真・恋姫†無双 ~天命之外史~   作:夢月葵

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第五章 黄巾党征伐・後編・4

 そんな連合軍を前にして、黄巾党は動けずにいた。

 山の上に陣取り、数も互角。普通に戦えば負ける事は先ず無い。

 だが、それは調練された兵を擁する軍同士の戦いなればこそ。

 きちんとした調練を受けず、只闇雲に人を殺してきた賊である黄巾党の人間には、そんな技術も度胸も無かった。

 数日前なら、数に任せた戦いが出来ていた。

 だが、この数日で何万もの仲間がやられた結果、数的有利の状況は瞬く間に消えて無くなり、今迄通りにはいかなくなった。

 山に陣取り、罠を仕掛けていても有利な気には全くなれず、更にはその罠すら連合軍には通じていない。

 それどころか、いつ総攻撃を仕掛けられるかとビクビクしているくらいだ。

 

「状況はどうなってるの!?」

 

 そんな黄巾党の本陣に、フードが付いた黄色い羽織りを纏った少女の声が響く。

 少女は苛立ちを隠さずに、目の前に並ぶ黄巾党の男達を睨んでいた。

 

「官軍はこちらの罠を警戒しているのか、依然として鉄門峡の手前に陣取ったままです。」

 

 一人の男がそう答えると、少女は苛立ったまま尚も尋ねる。

 

「弓矢は撃てないの?」

「残念ながら、射程範囲外です。」

 

 男は申し訳なさそうに答えた。

 

「……援軍は来そう?」

張角(ちょうかく)様、張梁(ちょうりょう)様共に官軍と交戦中らしく、恐らく援軍は見込めないかと……。」

「そう……。」

 

 男の言葉を聞いた少女は男達に背を向け、思案を巡らせる。

 

(官軍なんて以前は簡単に倒せたのに……このままじゃ、ヤバいじゃない……っ。)

 

 好転どころか悪化しつつある状況に、張宝は焦りを感じていた。

 そんな時、少女達が居る本陣の後方から人の叫び声や騒音が聞こえてきた。

 

「一体何の騒ぎ!?」

 

 騒ぎがする方に向かって声をあげると、その方向から一人の男がフラフラになりながら走ってきた。

 男は少女の近く迄来ると倒れ込む様にひれ伏し、報告を始める。

 その背中には、無数の矢が刺さっていた。

 

「た、大変です……こ、後方から攻撃を……っ!」

「何ですって!?」

 

 報告を聞いた少女及び周囲の者達は驚き、言葉を失った。

 

「……後方には崖しか無い。なら、裏切り者が出たと言う事か!?」

「お、恐らく……。」

 

 暫くして少女の側に居る男が報告してきた男に尋ね、報告してきた男はそれを肯定した。

 

「こんな時に裏切りなんて……。」

 

 少女は苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべ、後方に目をやった。

 

「……裏切り者の数は解る?」

 

 後方に目をやったまま、少女は尋ねる。

 

「ハッキリとした数は判りません……。只、自分が攻撃を受けた際は……少なくとも五百は居ました……。今はもっと増えている可能性もあります……。」

 

 男は苦しみ、言葉を途切らせながらも何とか答えきった。

 そんな男に温かな笑みを向けながら、少女は言った。

 

「……報告を有難う。休んで良いわよ。」

「は……はい……っ。」

 

 男はそう答えて目を閉じた。

 二度と覚めない深い眠りに落ちたのだ。

 少女達は男に感謝の意を示した後、近くに居た兵を呼んで男を運ばせた。

 運ばれていく男を見ながら、少女達は話し始めた。

 

「……どうします?」

「……裏切り者を説き伏せるわ。私が行けば反乱は収まる筈だし。」

「しかし、危険です!」

「そんなの解ってるわ。でもね、アンタ達は私が誰だか忘れてない?」

 

 少女は笑みを浮かべながら男達に尋ねた。

 

「私は……ちぃは皆の妹、地和(ちいほう)ちゃんよ。ちぃが話して言う事をきかない黄巾党員は居ないんだからっ。」

 

 そう叫ぶと、近くに繋いでいた馬に飛び乗り、陣の後方へと向かう。

 男達は慌ててその後を追い掛けた。

 その黄巾党本陣の後方では、涼率いる奇襲部隊が黄巾党に対して攻撃を仕掛けていた。

 

「皆、後少しだよ! 頑張って‼」

「ここが正念場だ! 一瞬たりとも気を抜くな‼」

「「「「「おおーっ‼」」」」」

 

 桃香と涼の檄を受けた兵士達の咆哮が、辺りに響き渡る。

 否応無しに士気が上がる奇襲部隊に対し、黄巾党は混乱し士気が著しく低下していた。

 人が来る筈が無い断崖絶壁を背にしていた彼等は、有り得ない筈の後方からの攻撃を受けて只逃げ惑うしか出来なかった。

 そんな中誰かが、「裏切り者が出た!」と叫びだした。

 確証は何も無いが、まさか崖を登って来たとは考えない彼等はそう結論付け、いつの間にか「裏切り者」が存在している事になった。

 すると、程なくしてそこかしこで同士討ちが始まった。

 結果、黄巾党は涼達奇襲部隊だけでなく、味方である筈の者達とも戦わなくてはならなくなったのだ。

 

「御主人様。」

「どうした、愛紗?」

 

 指揮をとる涼の許にやってきたのは、「別行動」をしていた愛紗だった。

 愛紗は青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を利き手に持ちながら報告を始める。

 

「鉄門峡に配置してあった“罠の排除”、完了しました。」

「……そうか。疲れているとこ悪いけど、このまま攻撃に参加してくれるか?」

「勿論です。それに、疲れる程動いてはいませんので大丈夫です。」

 

 愛紗はそう言って青龍偃月刀を構え、前へ出る。

 

「……解った。なら、頼むよ。」

「承知しました、御主人様。」

 

 愛紗は涼に頷いてから前へと駆け出した。

 依然として混乱しつつも、涼達に気付いて攻撃を仕掛ける黄巾党も少なからず居る。

 そんな敵を、愛紗は一刀のもとに斬り捨てる。

 黄巾党が反撃してきても、剣や槍での攻撃は勿論、弓矢による攻撃をも完璧に防いだ。

 そうして防御に徹した後は、直ぐ様攻撃に転じてその数を減らした。

 相手が二人掛かりや三人掛かりでも怯む事無く、愛紗は青龍偃月刀を振って敵を確実に仕留めていった。

 始めの内はその威勢を若干取り戻していた黄巾党も、愛紗の強さにその勢いを削がれると、次々と背を向けて後ろへと駆け出した。

 勿論そんな好機を見逃す愛紗ではない。

 

「弓兵隊、構えっ!」

 

 凛とした声で味方にそう命じると、兵達は瞬時に弓に矢をつがえる。

 

「撃てーっ‼」

 

 その声と同時に放たれた矢は、次々と黄巾党の体に命中し、その命を奪っていった。

 丁度その頃、鉄門峡の前に陣取っていた連合軍に動きがあった。

 

「憂いは絶たれた! 今こそ賊共を討ち滅ぼす時‼」

「全軍、突撃っ!」

 

 曹操と盧植の号令が連合軍全体に響き渡ると、兵士達はいつも以上に気合いの入った雄叫びをあげながら駆け出し、山道を埋め尽くす程の兵士達の足音が、途切れる事無く大地を揺らしていった。

 

「先ずは、幸先が良いという所かしら。」

「そうですね。奇襲で敵を混乱させるだけでなく、罠を排除してくれるとは、意外とやります。」

 

 兵士達と共に進軍しながら、盧植と曹操はそう話した。

 そう、連合軍の懸案事項だった鉄門峡の罠は既に無い。

 この少し前に罠は、いや、罠を担当していた黄巾党は全て排除されていた。

 涼は黄巾党本陣に攻撃を仕掛ける際、奇襲部隊を二つに分けていた。

 一つは、本陣に向かう涼達が率いる本隊。もう一つは、愛紗率いる遊撃隊だ。

 遊撃隊の使命は、鉄門峡守備隊の殲滅。

 気付かれない様に近付いた愛紗達は、罠担当の黄巾党を矢で排除していき、討ち漏らした分は愛紗達が自ら得物を振るって倒していった。

 そうして罠の場所に居た黄巾党を全て倒した愛紗達は、崖下の曹操達に向かって叫んだ。

 

『落石の罠も、弓矢を撃つ黄巾党も最早居ない! 安心して進まれよ‼』

 

 だが、連合軍は張宝の妖術を恐れているのか中々進もうとしなかった。

 そこで愛紗は、青龍偃月刀を天高く掲げながらこう続けた。

 

『皆の不安の原因、それは恐らく張宝の妖術だろう。……だが、その心配は無用だ。全員、空を見よ!』

 

 愛紗の迫力に圧されたのか、兵士達は皆素直に空を見上げた。

 

『張宝の妖術は、劉玄徳が行った破邪の祈祷によって打ち消された! 先程迄曇っていた空が、今は青蒼と晴れているのがその証だ!』

 

 愛紗の言う通り、先程迄曇っていた空は、今やその大半が澄み切った青で構成されている。

 それを見た兵士達は、妖術の心配が無くなったと捉えたらしく、表情がどんどん明るくなり、士気が高まっていった。

 そこに再び、愛紗の凛とした声が響き渡る。

 

『黄巾党を倒すべく集まった勇士達よ! この機を逃さず、前へ進めっ‼ 我等には清宮殿の天の加護と、劉備殿の天分の才が有る事を忘れるなっ‼』

 

 その言葉が決定打となって、兵士達が持っていた恐怖心は完全に無くなった。

 それから曹操達の檄が入り、今に至る。その間も士気は上がり続けていた。

 士気が上がり続ける連合軍は、何の抵抗も受けないまま山道を登り続けた。

 また、黄巾党の本陣が在ると思われる方角からは、剣と剣がぶつかる音や人の叫び声が聞こえてくる。

 どうやら、今まさに奇襲が行われているらしい。なら、一刻も早く合流しなければならない。

 進軍速度は否応無く上がっていった。

 

(それにしても、涼だけでなく劉備にも戦いの才が有るとはね……。)

 

 そんな中、曹操は涼と桃香について考えていた。

 嘘か真か知らないが、天の国から来たという少年、清宮涼。

 その涼を慕い、共に義勇軍の大将を務め、漢王朝の血をひくという少女、劉備玄徳。

 二人共、見た目は強そうに見えないが、人望を集める徳を持っている。

 曹操は二人を徳だけの人間かと思っていたが、その二人がそれぞれ崖に登って奇襲を行い、不安で一杯の兵士達の士気を上げている。

 

(これは、二人の評価を改めないといけないかもね……。)

 

 兵士達を鼓舞しながら曹操はそう思う。

 これから先、共に戦う事も有れば敵対する事も有るだろう。その際に相手の力を見極めておく事は大切だ。

 そう思っていると、何故だか曹操は自然と笑みを浮かべていた。

 そうして曹操達が山道を進んでいる間、涼達は黄巾党の本陣に向かっていた。

 

「でやあああぁぁーっ‼」

 

 愛紗の青龍偃月刀が舞う度に、

 

「うりゃりゃりゃりゃーっ‼」

 

そして、鈴々の丈八蛇矛(じょうはちだぼう)が空を切る度に、黄巾党の命と勢いが次々と消え去っていった。

 そうして愛紗と鈴々が部隊を率いて戦っている間、涼と桃香もまた自らの部隊を率いて戦っていた。

 

「建物は全て火を点けるんだ! 松明や火矢を放てっ‼」

「風向きには気をつけてね!」

 

 涼と桃香の指示を受けた奇襲部隊の面々は、直ぐ様松明や火矢を辺りの建物に向かって投げ入れ、放っていく。

 木造の小屋や食料庫はたちまち燃え盛り、炎や煙が辺りを包み、そこかしこから悲鳴が聞こえてくる。

 

「……っ!」

「……気にすんな、とは言えないけど、気に病み過ぎるなよ。」

「うん……。」

 

 辛い表情の桃香に声をかける涼。

 敵とは言え、人が苦しみ死んでいく様を見るのは心苦しいのだろう。

 勿論、いつ迄もそんな事を言っていられる訳じゃ無い事は、桃香も涼も理解していた。

 そんな中、聞き慣れない少女の声が涼達の耳に届く。

 

「アンタ達、暴れるのもいい加減にしなさいよね!」

 

 声に気付いた涼達は、その方向に向き直る。

 そこには、馬に乗った少女を先頭に、十数人の黄巾党が居た。

 

「官軍の大軍を前にして臆病風に吹かれるのも解るけど、だからってこんな事したって意味無いわよ!」

 

 馬上の少女は涼達に向かってそう叫んだ。

 だが、当の涼達には彼女が何を言っているのか解らなかった。

 

「……涼兄さん、意味解る?」

「よく解らん。」

「だよねー。私も解らないし。」

 

 涼と桃香、そしてそれぞれの部隊の兵士達は少し混乱しつつも、馬上の少女の言葉の意味を考え始めた。

 考えながら、涼は馬上の少女を見た。

 瞳は紺色、髪型は水色の髪を葉っぱの様な十字形の髪飾りで左に纏めたサイドテール。

 肩やお腹を大胆に露出した白い服と袖。露出の割に胸は小さい。

 二の腕には蕾の形をした緑色の腕輪、よく見ると髪飾りの形を少し変えただけにも見える。

 胸の真ん中で分かれている胸当ても緑色で、中央には桃色の花が描かれている。

 黄色のプリーツスカートに重ねるように白い布を巻き、白と黄色で構成されたロングブーツを履いている。

 左手にはさっき迄着ていたのか黄色い羽織を抱え、右手首には蝶結びにした黄色い布を巻いていた。

 

(可愛い女の子だけど……こんな所に居るって事は、もしかしてこの娘が……?)

 

 涼は馬上の少女を観察し終えると、一歩前に出て尋ねる。

 

「君が張宝か?」

 

 尋ねられた馬上の少女は、一瞬戸惑った表情になるも、直ぐに気を取り直して答えた。

 

「当たり前でしょ。アンタ、黄巾党の一員のクセにちぃの顔を知らないワケ?」

 

 その声は少し不満げだ。

 だが、その言葉で涼や桃香は勿論、部隊の兵士達も漸く、馬上の少女−ちぃこと張宝が先程言った言葉の意味を理解した。

 張宝は、涼達を反乱を起こした黄巾党の一員だと勘違いしている。

 だからこそあんな物言いだったのか、と思いながら、涼は言葉を紡ぐ。

 

「悪いけど知らないよ。」

「……失礼な奴ね。まあ、黄巾党も沢山居るから、ちぃの顔をちゃんと見れてない人や、天和お姉ちゃんや人和の方が好きって人も居るだろうけど……。」

 

 張宝がそこ迄言った時、後ろに居た黄巾党の一人が焦りながら張宝に近付き、耳打ちした。

 

「あの……何か様子が変です。」

「変って? 確かにちぃの顔を知らないのは変だけど……。」

「……その答えは、あれかも知れません。」

 

 男はそう言って或る場所を指差す。

 その先には涼の部隊が在り、その中の一人が大きな旗を持っていた。

 その旗に書かれている文字は、「清宮」。*1

「……“清宮”? そんな名前の指揮官、ウチに居たっけ?」

「……居ません。」

 

 男がそう断言すると、張宝は漸く慌てだした。

 

「えっ!? それって一体……!? ちょっとアンタ、名を名乗りなさい‼」

 

 慌てながら怒り、涼に名前を言う様に命令する張宝。

 涼は黄巾党の一員では無いので、答える義務は無いが、一応答えた。

 

「俺の名前は清宮涼。官軍の総大将だ。」

 

 涼が冷静かつ自信満々にそう言うと、張宝を始めとした黄巾党は驚き戸惑い始めた。

 

「清宮涼って、最近ウチの各部隊を倒してきた義勇軍の指揮官の一人の名前じゃない!」

「まあ、その本人だからねえ。」

 

 慌てふためく張宝に対し、涼はあっけらかんと言った。

 その言葉で、黄巾党の動揺は更に大きくなっていった。

 

「……本人だったとして、どうやって此処に来たのよ? 鉄門峡は未だ破られていないのに……。」

「簡単だよ、そこの崖を登っただけだから。」

「な、なんですってーーっ!?」

 

 驚いた張宝の声が辺りに響く。

 また、黄巾党の動揺も計り知れない程だった。

 

「バ、バカ言わないでっ! あんな崖を登れる訳が無いじゃないっ‼」

「それが登れるんだよ。……俺は天の御遣いだからね。」

 

 動揺する張宝達を見据えながら、涼は涼しげにそう言った。

 涼の言葉を聞き、目の前の現実を見た張宝達は信じられないといった表情で涼を見て、無意識に後退りしようとする。

 それを見た涼は冷静な表情を崩さず、張宝達を見据え続けた。

 

(……このハッタリで降伏してくれると良いけど……無理かなあ。)

 

 涼は内心こんな事を思っていた。

 そう、張宝に言った「天の御遣いだから出来る」発言は、単なるハッタリに過ぎない。

 この世界の人間が、不可思議な事に特別な畏怖の感情を持っているという事を涼は知っている。

 だからこそ、このハッタリは有効だと思い、言ってみた。

 果たしてその効果は――。

 

「……君達が降伏し武装解除してくれたら、黄巾党の身の安全は保障する。」

 

 念の為、もう一言付け加えた。

 

「……本当に?」

「俺は総大将だ。それ位は出来る。」

 

 張宝は明らかに動揺しながら、涼の提案を受け入れようとしている。

 

「ちぃは……どうなるの?」

 

 続けて、少し声を震わせながらそう尋ねた。

 

「……君は黄巾党の乱の首謀者である張三姉妹の一人だ。全くの無事って訳にはいかないだろう。勿論、寛大な処置を願ってはみるけど……。」

 

 涼もまた、少し表情を曇らせながら答えた。

 こればかりは、流石に涼の一存で決める事は難しい。

 

「解った……なら……。」

 

 暫く考えていた張宝が、そう呟きながら下馬しようとする。

 だが、

 

「ダメだ、地和ちゃん!」

 

周りに居る黄巾党の一人が突然そう叫んだ。

 

「俺達は地和ちゃん達に惹かれてついて来たんだ! なのに地和ちゃんが居なくなったら、俺達が助かっても意味は無い‼」

「そうだ! 俺達は最後迄地和ちゃんを守るぞ‼」

 

 その一人の言葉から、黄巾党は堰を切った様に声を上げていく。

 そこには、涼を畏れ戸惑っていた先程迄の黄巾党の姿は微塵も無かった。

 そんな光景を見ながら、涼は一つ溜息を吐く。

 

「……交渉決裂、かな?」

「そうみたいね。……アンタ達、ちぃの敵をやっつけちゃって‼」

「「「おおおぉぉーーっ‼」」」

 

 張宝の号令に、黄巾党は雷鳴の様な声をあげて応えた。

 

「仕方ない……皆、黄巾党を倒すぞ! 但し、張宝は生け捕るんだ‼」

「「「はっ‼」」」

 

 涼もまた部隊に号令をかけ、兵士達が黄巾党と戦い始めた。

*1
https://syosetu.org/novel/117489/10.htmlで言ってた修正をここでしています。

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