復刻ハロウィン開始!!(チェイテピラミッド姫路城の再来)
「レッツハロウィーン!」
「吾の時季だな! 菓子を寄越せぇ!」
楽しそうにしているBBと茨木。
なお、その後ろにはチビッ子鯖が待機している。
「今回のチェイテ城はサクッとクリアして、リンゴを貯めたいんだよねぇ……休憩したい……」
「あぁ……流石に、店を見て回っただけで疲れは消えぬ……今回はあの果実は使わぬよな……?」
「流石に休憩。切羽詰まったら使いますけども」
疲れきった顔をしているスカディと、出来るだけリンゴを貯めたいオオガミ。
とはいえ、そもそも今回は三ターンで回る必要もないので、スカディは休憩になりそうだった。
「まぁ、スカディさんはそろそろ休憩かな。代わりに……ん~……アビー行く?」
「むっ! マスターが私の力を求めている予感っ! 当然行くわ!」
「……文字通り跳んできたわね」
そう、文字通り時空の壁を跳んできたというわけだ。
ドヤ顔のアビゲイルと、半笑いのエウリュアレ。
「よし、じゃあアビーは行くとして、後はどうしようか」
オオガミがそう言うと、背後から、
「はいはい! おかあさん、私たちも戦いたい!」
「あぁ、ジャック……うん、そうだね。じゃあジャックで。ライダーもいたしね」
そう言って、ジャックも採用するオオガミ。
「さて、エウリュアレは留守番だから、何か遊べるものはないかな……」
「別にチェイテ城を散策するから要らないわよ……アナを連れていくわよ」
「えっ、BBさんじゃなくって良いんですか? 姉様」
「暇になったらついてくるでしょ」
そう言って、エウリュアレはアナを連れてチェイテ城に向かっていく。
あまりの自由さに頬がひきつるが、わりといつものことだと自分を落ち着かせる。
「ま、まぁ、アナは今回も休憩の予定だったからいいけど……うん、何のためらいもなく持っていくのは流石すぎるよ」
「BBさんも良いの?」
「……うん、BBも最低でも高難易度までは放置かな。たぶんエウリュアレについていくよ」
「ふぅん? 今更なのだけど、エウリュアレさんのマスター理解力、おかしくないかしら……」
アビゲイルがぼそりと言った言葉に、聞こえていた古参組は苦笑いをする。
昔よりも精度が上がっているので、むしろオオガミよりもオオガミの事を知っているのではないかというレベルだった。
だが、その言葉にオオガミは気付くことなく、
「ん~……そんな事はないと思うけどね。さて、とりあえずAPが無くなるまで周回するかな」
オオガミはそう言って、アビゲイルとジャックを連れて周回へと向かうのだった。
懐かしいチェイテピラミッド姫路城……速攻終われるものじゃないんですけどねぇ……
あ、ニューヨーク散策回はカットです。結論から言うと、茶々とBBを忘れてオオガミが吊るされました。