「令呪三画を生け贄にすれば負けることなんてないし……!」
「そうねぇ……最後の方はほぼ八つ当たりみたいだったもの。普通本当に三画も消費するかしら……」
「……完勝できなかったことだけが心残りね。令呪無しでも勝てないかしら……」
死にかけているオオガミと、呆れたように言うエウリュアレ。不服そうなメルトの三人は、食堂に集まっていた。
そんな三人のもとにやってくるアビゲイルは、
「マスターさん。最近私、何もしていない気がするのだけど、良いの?」
「あ~……そういえば、最近アビーをあんまり組み込んでないなぁ……でも、今回はアルターエゴがメインでいるからダメかな」
「そう……なら仕方ないわ……」
「……まぁ、機会があったら組むよ。ただ、今回は無理かな」
「えぇ。そのときはちゃんと呼んでね、マスター」
そう言って約束をするオオガミ。
それを見ていたエウリュアレ達は、
「ああやって行きたいって言えている間は良いのよねぇ……」
「そうねぇ……クラス相性で休めるのなら良いかもしれないわね。まぁ、私はその程度で休みはしないのだけど」
「……休めないんじゃなくて?」
「休む理由はないもの。だって、最後には勝つもの」
「そう……意外と前向きなのね。私と真逆みたいだわ」
「そうみたいね。でも、別に貴女の事は嫌いじゃないわ。私よりもマスターといたのだもの。私の知らないどんなことを知っているのか興味があるもの」
そう言って笑うメルトに、エウリュアレも釣られて笑う。
そんな二人を見ていたオオガミとアビーは、
「……なんか、あの二人、楽しそうだよね。時々妙な疎外感があるんだ……」
「でもマスター。あの二人はマスターの事で意気投合しているだけだと思うわ。だから、気にしない方が良いと思うの」
「なんで的確な助言をアビーから貰ってるんだろうね……」
「女の子には秘密がいっぱいなのよ、マスター。だから、マスターが分からないことを分かっていても不思議じゃないわ」
「そういうものかなぁ……」
なんとなく言いくるめられているように感じるオオガミ。
そんな四人のもとへやって来たのは、
「久し振りなのだわ、マスター……って、なんだか前よりも周りにいるサーヴァントが増えている気がするのだわ……!」
「あ、エレちゃん。おひさ~」
「久し振りなのにそんな砕けた口調なのね」
「なんか、いつも以上に軽いわ。どうしたのかしら、マスター」
「……まぁ、楽しそうで何よりだわ」
そう言って、エレシュキガルを含んだ五人でしばらく談笑をするのだった。
ちなみに、何気にメンバーが聖杯積みレベル100オンリーの会合ですよ。
ゲージMAXカーマは強敵だった……でも令呪があれば勝てない訳じゃない……
攻略動画見ても宝具レベルが足りないので苦い顔をしつつもとりあえず突撃して見たら案外なんとかなっちゃって最後のゲージを割る寸前で全滅したから勢いに任せて令呪切りました。勝ったので良し。