桜色の君と過ごす日常   作:大天使

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こんにちは大天使です。
最近バンドリにハマりまくってます。おたえちゃんが可愛すぎてヤバイです…

それではどうぞ!



2話 二人の心境

「えへへ……海藤くんとお家デート///」

 

「おーい!梨子ちゃーん! 」

 

「ダメだ…完全に自分の世界に入り込んでるよ…」

 

今日は朝から梨子ちゃんの様子が変だ。話しかけてもずっとうわの空だし練習中も龍ちゃんのことばっかり考えている。何があったんだろう…

 

「えっと…龍ちゃんは…」

 

「自分の部活行ってるよ。ここにいなくて良かったと言うべきなのか…」

 

龍ちゃんはさっきからバスケ部の活動に行っていてここにはいなかった。もしこの場に龍ちゃんがいたらと思うと…

 

「リリー!早く戻ってきなさい!」

 

「海藤さんのことが気になるのはわかりますが今は練習中なので、集中しないと駄目ですわよ」

 

「あ…はい。すみません…」

 

善子ちゃんとダイヤさんの一言で梨子ちゃんは元の調子に戻ってくれた。よし!早速練習の続きを…

 

「ふぅ…ただいま!」

 

「え?」

 

「あ!海藤くん♡」

 

梨子ちゃんが元に戻った瞬間に龍ちゃんが屋上へとやって来てしまった。梨子ちゃんが元の人格を保っていることが不幸中の幸いだけど。

 

「もー!来るのが早すぎるよ!」

 

「にゃにぃ?せっかく休憩時間の合間にみんなの様子を見に来てやったというのに…」

 

「お願いだから今日はずっと自分の部活にいて!このまま龍ちゃんがいると練習にならなくなっちゃうから!」

 

「なんかショックだわ…」

 

そう言うと龍ちゃんは少し落ち込みながらバスケ部の練習へと戻って行った。

 

「行っちゃった…」

 

「ごめんね梨子ちゃん。でもあなたのためにはこうするしかないんだ。あのまま練習に参加されてたら調子とか狂っちゃうでしょ?」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

「わかってくれればいいのだ!それじゃ練習を再開しよ!」

 

それからの練習は思ってたよりもスムーズに進んでいって、あっという間に終わってしまった。

 

─────────────────────

 

少し早めに部活が終わったので私は学校の近くの喫茶店で海藤くんの練習が終わるまで待っていることにしました。隣には千歌ちゃんと曜ちゃんもいます。

 

「練習はちゃんと出来たからよかったけど朝の梨子ちゃんは何か変だったよ!」

 

「梨子ちゃんは、龍くんとイチャイチャしてた時のことでも思い出してたんでしょ?」

 

「うう…恥ずかしいよ…」

 

私は朝の自分のことを思い出して誰が見てもわかるぐらいに顔が真っ赤になっていました…

 

「そ・れ・で!昨日の練習後に龍ちゃんと何をしたの?話しちゃえば楽になるよ?」

 

「えぇ…」

 

「さぁ梨子ちゃん。何があったのか聞かせてもらいましょうかねぇ…」

 

千歌ちゃんも曜ちゃんも私の逃げ場を無くすようにして私に近づいてきました。これって絶対に言わなきゃダメってことなの?

 

「海藤くんが家に泊まらないかって…」

 

「「え?」」

 

「だから!海藤くんが!」

 

「も、もうわかったから!」

 

あぁ…二人に話しちゃいました。内緒にしておくつもりだったのに…海藤くんごめんなさい…

 

「龍ちゃんもやるねぇ…梨子ちゃんを家に連れ込もうとするなんて」

 

「昔の龍くんなら絶対にやらないもんねぇ…」

 

「そ、そうなの…」

 

昔の海藤くんって一体なんなんだろう?私は少し気になってきました。それに私以外にお付き合いしてた人がいるのかどうかも気になるなぁ…

 

「あ!昔の龍ちゃんのこと聞きたい?」

 

「き…聞きたい!」

 

「えーっと、昔の龍ちゃんは…」

 

「やめろ!」

 

千歌ちゃんが話し出した瞬間に練習を終えた海藤くんが店に入ってきました。

 

「龍ちゃん!」

 

「海藤くん!」

 

「おう、待たせたな。それと千歌、それ以上昔のことを言うんじゃない。恥ずかしいから梨子には絶対に聞かれたくねぇ」

 

私だけには絶対に聞かれたくないこと…彼にそんな秘密があったなんて知りませんでした。正直言うと隠し事なんてしてほしくないんだけどな…

 

「わかったよー。言わないから!」

 

「さんきゅ」

 

「でも隠し事は程々にしてよね。梨子ちゃん悲しんじゃうかもよー」

 

「それを本人の前で言うか?」

 

私だって知らないことを幼なじみの千歌ちゃんと曜ちゃんは知っている…私は少し悔しくなってきちゃいました。こうなったら…

 

「千歌ちゃん。やっぱり教えて」

 

「了解!」

 

「え?」

 

海藤くんは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていまし た。多分突然の事で驚いているのかなぁ。

 

「あのう…梨子サン?」

 

「千歌ちゃん達が知っていて彼女である私が知らないなんて嫌なの。だめ…?」

 

海藤くんは無言で俯いてしまいました。顔はよく見えないけど耳が真っ赤だったから顔も同じようになっているのでしょう。

 

「無言は肯定とみなしますよ。海藤くん♪」

 

「うぅ…」

 

「梨子ちゃん、昔の龍ちゃんは…あ、そうだ!写真もあるよ!」

 

「見せて!」

 

「もっちろん!」

 

「ああ…もうやめてくれぇ…」

 

海藤くんは完全に諦めた表情を浮かべていた。

 

「わ、笑わないでくれよ…?」

 

「内容によるけど…あはは!昔の海藤くん面白い!」

 

その写真には普段の善子ちゃんみたいな服装をしている海藤くんが写っていた。

 

「うわぁぁあ!!!だから嫌だったんだァ!」

 

「この時の龍ちゃんは凄かったんだよ!こんな服装してよくわからないことをブツブツ言ってた割にはシャイでどーしようもなかったんだから!」

 

「許してくださぁい…」

 

「まだまだあるよ!」

 

「よし!見る!」

 

「やめてくれぇ…」

 

他にも色々な写真を千歌ちゃんから見せてもらったけど昔の海藤くんは…とっても可愛かったです♪

 

─────────────────────

 

千歌ちゃんの話も終わったので私達はお店をあとにしてそれぞれの帰路につきました。勿論私は海藤くんと一緒です♪

 

「うふふ。とっても可愛かったよ!」

 

「はぁ…もう嫁に行けねぇ…」

 

海藤くんは相当疲れちゃってるみたい。少しやりすぎちゃったかな?

 

「それを言うならお婿に行けないでしょ。それに普通はお嫁さんを貰うことになると思うけど…」

 

「梨子以外のお嫁さんなんていらないぃ…」

 

「えっ…///」

 

い…今梨子以外のお嫁さんなんていらないって言ったよね?そ…それって…

 

「か…海藤くんのバカぁ…!」

 

「なんか今日の俺の扱い酷くね?」

 

か…海藤くんのお嫁さんか……いつかなれるといいなぁ…///

 

「梨子が嫁さんになってくれるといいのになぁ…俺は大歓迎だけど…梨子はどうなんだ?将来俺の嫁さんになってくれるか?」

 

「え!あの…その…///」

 

なんでこういう時の海藤くんって恥ずかしいことを普通に言ってくるの?普段は私と同じかそれ以上に恥ずかしがるのに…

 

「私は…やっぱり海藤くんのお嫁さんになりたいなぁ…」

 

「……ありがとう。大好きだよ梨子!」

 

「と、とにかく!この話は私達にはまだ早すぎます!だって私達はまだ…」

 

「まだ?何なんだ?」

 

「う…///もう海藤くんなんて知りません!」

 

海藤くんのことは大好きだけど、これからの私達の事とか色々考えたら恥ずかしくて……

 

私は明日からどんな顔をして海藤くんに会えばいいのでしょうか…

 

─────────────────────

 

「さてと、こんな感じかな!」

 

梨子が今すぐ来るってわけじゃないのに部屋を綺麗にしちゃうのはなんでなんだろうな。普段からそんなに汚くしていることはないけど。

 

「やっぱさっきのは駄目だったかな…梨子がすごく恥ずかしがってたし」

 

さっきのこと。梨子が俺の嫁になってほしいのは事実だけど俺達はまだ学生の身だからそんな話はまだ早すぎるような気もするなぁ…

 

それにそういう話をするのも本心を言うと結構罪悪感がわくこともある。無理やり自分の欲を押し付けてるような感じするからちょっと重いような気もするし…

 

「はぁ…俺まで恥ずかしくなってきやがった…後からこんな思いをするくらいだったら初めから言わなきゃいいのによ…」

 

俺はいつもこうなんだなぁ…少しカッコつけようとかいい所を見せようとか思うと結局空回りしちまって失敗したり後からああすれば良かったとか考えてしまう。今回もそうだ。

 

「俺は明日からどんな顔して梨子に会えばいいんだろうなぁ…それにしばらく梨子の顔を見られないかもしんない…」

 

龍吾がこの日、眠りにつくことは無かった。

 




今回はここまでです。

それではまた。
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