P「今日は皆さんに、ちょっと銃撃戦をしてもらいます」   作:人肉タルトレット

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8話

ドカーン!!

 

あずさ「・・・あらー?」ガクッ

 

ズダーン!!

 

貴音「っ!!」ヒュン

 

小鳥『ザッザー 三浦あずさ、被弾により失格!残り7名!』

 

貴音「ふう・・・危機一髪でした」

 

あずさ「・・・あなた『達』、最初から」

 

貴音「まこと、重畳です。・・・響」

 

響「あぁー、緊張したぞ・・・当たってよかった・・・」プシュー

 

貴音「仲間割れを演じ響への注意を外させ、わたくしがあずさを挑発に乗せた処で響が横合いから狙撃する・・・見事、あずさに看破されずに済みましたね」

 

響「自分の狙撃も上手かったろー?やっぱり自分は何をやってもカンペキさー!」

 

あずさ「た、貴音ちゃん・・・あなた、どうして私が挑発に乗ると・・・?あなたが陰から出てきた瞬間に、私が撃っていたかも知れなかったのに・・・」

 

貴音「ふふっ、信頼したのですよ、あずさを・・・具体的に言うなら驕りを、です」

 

あずさ「おごり・・・ですって?高級ラーメンは幾らぐらいするのかしら~」

 

貴音「いえ、そちらの奢りではなく驕り高ぶる、の方です」

 

貴音「先刻も告げましたが、あの時点であなたの有利は絶対です。だからこそ貴女は撃たなかった」

 

あずさ「・・・?」

 

貴音「自分はいつでも相手を殺せる・・・と、そういった余裕があるうちは人は引き金を引かないものです」

 

響「映画でもよくあるよな、警察に銃を突きつけといてなかなか撃たないで説得を聞いてる犯人とか」

 

貴音「何よりあずさは、このさばげーを楽しみにしていた。もっと楽しみたかった。そういう気持ちを揺さぶることにしたのです」

 

あずさ「あらあら、そこまで見透かされてちゃ、私に勝ち目はなかったわね・・・完敗だわ」

 

貴音「しかし、わたくし一人だけでは無力だったこともまた事実・・・。あずさ、貴女はまさしく強敵(とも)でした」

 

あずさ「ええ。でもあたしを挑発した言葉、あれはちょっと傷ついたわね~。私まだおばさんなんて年じゃないわよ~」ニコニコニコニコニコニコニコニコ

 

貴音「・・・ハッ、殺気!?」

 

あずさ「・・・小便は済ませた?神様にお祈りは?事務所の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はオーケイ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

貴音「」ゾクゾクゾクッ

 

響「・・・あとでちゃんと謝ろう。自分も頭下げるから」ポンポン

 

貴音(思えばわたくしの年齢もさほど変わりませんね・・・)

 

━━━━本部・実況席

 

P「うーんこれは素晴らしい!!この智略縦横の心理戦、制したのは響・貴音ペアだあああああ!」

 

律子「いやー見ていてこちらがハラハラしてしまいましたよ。尤も響・貴音の戦略は実況席にはマイクを通じてダダ漏れでしたけどね」

 

P「放送ではもちろんカットですけどね。この緊張感が台無しになってしまいますから」

 

律子「しかしあの上品な貴音があずさ相手に歯に衣着せぬ物言いで煽動するさまは圧巻でしたね」

 

P「私としては収録後にウチの事務所が血の海にならないことを祈るばかりです」

 

律子「ちなみに撃たれたクズの皆さんはこちらです」

 

━━━━本部・モニタールーム

 

伊織「はい革命」パサッ

 

真「また?伊織は革命ばっかりだなぁ。今度からトランプ界の革命児って呼ぶよ」

 

やよい「うっうー、革命されたら一気に弱くなっちゃいました・・・トランプ界の革命児ちゃんのせいですー!」

 

伊織「やめてよ!!偶然カードの並びが揃ってただけじゃない!ハッ倒すわよ!」

 

雪歩(私も革命できる・・・でも、なんだかやめといた方が良さそうですぅ)

 

伊織「ていうか早くサバゲー終わんないかしら、大富豪も飽きてきたわ」

 

やよい「革命してるわりに貧民ばっかりですもんね革命児ちゃん」

 

真「ねー出しゃいいってもんじゃないよはい8切りでアガリやーりぃ」パサー

 

雪歩「あ、私もアガリですー」パササー

 

伊織「キィー!やめやめ!次ジェ○ガやるわよジェ○ガ!」

 

P(こいつら完全に興味喪失してやがる)

 

律子(ていうかもうカメラ意識してないわね)

 

━━━━砂地エリア(残り時間:3時間59分44秒)

 

千早「あずささんも被弾・・・あと7人か」

 

春香「そうだね」

 

千早「双海姉妹と我那覇さん、貴音さんはそれぞれコンビを組んでいそうね・・・」

 

春香「そういえば真があんなに早く失格になっちゃうなんて思わなかったなぁ。一番銃を構えてる姿が似合ってたから」

 

千早「私はどちらかというとあずささんがここまで生き残っていたことが驚きだったわ」

 

春香「確かに」

 

千早「憶測だけど、美希が一人で何人か倒してる気がするわ」

 

春香「あー、うわ言の様に『優勝しなきゃ・・・優勝しなきゃ・・・』って呟いてたもんね」

 

千早「貴音も異様に集中していたわね。まあ残るべくして残った人達というか・・・」

 

千早「じゃあそろそろ移動を再開しましょう。・・・そうだ春香、これからは私が先を行くから春香は少し遅れてついて来て」

 

春香「え?どうして?」

 

千早「恐らく他の人たちも同じようにチームを組んで行動してると思うけれど、チームで襲われた時挟み撃ちになりにくくするためよ。的は分散させた方が良いわ」

 

春香「そっか!同時にこっちが挟み撃ちにしやすくなるしね」

 

千早「さあ、行きましょう」

 

・ ・ ・ 数分後

 

千早「」ザッザッ

 

春香「何だかベニヤ板とか障害物がやけに多いね」

 

千早「」ピタッ

 

千早「・・・足跡」

 

春香「え?なに?千早ちゃん」

 

千早「春香ッ!すぐに隠れて!!」ダッ

 

パララララララララララ!!パラララララララララ!!

 

春香「きゃあっ!?」ヒュバッ

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