P「今日は皆さんに、ちょっと銃撃戦をしてもらいます」 作:人肉タルトレット
━━━━本部・実況席
P「さあ、いよいよ最終局面になりましたが・・・この二人が相まみえる事になると誰が予想したでしょうか」
律子「お互いが今、譲れない想いを抱えています。あとはもう、想いの強さが勝敗を分かつでしょう」
P「我々は固唾を呑んでこの状況を見守ることにいたします。此処で今回最後のモニタールームの様子をご覧頂きましょう」
━━━━本部・モニタールーム
全員「」ジーッ
━━━━廃墟エリア南部(残り時間:1時間43分21秒)
美希「春香聞こえるー!?とうとう、二人だけになっちゃったね!」
春香「」
美希「良かったね、千早さんが庇ってくれて!まあ、これからミキに撃たれるけど」
春香「」
美希「それにしても千早さんもおかしな子なの。自分の夢より他の人を優先するなんて」
春香「」
美希「一瞬の迷いで、自分の夢を捨てちゃうんだもん・・・千早さんってバカなの!」
春香「・・・ない」
美希「えっ、なあにー?」
春香「美希には、負けない!!」
美希「・・・ふぅん。いいよ、きて春香。邪魔するヒトはいない」
春香「言われなくても行くよ」ダダッ
美希「あはは、堂々と出てくるなんて・・・あ!」ジャキッ
美希「・・・布」
春香「」ダダダダッ
バァン!
ドタドタドタ・・・
ガチャン!
美希「・・・ズルいなぁ、春香は。人のこと言えないけどさ」
春香「禁止されてないんだもん、使えるものは使わなきゃ」
美希「うん、全くその通りだよ。モノだろうと、ヒトだろうとね」
春香「・・・」ガバッ
美希「おっと、そう簡単には取らせないよ」ヒョイ
春香「・・・さっき、千早ちゃんを悪く言ったよね。謝って」
美希「嫌なの。謝ることなんかないもん、そういうゲームだよ?春香は感情的になりすぎなの」
春香「それは、悪いことじゃない」
美希「・・・春香って、このゲーム、何のために戦ってるの?」
春香「・・・正直、最初はお金とか、曲とか・・・ううん、ぼんやりしてた。このゲームそのものを楽しむ為に戦ってたと思う」
美希「うん」
春香「でも、今わかったよ。私、千早ちゃんを勝たせたかった。千早ちゃんがソロ曲を貰って、喜ぶ姿が見たかったんだ」
美希「・・・そう。私はね、勝ってハニーに褒めてもらいたいからだよ。わかってるだろうけど。でも千早さんを失った春香はもう、頑張る必要ないと思うな」
春香「誰よりも曲を望んで、私が勝たせたかった千早ちゃんが、私に勝てって言ってる。これ以上の戦う理由はないよ」
美希「結局人に明け渡しちゃう程度の理由なら対した理由じゃないよ」
春香「・・・もう、いいよ。戦おう」ダッ
美希「・・・っ!見かけによらず強引だね、春香はっ!」ガシッ