「あっ。死ぬ、死んじゃう。だ、誰か助けてもいいのよ…!?」
「
「茶々の~~……必殺の一撃~~!!」
「フハハ!! やはり吾が一番だな!!」
「ちょ、だから、ダメだこれ、
「……バーサーカーはダメね……」
昨日に引き続き、モンスターをバスターするゲームをプレイしているエウリュアレ。
メンバーはエウリュアレに、エリザベート、茶々、茨木の四人。
当然の如く暴れる茶々と茨木が前線で大剣を振り回して大暴れし、エリザベートは狩猟笛で演奏しているが、とにかく高周波を出すのが趣味かと思うほどにひたすら出していた。わざとなのか真面目なのかわからない辺り怖い。
そんなメンバーを遠くから弓を射ちながら見ていたはずのエウリュアレは、逃げた先で大暴れしている茨木にぶつかり、叩き潰されているところをモンスターに引かれて死にかけているのだった。
「あぁもぅ!! どうしてこれしか出来ないのよぉ!!」
「わざとよね? わざとやってるのよね?」
「えっ!? え、ええっと……そ、そうよ?
「でりゃあ~~!」
「キャーーーー!! ちょっと!! こっちに攻撃しかけるんじゃないわよ!!」
「ハハハハハ!!」
「ちょ、茨木!! ちゃんと敵を狙いなさいよ!!」
敵を狙ってるのか、味方を狙っているのか分からない二人に翻弄されるエウリュアレとエリザベート。
ちなみに、昨日散々FFしてきた二人は、テレビを占拠して格ゲーをしていたりする。一進一退の攻防に、だんだんと観客まで出始めているのは、ある種の凄さをにじみ出していた。
「あっ! ……はぁ、死んじゃったわ……」
「ところがどっこい。これでトドメなんだよっ!!」
「えっ。ちょ、えぇ!? ほ、本当に倒さないでよ!! ベースキャンプからそこまでどれだけ遠いと思って……!!」
「倒してしまったものは仕方なかろう」
「はぁっ……はぁっ……なんで、こんなに辛いのよ……」
「……昨日の方が簡単に思えたのは、やっぱりプレイヤースキルの違いよねぇ……」
そう考えると、あの二人の性能はどれだけ桁違いだったのかがよく分かる。
結局、最後まで剥ぎ取りが出来なかったエウリュアレは、半泣きで報酬をもらうのだった。
「はぁ……今日はもう終わりましょう。というか、なんでこう、味方を狙ってくるのが多いのかしら……」
「
「えぇ。とりあえず、無意識レベルで高周波を放つのをやめましょうよ。いくら宝具が爆砕破音だからって、ここに来てまで主張しなくていいわよ……」
「むぐぐ……次はちゃんとやってみせるわ!!」
「えぇ、期待してるわよ」
最近、自分の幸運を信じられなくなってきたエウリュアレだったが、とりあえず、ノッブ達の観戦をするためにお菓子を取りに行くのだった。
半分はFFしてくるという謎編成……どうしてその編成にしたんだと、私は突っ込みたい。書いておいて何言ってんだ。って感じですが。
うぅむ……そろそろお題箱に手を出すとき……何からやろうかな……