やはりラムダに敗けは無し!(今回ほとんど私じゃない?)
「ふ、ふふふ……ふははははは!!! やはりラムダに敗けは無し! 高難易度4T成し遂げたぜ!」
「今回、ほとんど私だけだった気がするのだけど。他のアタッカーは?」
「もう今後は貴女がメインで回る気がしてきたわ」
「私もそんな気がするわよ……」
カルデアのマイルームに帰ってきてもうるさいマスターに、呆れたように首を振るラムダ。
とはいえ、今は一昨日言っていた通りイベントが終わったので孔明たちはフリータイムで、それに伴ってラムダとエウリュアレも暇になっているのだった。
「それで、ボックス開けは終わったの?」
「うん、終わったとも。おかげで塵難民だよ」
「育成に躓いたのね……久しぶりじゃないの? 育成出来ないの」
「いやぁ……素材が足りないとか、何時振りだろうねぇ……再臨で足りなかったとか、異聞帯メンバーですらレアだったんだけど……やはり塵は沼なんですね……」
遠い目をするオオガミ。
そこはかとない周回の気配が漂うが、既に自分達は無関係だと言うことが確定しているエウリュアレ達は、特に気にしている様子はなかった。
「とりあえず、終わったんだから、ゆっくりしましょう。カルデアで遊ぶのもアリなんじゃない?」
「まぁ、そうしたい気持ちは山々なんだけどねぇ……」
歯切れの悪い返答に、エウリュアレは怪訝そうに目を細めつつ、
「今度は何をやらかしたの?」
「エリちゃんライブの予定……?」
「……いつもの事じゃない」
「そりゃ、いつものことですし……」
やれやれね。とエウリュアレは呟き、ベッドに寝転がる。
何時、誰がメイキングしているのか分からないが、帰ってくればキレイに整っているベッドの上をゴロゴロと転がり、
「そういえば、この前のユニヴァースの時に、私が
「言ったけど……何かあった?」
「いえ……私も飛び込みで参加するのも面白いかなぁって思って。何人か捕まえて巻き込みましょうか……まずはメドゥーサ達を呼んでこなきゃね。アナは私たちと一緒に歌って、残り二人は舞台装置かしら。石化の魔眼とか使えないかしら」
「即死トラップですかねエウリュアレ様?」
「耐えれば良いだけなのだし、そもそも魔眼に耐えられないのに私たちの歌を聞こうって方が烏滸がましくないかしら」
「飛び入り参加する予定で無茶言ってますね?」
「あら。想定してない方が悪いのよ?」
ふふふ。と笑うエウリュアレ。
オオガミはどう説得しても止まらなそうだな。というのを確信し、エウリュアレに対しての対策も考えるのだった。
今回のイベントを一言で表すなら『ラムダ無双』
相手がセイバーじゃなければ周回できるの強いなぁ……しかも、セイバーを周回できないのは攻撃力が足りないだけという……要するにすっ飛ばせるならクラス関係無いんだなぁ……さすがラムダ様。
次のデート回
-
王道のエウリュアレ
-
メルトしかあるまい
-
技術部二人と散歩でもいいのよ
-
いいから全部だ