恋をした者は
死ぬ
episode2
俺君 「離れんなよ」
梨子 「うん……」
梨子 「どこに行くの?」
俺君 「"兄"に会いに行く」
梨子 「お兄さんに?」
俺君 「探偵という名のニートだがな」
俺君 「こんなに騒いでるんだ、あのサイコパスな兄が興味を持たないわけがない」
梨子 「…………」
梨子 「手繋いでもいい?」
俺君 「ダメだ」
梨子 「ごめん……」
俺君 「とりあえず今日は泊まるところを決めねぇと」
梨子 「お兄さんの家はダメなの?」
俺君 「ここから遠すぎる」
梨子 「じゃ〜」
俺君 「ホテルしかないな」
梨子 「…………」セキメン
俺君 「よし行くぞ」
希 「おひさしぶり、元気しとった?」
俺君 「今日泊まってていいかな?」
希 「えぇ!?」セキメン
希 「もちろんいいよ!ゆっくりしてって♪」
俺君 「!?」
希 「しまった!!!」
俺君 「オマエって本当にちょろいな!!!」
俺君 「普通入れるか?急に来た男を家に」
俺君 「見てみろよ今の自分の顔」パシャ
希 「俺……君?」
俺君 「ちょろい女が画面に写ってるからよ!!!」
希 「そんな事思っとったん……?」シクシク
希 「ウチのことそう思ってたん?」
俺君 「良かった……」
俺君 「生きてる」
希 「え?」
梨子 「まさかまたわざと!?」
俺君 「仕方ないだろ……」
俺君 「希がまだ俺に惚れてることは知ってたからな」
梨子 「………」
俺君 「希の為にも梨子の為にもこの世界の事を知る必要がある」
希 「嘘なんよね?さっきの?」
俺君 「今は言えないよ……」
希 「そっか……」
希 「ほな入って!」
〜希の家〜
希 「今出てる情報だとこれくらいや♪」
俺君 「ごめんな、泊めてもらってるのにパソコンまで借りちゃって」
希 「ええんよ♪」
俺君 「やっぱり……」
梨子 「どしたの?」
俺君 「さっきの写真だ」
希 「見せんといて〜恥ずかしい〜」セキメン
梨子 「泥棒猫!」
希 「まだ盗んでへんやん!」
俺君 「希の眼、赤く光ってるだろ」
梨子 「うん、でもどうして?」
俺君 「破裂する合図だ」
梨子 「!?」
俺君 「梨子にキスをした時も眼が赤くなった」
俺君 「梨子は元々赤眼に近いから"まさか"とおもってたんだが……」
俺君 「この眼が赤くなるのが破裂の合図なら、少しは生きやすくなるはずだ」
梨子 「もしも……」
梨子 「もしもよ」
梨子 「一生このままだったらどうする?」
希 「そんな事あるわけないやん」
俺君 「希の言う通りだ、そんな事ある訳ねぇよ!!!」
俺君 「俺が取り戻すんだから!」
俺君 「梨子とのイチャイチャを!!!」
〜大阪〜
兄 「何度言ったらわかるんです?警察さ〜ん」
兄 「僕は探偵!血を愛し血に生きる探偵!」
警察 「何を言っているんだ!!!」
警察 「早くその刃物をしまえ!!!」
兄 「警察さんに1つ教えてあげます」
兄 「好きと言う言葉の"他にも"言葉は武器になります」
警察 「!?」
兄 「嫌い」
警察「!?」
警察 「………」
男 「刃が……刃物が……」
男 「刺さってるぅぅぅぅ!!!」
女 「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
「嫌い」と言う一言で警察は大地から突然現れた無数の刃に刺された
兄 「血のあるところを僕がいる」
〜東京・秋葉原〜
??? 「オマエの言う通りだルシファー」
??? 「この"眼"があれば愛なんていらない」
??? 「最高だよ」