この転生者たちに祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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特にないので

ア、エ、ク「本編どうぞ!」



第二十六話

季節は相変わらず冬で、雪も積もってる。 日本にいたときは、ここまで雪が積もっている地方でなかったので、正直言って寒すぎる。 アクアなんて暖炉の前を陣取ってる。 だが、カズマとの喧嘩はない、何故なら

 

「いい加減炬燵? から出て冒険しましょうよ!」

 

「そうだぞ、いくら儲かってるとはいえ」

 

「いいんじゃないか? たまには休憩も必要だ」

 

「そうだよ、ダクネス。 あ、リュウヤそこのミカンとって」

 

「はいよ」

 

俺とクリスも炬燵でだらけていた。 やはり、炬燵は人をダメにする魔力があるようだ

 

「いや、お前やクリスは普段から働き過ぎなのだ、お前たちはいいかもしれないが」

 

「このダメ人間はダメだと思います。 それに爆裂魔法は、外じゃないと撃てないじゃないですか」

 

コイツはダメだ手遅れだ、俺はそう思い無視することにした。 何故ここでアクアが話に出ないかというと、俺のクエストにちょこちょこ来たりしているからだ

 

「おい、いくら温厚な俺でも怒るときは怒るぞ」

 

「温厚......っは」

 

鼻で笑ってやったが聞こえないふりを強いているようだ

 

「温厚とか......っは」

 

「・・・・・・」

 

流石にクリスに言われたのは腹がっ立ったらしく、額に青筋が。 それでも何も言わないあたり、自分でも思うとこあるのかなー、カズマ君。 結局、駄々をこねたカズマだが、最後は尿意に負けて停戦を進言するも、それまでの行いからか、炬燵ごと外に放り出された。 さて、さっきから話題に出ていた炬燵だが、バニルとカズマの共同作品だ。 バニルだが、この世界の悪魔は残機、つまりは命のストックがあるらしく、それを使って生きていた。 仮面の上にⅤとか書いてあったのは笑ったが。 つまりスターライトブレイカーで、バニルのストックを四つ消費したらしい。 バニルが生きていたのはいいのだが、何故カズマと? と思う方もいるだろう。 もともとバニルには破滅願望があるらしく、その一環であのダンジョンにいたわけだが、そこについては割愛させてもらう。 早い話、バニルはウィズの店で資金をためている、そう思ってもらえばいいのだ

 

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炬燵は外に放り出され、仕方なく俺たちは外出したわけだが、今はギルドではなく、武器屋に来ている。 なんでも、カズマがこの間の成功報酬で、勝手に装備を作っていたらしい。 まぁ俺はいらないと言って分けた報酬だ、どう使われようがいいのだが

 

「だけど使えもしないのに、鎧に金を使うのはどうかと思うんだ」

 

「すみません、金具外してもらってもいいですか?」

 

「はぁ......」

 

カズマは元のスペックが低いせいか、鎧を着ても腕をあげることはおろか、その場から一歩も動けなかった。 ダクネスは筋肉だるまだし大丈夫だろうが

 

「ばっかじゃないの?」

 

珍しくアクアがからかい口調ではなく、本気で呆れたように言う。 これには流石にカズマも堪えたようで、涙が。 誰も慰めないあたり、カズマの人柄がうかがえる

 

「なんか珍しそうだね」

 

「最初のころ来てそれっきりだったからな」

 

俺が店内を見て回っていると、クリスが駆け寄ってきた。 まだ来たばかりのころ、安い防具や武器を買ったと思うと感慨深いものがある。 そう言えば金もたまってるはずなのに、いまだにアクアはあの杖だ、まぁ本人が変える気ないようだし、いいのだろう。 なぜか物が倒れる音がしたのでそちらを見ると、カズマが商品である剣を倒していた

 

「あれって腰に横さししてるからいけないんじゃないの?」

 

「本人気が付いてないからいいんじゃね?」

 

居間も出入り口の扉に引っかかっているし

 

「アホですね」

 

「アホだな」

 

「はぁ......」

 

ようやく外に出てなぜか刀を投げているカズマは印象的だった

 

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「とりあえず適当にコーヒーとサンドイッチを」

 

「私も同じのお願いしまーす」

 

「私も!」

 

俺、アクア、クリスは軽食を頼み腹を満たす。 めぐみんは何故かアスパラみたいなものを、リスみたいに細かく噛んで食べているが。 ダクネス? クエストを探しに行ってる、ちょっと不安はあるが

 

「おーい、これなんてどうだ?」

 

「何々? リザードランナーの討伐?」

 

受付嬢のルナさん曰く、この季節のリザードランナーは繫殖期らしく、姫様ランナーを求めてオスたちがデットヒートを繰り広げるだとかで、行商に迷惑がかかるらしく、それを討伐してほしいとのこと。 まぁそれくらいなら大丈夫かということで、俺たちは討伐に出発した。 大きな木があったのでそこにカズマが上り、暫くするとどうやらターゲットの大群が着たようだ

 

「結構な数いるな。 アクア、姫様はわかったけど、王様ってなんか特徴ないのかー?」

 

「うーん、ないんじゃないかしら? そもそもかけっこで一番早いのが王様って話だし」

 

それを聞いて苦い顔をするカズマ

 

「どうする? 全部殲滅するか?」

 

「できれば楽したかったんだが、仕方ない。 めぐみん、出番だ!」

 

作戦変更、元々はカズマの狙撃する予定なのだが、姫様が分かっても王様が分からない以上、作戦変更したようだ

 

「す、少し待ってください! 流石に遠すぎて確認できませんよ!?」

 

「そうだな、カズマは千里眼持っているからともかく、私たちは見えないぞ?」

 

確かに視力などがいくら良くても見えないだろう、俺だって見えないし。 だが、意外なところから提案が

 

「なら、私が引き寄せる?」

 

「出来るのかアクア」

 

「勿論よ!」

 

出来るのは結構だが、引き寄せるとなると危険もあるわけで、苦い顔をしたカズマだが、結局決行することに

 

「・・・・・・頼む」

 

「わかったわ!フォルスファイア!」

 

土ぼこりがやみ、こっちに向かって一斉に駆けてきた

 

「うわ、キモ!」

 

カズマが何か言っているが、なーんか嫌な予感がするので、準備をしておく

 

「めぐみん!」

 

「行きます! エクスプロージョン!!」

 

なのだがいつもの轟音が来ない

 

「エクスプロージョン!!」

 

もう一回やってみるが、出ない。 めぐみんによると魔力が足りないらしいが

 

「お前のせいじゃねえか、カズマ!」

 

そう、炬燵の時にめぐみんの魔力を吸い取っていることを思い出した。 いやな予感はこれか!

 

「準備しといてよかった。 術式解放!ルシフェリオンブレイカー!!」

 

炎の砲撃はリザードランナーの群れを全滅、こうしてクエストは成功した

 

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「エリス様ー、今夜も来ましたよー」

 

「リュウヤさん、ありがとうございます」

 

今日も今日とてエリス様の手伝いだ。 夜にしか時間が取れないのは、少し申し訳ないが昼間はあいつを監視してないとやばいことになりそうなのだ

 

「今日はどんなクエストに行ったんですか?」

 

「クリス通じて見てるんじゃないんですか?」

 

「見てはいますが、やっぱり聞きたいじゃないですか」

 

そう言って少しすねた風に言うエリス様、それをばれないように笑いながら、今日のクエストについて話す。 改めて話して思うが、でこぼこの割によくまとまってるパーティーだと思う

 

「やっぱりリュウヤさん、チートだと思います。 五分の制限なんてあってもないようなものですし」

 

「まぁ似たような効果ありますからね、代用すればいくらでも」

 

「でも、リュウヤさんの場合リスク管理やってくれていますし、私としては良いんですけど......」

 

「まぁ神器まだまだありますからねぇ」

 

エリス様やクリスと回収してるとはいえ、まだまだあるのだ。

 

「まぁ、ぼちぼち行きましょう」

 

「はい

 




こっちも終わり近づいてきたなー

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