この転生者たちに祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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一回投稿しようとしたら、PC勝手に再起動になって消えた...

ア「ご愁傷様...」

途中まで残ってたからいいけどさ...

ク「自動保存便利だね~」

前書きはちょっと違ってたりする

エ「あはは...本編どうぞ!」



第十六話 この機動兵器と決戦を 前編

「こんちわー」

 

そう言ってカズマが一軒の店に入っていく、ウィズ魔法具店。前に助けたリッチーの店だ。なんだかんだ言って、来てなかったことを先日思い出して、ちょうどいい機会なので来たというわけだ

 

「ちょうどいい機会って言ってたけど、何のために来たんだろうね彼」

 

「さあ?」

 

そこは気になっていたが、カズマには特に聞いていない。まぁアクアやクリスがいるのだ、万が一にも何かあったりしても、万全だろう

 

「とりあえず入ろうぜ」

 

クリスにそう声をかけ、俺も中に入る、クリスも続いて中に入ったため、これで全員が店の中に入っていた。カズマはウィズと話し込んでるし、アクアは何故か紅茶を飲んでいる、めぐみんとダクネスは棚をあさっていた。なんというかまとまりがないよな、このパーティー

 

「おーい、リュウヤちょっと来てくれないか?」

 

「なんだよカズマ」

 

「いや、俺達冒険者はスキル見せてもらわないと習得できないだろ、そう言うわけで」

 

「どういうわけだよ...まぁ良いけどさ、それでどんなスキルなんだ?」

 

「ドレインタッチという、アンデットのスキルなんですけど...」

 

ウィズから説明を受ける、まぁ簡単に言うと、魔力を吸い取ったり、受け渡したりができるスキルみたいだ

 

「そう言うわけですので、手を出して貰ってもいいですか?」

 

「はい」

 

手を出すと恐る恐る握るウィズ、アンデットだけあって少し冷たいが、別にそれ以外は変わりない

 

「ドレインタッチ!」

 

そして抜けていく魔力、というか、魔力以外にも抜けてる気がする、体力とか。まぁそれはいいんだけど、なんか神聖な力を感じる、はて?前にもこんなことがあったよう気がする、そうあのウィズと初めて会った時のような...って!急いで奥で紅茶を飲んでいるアクアとクリスの方を向くと

 

「「・・・」」

 

無言でこちらを見ていた、その様子に思わず冷や汗が垂れる

 

「おいカズマ、何とかしてこい」

 

「なにが?」

 

「あの二人」

 

アクアとクリスの方を指し、止めてくるように言ってるのだが、カズマはそっちを見るが、首をかしげるばかりだ。馬鹿な、このプレッシャーを感じないのかコイツは!

 

「とりあえずアクア、クリス、ステイ!」

 

「何言ってんのよアンタ」

 

「そうだよリュウヤ、ちょっと失礼じゃないかな」

 

笑顔です、笑顔が怖いです、アクアさん、クリスさん。とりあえずあの二人に、どういう経緯でこうなったか説明しなければならない

 

「ウィズそろそろいいんじゃないか?」

 

「カズマさん、どうですか?」

 

「お、大丈夫みたいだ」

 

「お手数をおかけしました」

 

そう言ってぺこりとお辞儀するウィズ、俺はそれに苦笑してさっさとアクアとクリスのもとに向かい、今回の事情を説明した

 

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俺達は今ウィズの店から移動し、ギルドに来ていた。あの後説明で信じてもらえず、カズマを読んで再度説明、カズマが悪いということになり、アクアとクリスにぼこぼこにされていた。俺は説教食らったけどね!解せぬ。そんなことはさて置き、緊急クエストということでギルドに集まっているのだが、なんか雰囲気がいつもと違いシリアスだ

 

「皆さんに集まってもらったのは、ほかでもありません、機動要塞デストロイヤーがこの街に向かい進行してきています」

 

ルナがそう言うと、水晶を持ったギルドの職員が前に出る、その水晶には馬鹿でかい蜘蛛のようなものが、あれがデストロイヤーだろうか?一瞬の閃光の後、水晶は何も映さなくなった。今のを見る限り迎撃手段もある、と。こうして始まった作戦会議、だがいい案は出てこない。穴を掘っても、避けるか、這い上がってきたり、バリケードは無意味。大体の対策は、街を捨てて逃げること、八方塞がりじゃねえか。クリスは逃げた方がいいいと言ってるがダクネスは譲らず。なんかクリスが俺の方に来る

 

「なんかいい案ないかな?」

 

「・・・なんで俺なんだ?」

 

「何か考えてるみたいだったから」

 

確かに考えてはいたが、いい案はこれといってない。そもそもだ、デストロイヤー自体魔法防壁があるため、並の魔法は通らない、爆裂魔法でも耐えるとなると...同時に何発かぶつけるしかないけど、俺が加わったとしても二発、それも耐えるだろう。防壁が壊せれ、ば?まてよ

 

「なぁアクア、お前の魔法で防壁どうにかできないか?」

 

「出来るかできないかで言われれば、たぶんできるわよ?でも確約は出来ない」

 

とのことだった。まぁ分の悪い賭けだけど、そんなのはいつものことだ、もし破壊できなくても最悪、俺の魔法でどうにかなるだろうし。となると後は火力だが、どうにかなるわけだだが

 

「よしめぐみん出番んだ」

 

「なんで私が!?」

 

「なに?めぐみんの爆裂魔法って、あれも壊せないへなちょこなの?」

 

「上等ですよ!私の爆裂魔法を馬鹿にした罪、ここで償わせましょう!!」

 

「ちょ、ちょ、早い早い!」

 

カズマがめぐみんの口元を押さえる、うむ、煽り耐性低いやつは使いやすい。せめてもう一人くらい火力持ちが欲しい、そもそも俺のチートは時間制限あるし、奥の手ぐらいにしておきたい。そんなことを考えていると、入口の方が騒がしくなる。貧乏店主なんて聞こえるあたり、ウィズが来たみたいだ。なんか盛り上がってるところの話を聞くと、ウィズは元凄腕のアークウィザードらしい

 

「あ、これ勝っただろ。とりあえずカズマ、作戦もうちょっと詰めようぜ」

 

「はいよ!」

 

というわけで、ギルドの職員たちと、作戦の主要人物たちを集め作戦会議を

 

-------------------------------

 

「来たぞー!!」

 

一人の冒険者が他の冒険者に大声で呼びかける、確認してみると遠くに米粒みたいな何かが見える。というか、こんなに離れてるのに見えるのかよ、どんだけ大きいんだよ

 

「それで?行けそうかアクア」

 

俺は隣にいるアクアに話しかける、まぁ当たり前だが、全然緊張していなさそうだ

 

「私を誰だと思ってるの?」

 

「決めるところはしっかりと決めてくれる女神様だな」

 

「ふふん!そうでしょう、そうでしょう!!」

 

まぁそうやって、すぐに調子になるのがいただけないんですけどね。まぁアクアの自信満々の顔を見たら、どうでもよくなってきたんですけどね

 

「んじゃ頼むわ、アクア」

 

「任せなさい!!」

 

止まっていたデストロイヤーが動き出す、下を見てみるとカズマからの合図が、なのでアクアに指示を出す。屋敷から飛んできたのだろう、どういう原理なのかは知らないが、アクアの手には愛用の杖が握られたいた。それを勢いよく回転させたと思うと

 

「セイクリッドー!!」

 

練り上げられる魔力、複数展開される魔法陣、目の前の光景に圧倒される

 

「ブレイクスペル!!」

 

撃ちだされる魔法、すごい風圧に踏ん張る。撃ちだされた魔法は障壁にぶつかる、結果は拮抗、しかもよく見るとデストロイヤー止めてるし

 

「アクア!!」

 

「うらぁー!!」

 

もっと魔力を込めたのか、五個あった魔法陣は一つになり、ついに障壁を破る。見事なもんだな

 

「お疲れ」

 

「ふふん!どうよ!」

 

なんて近づきながらドヤ顔するアクア、それが微笑ましくて頭を撫でてしまうが、気分がいいのか振り払われることはなかった。続いて爆裂魔法だが、カズマがめぐみんに発破をかけ、成功に終わったのだが...まぁそううまくいくわけはなく、デストロイヤーの自爆機能が作動したのだった

 

「マジかよー!!」

 

俺達以外の冒険者たちの、悲鳴にも似たそんな声が聞こえた




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