ふはは!骨狩りじゃ!!(まぁ、秘石もなにも無いからスキルは強化できないんだけども)
「ふはははは!! 骨じゃ骨じゃ!! 儂のがしゃ髑髏の糧となるが良い!!」
「全く。なんで最初からセイバーとか言う、私が出ざるを得ない編成なのよ。許さないわよ?」
「遠慮なく吹き飛ばせばストレスも吹き飛ぶじゃろ!! わはははは!!!!」
スケルトンや、スケルトンキングに矢を突き刺し銃弾で砕きと、破壊の限りを尽くしながら種火と骨を回収していく。
地味に後方で待機しているネロが強くなっていっているのだが、それを気にしないほど楽しそうに骨を粉砕して大地の栄養にしていく。
「これ、何時までやるのかしら」
「そりゃ、あれじゃろ。儂がスキルレベル上がり終わるまでじゃろ」
「いや、ノッブのスキルが上がらないのは石が足りないからだし」
「んな!? どうしてそこで回収しておかなかったんじゃ!? 酷いんじゃけど!!」
「ほら、あれだよ。QP無かったから」
「言い訳じゃよね!? 別に後からでも大丈夫じゃったよね!?」
「何分かり切ってることを聞いてるのよ。種火優先に決まってるじゃない」
「ランサーとアサシンじゃろうがぁ!! ほっとんど必要ないじゃろ!!」
「パッションリップとか、BBに吸収されたんでしょ。よくある事よ」
「リップに吸収されたんだよ! 俺が食わせた!」
「開き直ったなマスター。いい度胸じゃ、儂の全力を見せてやる」
「む。まさかマスターに反逆するというのか…!?」
「ククク……そのまさかじゃ。見せてやる、儂の全力全霊を!!」
ガシャンッ!! という音と共に無数の火縄銃が顕現する。
「え、ストップストップ。その量は捌き切れない」
「ふはは。骨と共に土にかえるが良い」
「ちょっとノッブ。そんなことやってる場合じゃないでしょうが」
今まさに撃とうとしていたノッブは、エウリュアレの言葉を聞いて、振り向きながら展開していた火縄銃を後方に放つ。
「ふん。儂を舐めるでないわ。その程度の不意打ち、なんてことないのじゃ」
「ちゃんと戦ってくれるならそれでいいわよ。マスターで遊ぶよりも先にここをさっさと切り抜けましょうよ」
「そうじゃな、まずはこの骨どもじゃ。目に物見せてくれるわ」
不敵に笑いながら、ノブは無数の弾丸を骸骨軍に叩き込む。
「して、何時までここで骨狩りじゃ?」
「もうそろそろやめるよ。明日に備えないとね」
「明日はランサー。私はそう信じているわ」
「それはフラグじゃぞ、エウリュアレ」
「っと、とりあえず、次のスケルトンがラストだ。気合入れて行くよ!」
「えぇ!」
「任せよ!!」
三人は、そう言って本日最後のスケルトンの骨を狩り取りに行くのだった。
本当に、無いんです。QPは回復したけど、素材が足りないから成長できないとか、よくある事ですよ。はい。
スケルトンは狩り尽すのです。