今日のカルデア   作:大神 龍

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※バトル・オブ・ニューヨーク2018ネタバレあり! ご注意ください!










決勝スタート!(まずは一回休憩だね)

「さて、まだエキシビションはあと二つ残ってるけど、とりあえず、第一回、お疲れ様会だよ!」

「今回も私プロデュースのケーキバイキングです! 支払いはセンパイなので、気にせず食べ尽くしましょー!」

 

 おー! と声を上げるのは、今回エキシビションで活躍してくれたサーヴァントの一部。

 それに加えて、一部無関係のサーヴァントも混ざっているが、そこは深く追及するべきではないだろう。

 

「珍しく先輩が誘ってくれたので来てみたら……今回、私って頑張りましたっけ」

 

 そう言って首をかしげるマシュ。

 それに対してオオガミは、当然と言いたげな表情で、

 

「マシュがいなかったら危ない戦いがいくつかあったので、必須です。むしろいなきゃ困るし。というか、一番無関係なのは、隣の女神だと思うの」

「そもそも連れていかなかったのは貴方なのに、私が責められるのはおかしいんじゃないかしら」

 

 そう言って、オオガミの足をグリグリと(かかと)で踏むエウリュアレ。

 現状オオガミは左にマシュ、右にエウリュアレという構図なので、逃げることはできない状態だった。

 

「なんというか、今日の先輩、少しおかしいような? 私を誘ってくれたのもそうですが、エウリュアレさんにそういう言い方をするのは珍しいような……」

「う、うん……まぁ、それは自覚があるけども……今だって、さっきの言い方のせいで痛い目に遭ってるし……あの、エウリュアレ様?お許しくださいません?」

「嫌よ。だって、その痛がってる表情が良いんだもの。ふふふふふ?」

「あぁ、なんというか、たぶん今日のエウリュアレの機嫌が悪すぎた……」

「いえ、明らかに先輩のせいかと。どう見ても自業自得です」

 

 呆れたようにため息を吐くマシュ。

 エウリュアレはようやく足を退け、にっこりと微笑んでオオガミの皿を一枚奪っていった。

 

「全く……先輩はたまにおかしな事をし始めるんですから……今回のケーキバイキングは、BBさんの主催ですよね。ちょっとお話ししてきます」

「えっ、あ、喧嘩しないようにね?」

「はい。平和的にいこうと思います」

「うん。行ってらっしゃい」

 

 そう言ってマシュを見送るオオガミ。

 ただ、なんとなく不安を感じるエウリュアレは、

 

「ねぇ、本当に見に行かなくて良いの?」

「まぁ、流石にすぐ喧嘩したりはしないと思うんだけど……喧嘩し始めたら、止めに行くよ」

「何気にエルキドゥがいないと、それはそれで大変よね……まぁ、頑張って。私はのんびり食べているわ」

「……食欲お化け」

「思いっきり噛みついてあげましょうか?」

 

 オオガミのぼそりと言った言葉に、エウリュアレは笑顔で答えるのだった。




 ちなみに、ドルセントはライダー金時が全てを薙ぎ払っていきました。轢き逃げ強い……

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