BBの言葉がクリティカルヒットし、苦い顔になるオオガミ。
最近ひたすら買っていたが、なぜかマシュのだけ買っていないので、やはりマシュに殺されそうになっているオオガミ。
当然の如くそれにBBまで巻き込んでいくので、厄介極まりなかった。
「というか、勝てる気がしないんですけど……どうやるんですか、あれ。全く自重してくれませんよ?」
「ん~……とりあえず何度も挑んでみるしかないかと……そのうち攻略出来る事を祈るしか……」
「そんな適当な……もう少し考えましょうよ」
「いや、気合と多量の運しかないんじゃないかと……まぁ、そのうち閃くさ……」
「何も考えてませんよこの駄目マスター!! 本当にダメダメなんですけど!!」
完全に手遅れ感あふれる雑さ。試行錯誤ではなく、ただひたすらに戦って負けて、そのうち勝てるだろうという、明らかに勝つつもりが無さそうな戦い方だった。
「ぐぅ……私の触手さんでも、流石にアレは無理ですよ……ジャガ村さん、おかしいじゃないですか……防御力どうなってるんですか……」
「全員一斉に倒さないと地獄を見るってのがきついよねぇ……しかも、それぞれがそれぞれのカードに耐性があるという……どうしろと」
「超火力で二撃ですかね? でも、それだけの火力は出ませんよねぇ……いえ、本当にどうするんですか……」
「……最悪、諦めですかね」
そう言って、二人はエキシビションを前に頬を引きつらせるのだった。
どうやって勝つんですかアレ(発狂
wiki使わないでいたけど、流石に解禁しようと思って見たらおおよそ参考にならないと来たので、諦めて自力ですねこれは(吐血