この転生者たちに祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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本当は日曜に投稿するつもりだったんだ、すまない...すまない...すまないぃぃぃぃぃ!!

ク「なんで某スマホゲーの、すまないさんみたいな謝り方なのさ...」

謝罪っていったらこれじゃない?

ア「色々間違ってるから」

そうなのか...本当にすまない

エ「えっと...このままでは収集つかなさそうなので、本編どうぞ!」


第七話 このリッチーに救いの手を!

前回のキャベツの収穫から、はや数日が立った。まぁその間起きたことと言えば、ダクネスが正式に加入し、冬牛夏草の討伐に行ったことだろうか。それとクリスも神器の回収がないときは、うちのパーティーにいることが多くなった。本人曰く

 

「ここにいると飽きないからね」

 

とのこと。人をダシにして面白がるのはやめてほしいのだが。そんなこんなで、いつものようにギルドに行くと、カズマがクエストボードの前で頭を悩ませていた

 

「オッスカズマ、どうした朝から」

 

「ん?リュウヤかおはようさん。いや、なんかいいクエストないかなと思ってさ」

 

カズマの言葉に、俺もクエストボードを見る。確かにぱっとみいいクエストはない、まぁしいてあげるならジャイアントトードだろうか。だが余りやりすぎると、またギルドから警告が来るので無理だろう。というか俺みたいな、高スターテスの冒険者が受けるレベルではないのは確かだ

 

「少し無茶してランクの高いクエスト行くか?俺がいれば問題ないし」

 

「まぁお前に頼り切りってのもな...」

 

「まぁお前がそれでいいならいいけど...でもダクネス加入したし、少しくらい無茶しても大丈夫なような気がするけどな」

 

「お前はこの前の冬牛夏草のクエストを忘れたのか...」

 

ジト目で見られるが。まぁ確かにダクネスが敵に突っ込んでいくのは、いただけないな。クリスというストッパーがいるなら、まぁ良いかもしれないが

 

「でもいいクエストないぞ?てかレベル上げるならマトを縛った方がいいじゃないか?」

 

「うちのパーティーでレベルが低いのは...アクアか」

 

俺は個人で試したいこともあり、クエストを受けることもある。ダクネスとクリスはもともとパーティーを組んでいたこともあり、レベルは普通だ。めぐみんは...まぁ爆裂魔法でいくらでも上がるだろ。アクアだが...基本アークプリースト、プリースト系の職業は、後衛で回復や支援などが仕事なのでレベルアップの機会は少ない。少ないが、アンデットなどはその限りではない。アンデットなどは回復魔法が逆に作用する

 

「これなんてちょうどいいじゃないか」

 

「ゾンビメーカーの討伐か...」

 

俺は一枚の依頼書をカズマに見せる。詳しい説明は省くがゾンビメーカーは、アンデットを操ることができる。なのでアクアにはうってつけだ

 

「よしこれにしよう」

 

「リュウヤ、なんかいいクエストあった?」

 

丁度良くアクアたちも来たようだ、今日はクリスも来たようでこのパーティーも少し大所帯だ

 

「ほいこれ」

 

後ろから声をかけてきたので、後ろから見えるように見せてやる

 

「何々?ゾンビメーカー討伐?いいと思うけど、これ私以外うまみないと思うんだけど?」

 

肩口から俺のことを覗き込んでくるのだが、それは俺じゃなくてカズマに言え、それと近い

 

「「「ほほぅ...」」」

 

なんか外野三名がうざったい視線が飛んできている、俺は視線を飛ばしていないクリスを見るが、笑ってるばかりで助けてくれない。えぇい、どいつもこいつも!

 

「そこでにやけて見てる三人は、後で俺の新魔法の実験台な。今回はカズマの発案でアクアのレベル上げなんだ!」

 

「「すみませんでした!!」」

 

「どんとこい!」

 

約一名は無視だ無視、クリスはクリスで後が怖いので、一応は保留。

 

「なるほどね...そういうことなら任せなさい!」

 

ドンッと自分の胸を叩いてむせるアクア、なんというか本当に締まらない

 

-------------------------------  

 

「おい、肉焼けたぞ」

 

「もらい!」

 

「あ、ちょっと!それ私が狙ってた肉なんですけど!」

 

「こちらのお肉も食べごろですよね?」

 

「もういいぞ」

 

「ふむ...やはり奮発していい肉を買っただけあるな」

 

「むふふ~...おいしい...」

 

喧嘩をするもの、その間にちゃっかり肉を食べるもの、肉の質に満足するもの、マイペースに食べるもの様々だ。俺は終始肉焼きに徹しているが。ちなみにこの肉、俺のポケットマネーだ。個人で受けた依頼は基本孤児院とかに寄付してはいるが、まぁギルドの方で一部は取っておけということなので貯金している。なのでそこから今回の肉代は出した

 

「リュウヤ~!」

 

なぜかアクアが泣きついてきた、てか肉焼いてて危ないのだが。大方カズマに何か言われたのだろう

 

「ほれ、これ食べ頃だから食え」

 

適当に何枚か肉を皿にやると、それだけで機嫌を直すアクア

 

「ん~!おいしい!」

 

「ちょっろ」

 

「お前が言うのかよ...」

 

「あぁっ」

 

「なんでもないですすいません」

 

ドスを効かせてカズマを睨むと謝って急いで視線を外した、全くそんなんなら初めから言うなよ

 

「もぐもぐ」

 

クリスェ...

 

-------------------------------

 

「ねえリュウヤ、私今回の依頼ゾンビメーカーなんてちゃちなもんじゃなくて、もっと大物来そうな予感がするんだけど」

 

真面目な顔で俺にそんなことを言うアクア、フラグになったらまずくない。とも思うのだが

 

「おい馬鹿やめろ!」

 

「シッ!来たみたいだよ」

 

カズマとアクアが言い争いをしそうなタイミングで来たようだ、クリスナイス!指さされた方を見ると、フード付きのローブを羽織った人影が。てか魔法陣が起動してるんだが

 

「なぁゾンビメーカーの取り巻きって、多くても三体くらいじゃなかったか?」

 

「ルナさんの説明だとそうなってたけど」

 

「反応五体くらいいるよ?」

 

カズマを見ると頭を抱えていた、というよりも

 

「ちょっと、リュウヤ放しなさい!」

 

「待て待て待て、何お前は一人で突っ込もうとしてるんだ」

 

「もういいわ!ターンアンデット!!」

 

「「おいー!!」」

 

思わず潜んでいることも忘れてツッコんでしまう。アンデットとはいえいきなりやるとか、しかも人がいるの、に?

 

「ひえええぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「待ってください!あの人浄化魔法が効いてますよ!?」

 

「ということはアンデットなのか?」

 

「そうじゃないよ」

 

クリスの雰囲気が変わる、この感じどうやらエリス様が力を貸しているらしい。うん、あのアンデット死んだな

 

「アンデット?そんな生易しいもんじゃないわ!リッチーよリッチー!!」

 

「リッチー!?」

 

カズマはそれを聞いて驚く、リッチー、確かアンデットの上位種だったか。一応アクアを押さえながら、カタログを出す

 

「だから放しなさい!」

 

「うん、私も放してくれないかなリュウヤ」

 

片やキレながら、片や笑顔で俺に放すように言ってくる。まぁ離す気はないのだが。こんな時間に、リッチーが人目を気にして出てきたのだ、それに墓地の浄化と来た。確実に何かあるので

 

「カズマ」

 

「・・・すごく厄介ごと頼まれそうだけどなんだ」

 

「その予想あってる」

 

「ですよねー」

 

言いたいことを理解してリッチーの方に行ってくれるカズマ、俺はその間にアクアとクリス(プラスエリス様)を説得する

 

「とりあえず待て、こんな時間にリッチーがいるのはおかしくないかもしれないが、なんで浄化してるんだよ」

 

「そんなの知らないわ、リュウヤもアクシズ教の信者なんだからこれだけは知っておきなさい。魔王倒すべし、悪魔しばくべし」

 

「いやそもそもアクシズ教徒じゃないし、なぁクリスから何か言ってやってくれよ!」

 

「ん?アタシもアクアさんの意見に賛成だよ?エリスも賛成だからこそ、私に力かしてくれてるわけだし」

 

いい笑顔だ!それが今じゃなければよかったんだけどなぁ!

 

「「というわけで放しなさい(放して)」」

 

もうどーにでもなーれ!って放置したいがそう言うわけにもいかない、カズマの方が話し終わったのか来たようだ

 

「カズマ!」

 

「はいはいカズマですよ?結論俺たちは浄化しない方がいいと思う」

 

「ほれ!」

 

「そんなことは関係ないわ!」

 

「リッチーだし大丈夫だよ」

 

「あー!もう!!ほんとうにめんどくせぇぇぇぇぇぇ!!」

 

この後俺の説得の甲斐あって、リッチー、改めウィズは浄化されずに済んだ。その代わり俺はアクアのパシリに、クリスも同じようなものに。エリス様は天界に行って、説教や俺がやっていいのかわからない書類仕事を手伝う羽目になった




というわけでウィズ編、所々端折った感じになりましたが仕方ないよね!
実際仕事が忙しくてかけなかったんだ...家に帰ってきてもすぐ寝たし、とういうリアルの話はどうでもいい!
今回はアクアらしくなったんじゃないでしょうか、評価や感想などお待ちしてます

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