「明日からクリスマスだね……」
「まだ11月なのよねぇ……」
クリスマス備えて準備をしている厨房を見ながら、オオガミとエウリュアレは呟く。
「今年のサンタはクッソカッコいいのですが。本当にサンタ?」
「必ず
「やっぱりヤバさがBBを越える雰囲気なの怖いなぁ……夜中の見廻りが婦長の時は早めに寝るくらい怖い」
「アビーの悲鳴が毎度聞こえてくるものね……いい加減学習してほしいのだけど」
「まぁ、バラキーとカーマの悲鳴も毎度のことだし、もう気にならないかな……」
もはや悲鳴にすら動じないこの二人。
ちなみにではあるが、毎度メルトが反応するせいで夜中に二人が起きる時がわりとあったりする。
「それにしても、またボックスかぁ……リンゴ足りないなぁ……」
「今回の方が少ない素材だしね。重要性高いし……また周回しなきゃねぇ……」
遠い目をするオオガミとエウリュアレ。
とはいえ、一番大変なのは孔明たち実働班なので、まだ見ているだけの二人はマシなのだが。
エウリュアレはバタークッキーを食べつつ、
「うん。とりあえず、ボックスを掘るためにパーティーを整えないとよね。今回はクイック有利な感じがあるから、スカディを引っ張って来るべきかしら……」
「ん~……個人的にはラムダを運用したいんだけどねぇ……まぁ、攻撃力さえ足りれば行けるかな。ボーナスは無いけど、気合でいけるでしょ」
「ナイチンゲールがクイック全体だったら可能性はあるのよね……って、なんで私まで戦略を考えているのかしら……」
「……なんでだろうね?」
平然と会議をして、ふと思い出したように言うエウリュアレに、同じく疑問で返すオオガミ。
ただ、なんだかんだ戦闘を見守っていたことが多いのはエウリュアレが一番多いのは確かだろう。
なので、オオガミはエウリュアレのカップに紅茶を注ぎつつ、
「なんにせよ、後ちょっとでラムダから絆礼装がもらえるから、夢火の準備しておかないとだね」
「もう十全に用意してるくせによく言うわ。まぁ、まだ三人分も揃ってないし仕方ないんだけど、まだ揃ってなくても大丈夫でしょ?」
「まぁね。というか、なんだかんだラムダが優秀過ぎて適当に編成組んでも周回できるの凄いと思うんだ……」
「本当にね。おかげでパラケルススと孔明が死んでるけど」
「まぁ、何とかなるさ。強く生きてもらおう」
「雑ねぇ……」
案の定適当に済ませようとするオオガミに、エウリュアレは呆れたように微笑むのだった。
クイック礼装かぁと思い、最終的にスカスカにしなくちゃいけないという現実に発狂しそうな私です。スカスカは楽だけど基本的に推しキャラを運用できないのが厳しい所……フレンドがスカディに染まったので孔明主軸の私は死んだ……
次のデート回
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王道のエウリュアレ
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メルトしかあるまい
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技術部二人と散歩でもいいのよ
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いいから全部だ