ここから本格本編。
アニメだけしか見てないから原作の方はよく分かってないよ。御容赦下さい。
おはようからおそようまで、長年違和感に悩まされてた僕です。爆豪です。
なんと違和感の正体は漫画の世界だということらしく。正体見破ってからは日々平穏な生活は送れていません。
そう、
何故か?
「かっちゃんすっげぇえ~~!」
「
まいっちゃうよ~~すごいマズイよこれ~~~。
この口には自動生意気機能でも付いてんのかと思う程に思ったことと正反対のことを喋りやがります。死活問題です。毎日お腹が痛いです。それすらもガン飛ばして喧嘩吹っ掛けてるような雰囲気になりますつらい。
こんな具合で神は死んだ。これで神は生きてるとか宣うのならば直ぐ様に邪神信仰する。
呪いか。嫌がらせか。世界の修正力嘗めてた。生前の二次小説みたいに僕も俺TUEEEEEEしたい。これじゃ俺SINEEEEEEじゃないかふざけるな。
だがしかし、何もかもが無理矢理修正される訳ではないのが救いだった。
◆
緑谷side
ある日、一つのビデオを見た。
「やべーよ!もう十数人は救出してるよぉ!!!やっべーーよぉぉぉおお!!!」
絶望に包まれた炎の中で、その人は白い歯を見せながらその場に不釣り合いな、爽やかな笑顔を見せた。
「もう大丈夫!」
「何故って?」
「私が来た!!!」
僕はその瞬間から、
――――それでも、僕の日常の中に、ヒーローはいなかった。
そう、
「や~い木偶の坊のデク~!!」
「おまえ無個性なんだってな!!だっせぇー!」
無邪気な子供の心無い罵倒は幼い僕の心を容赦なく切りつける。それに僕はなにもしないで、ただ踞って、泣いてばかり。
「っ、っひ、ひぐ、っぅえ、ぅわぁあああん!!!」
「泣いてやんの!!よわむしデク~!」
「や~い、よわむしよわむし~~!」
「おい」
ぴた、と。僕を詰る子達の声は止んで、不思議に思って座り込んだ膝に埋めていた顔を上げると、そこには男の子がいた。
鋭い赤目に静かに結ばれた口が先の言葉を発したのだと数秒後に気付いた。
「かっちゃん!」
「こいつ!むこせいのデクっていうんだぜ!」
「なんもできない木偶の坊だからデク!な!名案だろ!」
再び始まる罵倒に、ずきずきと心が痛んで、その痛みが目と繋がってるように次々と涙が溢れる。
「どうでもいい」
「…………へ?」
間抜けな声は、僕なのか、それとも詰っていた二人の子だったか。
彼は、この幼稚園の中でトップに立っている。個性は勿論、その圧倒的な雰囲気のせいでもあるんだろう。
母さんが言っていた。あんなに小さいのにまるで成熟した大人ね、と。あんまり詳しい意味はわからないが園内に居る誰もが認める超すごい男の子、という認識で、今まではそこまで深い関わりは無かったけれど、こうして近くで見るとよくわかった。
――――この子は、
僕を囲んでいた二人の間を堂々と突き進んで、僕の前に立つ。鋭利に光る緋い瞳が静かに僕を見下ろして、僕は何を言われるのかとビクビクしながら目を瞑った。
「……おい」
「ぁひゃっ、ひゃい!!?」
落ち着いた声音だった。呼び掛けられて反射的に僕は上を向く。
「………ぇ、」
小さくて白い手。掌を此方に向けて差し出していた。ただ、静かに。じっと此方を見つめて。
「勝己。爆豪勝己。お前は」
「……いずく。緑谷、出久……です」
「じゃあ、出久。俺と遊べ」
真っ直ぐに此方を見据えて言ったもんだから最初は何を言われたのか理解が追い付かなかったけど、数秒後にその言葉を理解して、ただ嬉しくて、涙も引っ込んで、その嬉しさのままに、その手を取った。
――――その日僕は、
※補足
【周囲の認識】
幼稚園トップが『自ら』遊びに誘う→モブ「か、かっちゃんが誰かを遊びに誘った……!?」ざわ…ざわ…→緑谷深く考えず遊びに誘われたことが嬉しくて感情のままに手を取る→かっちゃんの友達→モブ「緑谷いじめたらヤバい」
【かっちゃんの思考】
あっアレ主人公じゃね?→おーい主人公くーーん……ってめっちゃ弄られとるやないかーーい→泣いてて可哀想だからあっち行こ?な?(慰め)