「わははははは!! 儂の天下じゃああ!!!」
「茶々の天下だああああああああ!!!」
「吾、帰りたいのだが」
「そもそも、まだ仮編成だよ。まぁ、特攻サーヴァントだけ見るとこうなるんだけどね」
「主殿!! 本当に戦ってよいのですか!?」
「ふん……俺は出れねぇみたいだなぁ……」
「コスト的な問題だからねぇ……」
概念礼装をまだ入れていないが、何となく、ダメな感じがするので、今回も土方さんは留守番となる。
ちなみに、今回の編成は次回のイベントの為の編成で、礼装自体はイベントが始まってから考える感じだ。
「何時になったら戦えるんだかな……トレーニングルームは、そろそろ飽いてきた」
「まぁ、こっちとしても、早く土方さんを使いたいんだけどね……レベルの問題が一番デカいかな……」
「そこは仕方ねぇ。ここのルールに従うさ。精々、頑張ってくれや」
「うん。次までにはなんとかするよ」
「あぁ、任せた」
そう言うと、土方は去っていく。
「なんじゃ……新撰組は出ないのか」
「茶々もビックリ。連れていくと思ってた」
「いや、だから、コスト上仕方ないし、戦力的な意味でも、茨木とレベルあんまり変わらないし、むしろ茨木を優先しちゃってるし」
「完全に贔屓じゃな」
「何々? 弱みでも握られてるの?」
「吾はそんなことせんわ。というか、もうお菓子を食べられればそれでいいのだが。だって、次のイベント、敵が鬼だし……」
「俺としては普通に土方さんよりも茨木を育てたいだけというか……レベルを90までするのに時間がかかり過ぎるというか……むしろ、茨木達後衛を戦わせる気は無いというか……」
完全にノッブ達重労働発言。一体、どれだけ戦わせるつもりなのだろうか。
「なんじゃそれ! 完全に儂らをひたすら戦わすつもりじゃろ!!」
「茶々、まさかの種火だけじゃなくこっちでも過労死枠の可能性!!」
「主殿!! それ、私が暴れられないって事ですか!?」
「何も包まずに直接言ってくるね!? せめてそこは戦うって言わない!?」
「あまり変わらないと思います!! で、無理なのですか!?」
「可能性の話だから!! 最悪、突破されることもあるから!!」
「なら……それを静かに祈るしかないという事ですね……」
「本人を前に堂々と言いおるな、こやつ……」
「伯母上、やっちゃおうよ。今なら倒せるって」
「えっ。戦ってくれるのでありますか? なら、遠慮なく行きますよ?」
「三人とも、何アホなこと言ってるのさ。どうせこれから戦う事になるってのに……」
「何を言っておるか。準備運動は重要じゃろ?」
「そうですよ。でないと、後々後悔することになりますよ?」
「…………あぁ、その域になって準備運動なのね……うん。トレーニングルーム行くよ?」
「吾はエウリュアレの所に行って良いか?」
「えっと、うん。まぁ、まだ時間はあるからいいよ。行ってらっしゃい」
「うむ! 行ってくる!!」
今にも暴れそうな三人を後ろに、マスターは茨木を見送るのだった。
あれ……うしわっかって、もともとこんなバーサーカーだったよね…? ライダーだけど。
そして、安定のポンコツ可愛い茨木ちゃん。土方さんより優先なのは当然ですねっ!