「うわはははは!! これでさらにBBをタコ殴りにできるわぁ!!」
「なんでそんな迷惑な変化してるんですか! エリザベートさんのライブに混ぜ込みますよ!?」
「……ロックだよねぇ」
「ロックって何かしらねぇ……」
バスターTシャツを着て、大喜びなノッブ。
爆音でギターを弾きながら暴れている辺り、相当嬉しいのだろう。
「まぁ、結局魔王は来てくれなかったね」
「代わりに水着なのにダサTを着てる渚の魔王が来たわね」
「このパーティー、神性が多いからあのノッブからしたらカモじゃないかしら」
「天敵だよね。宝具直撃したらアビー以外落ちるんじゃない?」
「そうよねぇ……今の所、バーサーカー相手にまともに戦えるのはアビーくらいだし。特攻があっても耐えそうだもの」
「あの、私はそんなに耐久出来る方じゃないのだけど……」
そう言って困ったように笑うアビーに、三人は、
「「「あの柴田を倒しておいて?」」」
「なんだか、誤解が生まれている気がするわ……」
男性なんだから、魅了でハメられるよね。失敗した時の予備としてアビゲイルに特攻礼装持たせておこう。という、あまりにも雑な理由で置かれた彼女は、結果として、ほぼ単独で半分以上削り取っていた。
もはや、アビゲイルが倒したと言っても過言ではないだろうとは、エウリュアレの談である。
「私は防御できないし、回復も出来ないのよ? 一人だとやられてしまうわ」
「スキル構成を見るとそう見えるのに、速攻で倒すの方が合ってるのよね……」
「私たちの中で、無敵系のスキルを持ってるのって、メルトしかいないわよね」
「……必中はかわせないけどね」
「かわす術があるだけ良いんじゃないかしら」
こっちは何もなければ直撃するだけよ。と文句を言い、ため息を吐くエウリュアレ。
正直味方に頼るか、魅了でハメ殺すかしか宝具の回避を出来ないので、気持ちとしては複雑ではあるが、そういう女神なのだから仕方ないだろう。と胸を張って主張する。
「でも、うん、そうね。バーサーカー相手なら、負ける気がしないわ。特に、一人になってからが本番よ」
「……宝具のゴリ押しが見えるわ……」
「アーツ三枚は伊達じゃないからね……回収効率は置いておくけど」
「暗に集まりにくいって言ってるわよね」
「いや、そんな、まさか。そんなこと無いに決まってるじゃん?」
「とんでもないくらいの怪しさの塊なのだけど。処すわよ?」
「……ふと思ったけど、森くんとエウリュアレって、とんでもないくらいに相性悪そうだよね」
「強引に話を逸らしてきたけど、それならたぶん、メルトも引っ掛かると思うわ」
「えぇ。この前七夕で帰ったときに絡まれて、とりあえず蹴倒しておいたわ」
「う~む、既に手遅れ。帰ったら怖いなぁ」
そんな事を話しつつ、暴れているBBとノッブを呼び戻して周回に向かうのだった。
今回は一枚を生け贄にガチャを回し、結果として、水着ノッブが4枚と言う……あと一人は……?
あと、森くんが5になって、魔王は来ませんでした(吐血
ついでに、殺してでも助ける系のバーサーカー看護士様がログインしました。カルデアは今最大の危機を迎えています。
あ、高難易度は安定の魅了ハメをしようとしたら失敗して最終的にアビーが殴り飛ばしました。触手先輩大活躍。
正直、森くんの忠犬具合が、完全に手を噛んでくるレベルな気がするんですよね。大丈夫? オオガミ君殺されない?