爆豪勝己に成ってたんだが以下略   作:大仙

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続き。まだまだ続くよ。

お気に入り、コメント、評価してくださってありがとうございます。
また、誤字報告してくれました方々、ありがとうございます。誤字多すぎだろ自分。




平和ボケしすぎたツケなのですか?

 

 

 

 

  自室の照明に照らされた手をぼんやりと見つめる。何だかすごく長い一日だった。

 

  ベッドの上で仰向けになっていた上体を起こして厚くなった掌から、服の下に包帯を巻かれている太股に視線を移す。

 

  僕は服の上から傷を擦りながら、今日の、長い長い一日を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「おーる……まい、と……?」

 

 

 

  必死こいて逃げ続け、ようやっと目的地の拓けた丘までやってきた、という所で後ろを振り向くと、腕を振り上げ攻撃の態勢に入っている相手を視界に入れた刹那、激しい突風と、繋ぎ止めるような逞しく厚い手に腕を強く掴まれて。

 

 

 

  舞い散る砂塵に腕で顔を覆い隠しながらそろりと目を開けると、眼前には、トップヒーローと名高いオールマイトが居た。

 

  あまりの急展開に若干幼い舌足らずな言葉が出てしまったけれどどうやら決め台詞で聞こえていなかったようだ。よかった。

 

 

 

  ほっと息を吐いていると頭に重み。

 

  何だろうと視線を上に向けて、オールマイトの腕が、視界に映る。オールマイトの、腕?

 

 

 

  「もう大丈夫だ少年!よく頑張ったね」

 

  「 」

 

 

 

  混乱。

 

  ぇ、どゆこと。

 

  何故に僕の頭の上に手が置かれて、ぅ、ぉおしかも撫でられとるなんで。

 

  突然の扱いに暫く放心していた意識は、敵の舌打ちによって戻される。マジで何だったんだ。

 

 

 

  「良いところでよぉ……態々ナンバーワンヒーローに駆け付けて貰えるとはよっぽど運が良いんだなぁ?タイミング良すぎじゃぁねぇかぁ?………いや、もしかしてこの事を予測してたのかぁ?」

 

 

 

  後半、距離が遠いのと敵の声が小さくなったのも相俟ってよく聞こえなかったが敵の怒髪天が爆発しているということだけは分かった。恐すぎる。

 

  この敵、オールマイトが来てもこの調子だということは、どうやら腕っぷしに自信があるようだ。ガタイがでかいってのもあるからだろうか。

 

 

 

  「っはぁ!!!」

 

 

 

  ストレートの構えで振るった拳の風圧が巨大な竜巻となって敵に迫るが、相手もそう簡単にはやられず両腕を振るって竜巻を霧散させる。それと共に、猛烈な悪寒が僕の身体を駆け巡り、冷や汗が背筋を伝う。オールマイトは?何も感じないのか?

 

  大きな背中は、微動だにしなかった。

 

 

 

  咄嗟に、体が動いた。

 

 

 

 

 

  掴まれていた腕を振り上げ、地面に向ける。()()()()()()()()使()()()()()()()()だったが今はそれどころではなかった。これで消えてくれれば上々、消えてなくとも爆破で舞う砂塵で軌道は見える筈だ。

 

 

 

  爆破、轟音、突風。

 

 

 

  「オールマイト!!!!」

 

  「shit!!!そういうことか!!!!すまん少年!少々手荒になるが……!!」

 

 

 

  その小さな謝罪に疑問符が浮かび上がるのも束の間、次の瞬間には横に投げ出される形で突き飛ばされる。大きな背中で遮られて見えなかった砂塵が目に入る。舞い散る砂塵が不自然にも()()()()()()

 

  やっぱりという思いと、マズイという焦燥。飛ばされた体で景色がゆっくりと見える視界の中、視線をオールマイトに移した瞬間。舞い散る赤が目に入った。

 

 

 

  深く入ったのか、勢いよく吹き出す血液に全身が凍り付いたかのような錯覚を覚えた。何故だか眼が熱くて、歯は喰い縛られて。結構近くに居たのか、はたまた吹き出す勢いが強かったのか風向きの影響か。舞い散る赤は数滴僕の顔にもかかる。

 

 

 

  「っ!!」

 

 

 

  身体を強く打ったみたいで、倒れ込んだ右半分が熱を訴えるのを無視して視線を移してオールマイトが居た場所を見てみると、彼はそこには既にいなかった。あるのは抉れ陥没した地面だけ。瞬間、敵の居た場所から悲鳴が聞こえて音に反応するままに其処を見れば、アッパー姿勢のオールマイトと、上に跳ね上がるような態勢の敵がいた。

 

  半ば上体を起こしていた僕はそのまま硬直。

 

  しかし彼は唖然としている僕に気がつくと血だらけの腕を上げて快活に笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  その後、敵を拘束していた頃に他ヒーローと警察が駆けつけ事件は終息した。

 

  色々な人から災難だったね、だの凄い爆発だったな、だのと口々に言われたがぶっちゃけ色んな事ありすぎて早く帰って寝たかった。勿論、オールマイトには助けてもらってありがとうと伝えたが腕は大丈夫だったろうか。結構痛そうだったな、つか僕も斬られてたんだった。すごく痛かった。何よりも、どうやら深く入りすぎたみたいで筋肉の大事な部分が損傷しているらしく逆に今までよく逃げられたねと驚かれた。

 

  普通に生活をする分には支障はないが、激しい運動はこれからずっと控えた方がいいのだと。

 

 

 

 

 

  ─────待て、待てよ、これってもしかして

 

 

 

  ─────ものすごいチャンスな(脱前線ヒーロー出来る)んじゃないか?

 

 

 

 

 

  そのあまりの衝撃に、僕は放心した。周囲にいた人達に促されるままに帰路に付くも、その道中はとても足が重く感じて。

 

  敵はもういないのに、頭のなかは恐怖と焦燥でいっぱいだった。

 

 

 

 

 

 

 

  ─────今までの努力は?

 

 

 

  ─────関係ない、これで晴れて念願の後援ヒーローになれるだろ?

 

 

 

  ─────そうだ。…けれど、しかし

 

 

 

  ─────大手をふって「僕は足が悪いから」と言い訳も出来るだろ?

 

 

 

  ─────そう、だけれども。なんだか、それは、すごく。……すごく、悔しい気がする。それに、

 

 

 

  ─────怖いのか?原作から外れることが

 

 

 

 

 

  自問自答だった。けれど、まるでその言葉は─────……。

 

 

 

  弾かれるように僕は走り出した。もう何も考えたくなかった。脚を前に出しながら、ひたすらがむしゃらに走って、はしって……?

 

 

 

 

 

  ─────…………あれぇ?

 

 

 

 

 

  目線を下にずらす。目に入るのは、血が染みて黒く変色したズボン。その下には、傷付けられて包帯が巻かれている筈で、なんなら全速力だって難しい状態の筈で。

 

 

 

 

 

  ─────………………あっれぇ???

 

 

 

 

 

  訳が分からなくて僕はひたすらに首を傾げつつ、一先ず、と帰路を急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  以上、回想でした。いやほんとに意味がわからない。もしかしてあのときの救急隊員の言葉は嘘だったのか?

 

  いやでも僕に嘘付いてどうするんだ。意味ないだろ。

 

  何か、よく分からないことが僕の身に起きている。これは間違いない。でもそれってなんだ。

 

  それとも怪我したてで全力疾走出来なくなるのは明日からとか?いや僕何言ってるんだ混乱しすぎだ。

 

 

 

  帰宅してからずっとこの調子で、夕飯食べるときも上の空だったからか母さんにも心配されてしまった。けれどそのお陰でか、こんな事になった原因が分かったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 




続く。

眠気に襲われてる中で文章書くもんじゃないね。何書いてんだってレベルで意味不明すぎた。
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