↑大事なことなので二回言いました
―白蘭との戦いが終わり、平和な(?)日常を過ごしていたツナ。しかし、10年後ランボのミスによって見滝原という別世界に飛ばされてしまう。そこでであったのは…キュウべえという謎の小動物だった。
これは偶然に偶然が重なった奇跡の物語。果たしてツナはもとの世界に戻れるのか?
「……また、救えなかった。」
謎の空間を移動しながらある少女は呟いた。長く美しい黒髪をなびかせている少女はなにかを悔やむようにうつむきながら唇を噛み締める。それも気になるが少女の格好やその腕につけているものも中々に不思議なものだった。服装はまるで何かのコスプレをしているかのような、そして腕には何か装飾の施されている円盤がくっついていた。
「…こんなことを繰り返していて、まどかを本当に救えるのかしら…」
ボソッと呟いた一言にはっとしながら首を横に振る。
そして自分に渇を入れるように、
「いいえ、変えて見せるわ…もう、止まったりはできないの…こうなってしまった以上…もう…」
そういいながら前を見つめた。果たしてこの先にはいったい何があるというのか。
―並盛・沢田宅―
「ラーンボさんもう怒ったもんね!!!」
アフロに黄色い二本の角、さらに牛の服装まで着たとてつもなくバカみたいに見える子供がなんとそのアフロの中から巨大な大砲を出してきた。
そばにいた少年が目を丸くしながら、
「ちょっ、ちょっと待てランボ!!10年バズーカはもうやめろ!!?」
と全力で制止しにかかるが、その子供はその大砲のなかにはいると…
【ドカーンッ!!!】
大砲は煙をあげながら暴発してしまった。
が、少年はさして驚くようすもなく緊張しながらその煙のなかを確認していた。するとそこには先程いた子供の姿はなく黒髪の若い男性が座っていた。
「お、大人ランボ!よかったぁ…またこの前みたいに帰ってこなかったらどうしようかと…」
目の前にいた人物が変わったというのに安心したようなため息をつく少年。
「お久しぶりです、ボンゴレ。今向こうは平和そのものですから心配しなくても大丈夫ですよ。」
大人ランボと呼ばれた男性も少年にたいしてなんの疑念も抱かないようで、普通に会話を始めた。そしてその二人は雑談をし始めてしまった。突然現れた大人ランボと少年は笑いも混ぜながら会話をしていた。少しすると大人ランボが10年バズーカの方を見つめながら、
「ボンゴレ。あなたに頼みたいことがあるんですけれど、いいですか?」
「え?俺にできることならいいけど、」
「それなら助かりました。前に言っていた20年後の俺…そいつをどうにか見てみたいんです。」
そう言いながらボンゴレと呼ばれる少年に目を戻す。
「なんだ、分かったよ。じゃあ写真をとればいいよね?」
そう言いながら携帯を取り出した。大人ランボは目を輝かせながら、
「ありがとうございます、若きボンゴレ。」
そして立ち上がるがその時足を滑らせて思いきり10年バズーカの方に倒れて衝突してしまう。10年バズーカは大きな音をたてながら倒れてしまう。大人ランボは頭を押さえながら立ち上がろうと手に力を込める。が、その手にあったものは…10年バズーカのトリガーだった。大人ランボはそのトリガーを引いてしまい10年バズーカが弾を撃ち出してしまう。そしてその銃口はなんと…ボンゴレと呼ばれていた少年の方に向いていた。
「えっ!?ちょっ!!?」
10年バズーカの弾は少年に直撃して再び部屋は煙で包まれてしまった。
少しして煙が晴れる。しかしそこには大人ランボの時のように誰かがいるわけではなかった。
―???・????―
「…そろそろかしらね。」
先程の黒髪の少女はなにかを確認したかのように目を鋭くさせる。そしてなにもない空間に地面があることを知っているかのように足をつける。すると確かにそこには立ち上がることできた。そしてゆっくりと歩き始めた。
(次こそは…必ず…!)
そう決心した次の瞬間、
「うわあぁぁぁぁぁぁああ!!!」
頭上から何かの叫び声が聞こえてきた。少女が驚いたように振り向こうとするが、
【ゴツーーーン!!!】
「なっ!!?」
振り向くよりも先に頭にすごい衝撃を受ける。すると少女は訳もわからぬまま、まるでどこかに吸い込まれるかのように落ちていった。誰かの叫び声を頭の中で反響させながら。
―なんか芸術的(?)空間内―
「んっ…こ、ここは…?【ズキッ】痛っ!?」
少女は起き上がりながら痛みの走る後頭部を押さえる。そして回りを見渡すとすぐに状況整理を始めた。
(時間を戻っていたというのになんの干渉を受けたのかしら…今までこんなことはなかったのに…っ!それよりも…)
「ここは…この嫌な感じの空間は…恐らく魔女の結界内。なにかとの衝突のせいで予定していた時間軸から少しずれてしまっているようね。今は一体いつの何時かしら…いえ、それよりもまずこの結界から出ることと魔女を倒すことが先決みたいね。」
そう言いながら腕についている円盤に右手を伸ばすと、なんと円盤の中から拳銃が出てきた。そしてまるでなれているかのように拳銃を構えながら回りを警戒するように探索を始めたのだった。
少し歩いてからのことだった。
【ドウンッ…ドウンッ……】
どこか遠くの方から銃声らしいものが聞こえてきた。少女はすぐに反応すると人だとは思えないスピードで音のした方へと走り出していた。やがて少し広いところに出てくる。するとそこには金髪の少女がリボンに拘束された人形のようなものに向かって大砲を放っていた瞬間に出会った。それを見た黒髪の少女は安堵のため息をつく。
(…おかしい。本当なら巴マミはお菓子の魔女に敗れて死んでしまうはず…なのになぜ勝っているの?まさか他の魔女が?…いえ、そんなことはないはず。だけど巴マミは今あの魔女を倒し…)
次の瞬間、人形のようなものの口からすごいスピードで恐ろしい怪物が出てきた。完全に意表を突かれた金髪の少女は目の前に迫り来る怪物をただ眺めることしかできなかった。それは黒髪の少女も同じだった。
(あ、あれで倒せてなかったの!?不味い!私も巴マミも完全に意表を突かれてる!射撃も時を止めるのも間に合わない!!)
―なんか芸術的(?)空間内・黒髪の少女と別地点―
「い、いたたぁ~…。また10年後の世界に飛ばされたの…か………」
少年は頭を押さえながら顔をあげる。すると辺りはまるで落書きのようなお菓子のはこのようなとてつもなく変な空間にいた。
「えぇ!?棺桶の次はなんか芸術的な空間!!?一体10年後の俺は何をしてたんだよ!?そ、それにしても…」
立ち上がりながら辺りを見回す。不安そうな様子で少しずつだが歩みを進めていく。
(…この感じ…多分だけどここは幻術空間の中だ。どこかのマフィアと戦ってた途中なのかな?けどそのわりにはここに来てすぐに襲われたりしなかったし、5分でもとの時代に戻るとはいえ、いくらなんでもこれは気になるなぁ…襲われたら困るし走りながら移動しよう。)
そう思いしばらく走り回ってみた。いくつもの扉がありその中へと進んできたが…
(…ふぅ、出口が見えないなぁ…それになにかに襲われるようすもないし、もしかして10年後の俺が戦ってた敵の目的は俺の足止めか?なら今すぐにでもここを吹き飛ばしてでも抜け出さないと!)
そう思いながらポケットから何かのケースを取り出して、さらにもう片方のポケットからもなにかを取り出そうとする。その時、
【ドウン!ドウン!】
「(ゾクッ!)こっ、この音は!!!」
すぐに音の聞こえた方を向く。しかしこちらに撃たれたものではないと理解すると安心したようにため息をつくがすぐに、
(もしかしたら誰かが襲われているかもしれない!!)
そう考えた少年はすぐに走り出した。
(そ、それにとても嫌な感じがする。とても、嫌ななにかが…)
1分ほど走った先には少し広い場所に出ることができた。
「はぁ、はぁ…さっきの銃声はあの女の子のかな?」
少年の目の先にはマスケット銃を構えた金髪の少女が立っていた。その少女は空中に打ち上げられた人形に向かって銃を連射する。
(に、人形?何で人形なんかを…いや、あれは【生きてる】…?)
少年は少なくともあの人形に対してなにか違和感を覚えていた。なにかを直感していたのだ。そんなことなど知るよしもなく金髪の少女は人形をリボンで拘束して空中へと掲げた。その光景に少年は目を丸くしながら、
「す、すごい…あれは幻術じゃないのに、いったいどうやって…」
さらに驚くべきことに金髪の少女はいきなり目の前に大砲を作り上げたのです。そしてその大砲を
「ティロ・フィナーレ!!!」
あるセリフと共に放った。その弾丸は見事に人形に直撃して仕留めた。はずだったのだが、
(…違う…死んでなんかない…!!不味い!!!)
「い、いそがなきゃ!!」
そう言いながら少年は手に持っていたケースから飴玉のようなものを二つ出しながら両手に手袋をはめた。その時、人形の口から巨大な怪物が姿を表した。その場にいた全員がそれに驚き完全に怯んでしまう。が、少年だけは違った。すぐにその二つの飴玉を飲み込む。その間にも怪物は速いスピードで金髪の少女に迫っている。
【ボオォッ!】
少年の額に炎が宿り、手につけていた毛糸の手袋は蒼いクリスタルのはまっている金属製のグローブへと姿を変えていた。とうとう金髪の少女の目の前に怪物が迫る。少年はその手に炎を灯らせ、そして消えた。怪物が大きな口を開き金髪の少女を飲み込もうとする。
回りはただそれを恐怖に震えながら見ることしかできなかった。それは巴マミ自身もそうだった。勝ったと確信したあとの突然の不意打ち。もちろん反応ができるわけもなく迫り来る【死】に対してただただ待つことしかできなかった。マミはそれをすでに運命として受け入れていた。もはや目をつむる時間さえなかった。次の瞬間放心状態のマミの耳に衝撃が伝わってきた。
【ドゴーーーン!!!!】
わずかに意識を戻しながら今起こっていることを確認する。目の前で、自分を食べようとした魔女が側面から何者かによって攻撃を受けていることがわかった。そして魔女はすごい勢いで壁に吹き飛ばされていき激突してしまった。そして、マミの横に魔女を吹き飛ばしたであろう人物が立っていた。
「大丈夫か?怪我はないか?」
そう言いながらこちらに向き直る。少年だった。マミ自身とさほど変わらないような少年だったのだ。が、その少年の額と手には炎が灯されており、その手は金属のグローブがつけられていた。
「あっ、ありが…とう…」
考えのまとまらない頭でなんとかお礼の言葉を口にするがその時、瓦礫の中からさっきの魔女が再びマミと少年に向かって突っ込んできたのだ。少年はすぐに気づきその場から離れ回避行動をとるが、
「なにしてるんだ!早く離れろ!!」
マミは半ば放心状態だったため反応が大幅に遅れてしまう。なんとか躱そうとするも、間に合わない。
「くっ!!」
すると少年が恐ろしいスピードでマミを助け出して空中へと飛び上がった。少年のいた場所は化け物によって噛み砕かれてしまった。その光景に岩(?)影に隠れていた二人の少女が背筋を凍らせる。
「ちょっ!さ、さっきの魔女さっきよりももっと速くなってない!?」
蒼髪の少女がわずかに後ずさりながら言う。すると桃色の髪をしたもう一人の少女も岩(?)影にさらに身を隠しながら、
「あ、あんなの………」
震えていた。怪物が少年に向かって向き直る。その時の尻尾が砕けた岩を吹き飛ばした。その吹き飛ばされた岩はすごいスピードで岩影の二人に向かって飛んでいく。
「しっ、しまった!!」
少年はすぐに助けに行こうとするが怪物に妨害されて行くことができなかった。マミ自身も少年の腕に抱かれているため行動できなかった。誰もが当たると思った。その時、鋭い銃声と共に岩が砕け散った。
「「えっ…?」」
蒼髪の少女と桃色の髪の少女の二人は同じ場所を見つめる。するとそこから二人のそばに降りてきたのは腰の辺りまである綺麗な黒髪の少女だった。そしてその人物を二人は知っていた。
「あ、あなたは…」
「転校生!?」
そう、この黒髪の少女は二人の学校の転校生だったのだ。
「まどか、あなたは私が守って見せるわ。」
「あれ、私は?」
何故か無視されてしまう蒼髪の少女。理由はわからないが嫌われてでもいるのだろうか?そんなことをよそに二人の影からなにかが姿を表す。それを見た黒髪の少女はわずかに顔をしかめる。その相手は…まるで白猫のような小動物だった。
「君はいったい何者なんだい?それに彼は一体…」
「インキュベーター…っ」
(あの子は…ここに来る直前にぶつかった人か?…あのようすなら大丈夫だろうな。とりあえず…)
再び怪物は少年に向かって突撃してくる。が、それを少年は手から炎を放出することによって空中で躱していた。何度も繰り返し攻撃してくる怪物を全て華麗に躱していく。その時、少年はすごいスピードで怪物から距離を離した。と同時に三人(と一匹)の元へと近づいていた。そしてすぐそばに降りると、抱いていたマミを黒髪の少女に渡す。
「悪いがこの子を頼む。」
「え…あなたは?」
黒髪の少女に答えることなく少年は炎を放出して怪物に向かって飛んでいった。少女たちはそのスピードに唖然とするしかなかった。それは喋る(?)小動物も同じだった。
(彼は本当に何者なんだろう。)
少年は怪物の目の前に行くと手の炎を消し立ちはだかった。怪物は標的をマミから少年へと完全に切り替えていた。怪物は少年を威嚇しながら喰らおうとスゴいスピードで迫り来る。少年は体の左半身を引き紙一重で躱す。そして怪物の尻尾を右手で掴む。数メートル引き摺られるが、なんと自分の身体の十数倍もあるであろう相手を片手で受け止めた。
「そんな馬鹿な!?魔女と力勝負であんなに簡単に勝るなんてあり得ない!!彼は…一体何なんだ!」
「やっぱり…こんなイレギュラーがあるとするならあの時の…?(インキュベーターが混乱しすぎて同じことしか口にしていない…)」
混乱するインキュベーターと呼ばれた小動物をよそに黒髪の少女はなにかを察し始めたようだった。
すると少年は左手から巨大な炎を放出し怪物を掴みながら空へと飛び上がる。そしてさらに上へと投げ飛ばした。少年はさらに右手にも炎を灯し、高速で怪物のさらに先へと移動する。左手で怪物に標準を定め、右手に大きな炎を灯す。
「怪物相手なら…」
さらに右手の炎が大きくなり強くなる。
「手加減はなしだ!!!」
右拳を全力で振り下ろす。拳は完全に怪物に脇を捉え恐ろしい速度で吹き飛ばされる。怪物は地面に激突して大きな轟音を響かせながら砕けた地面の石や岩、粉塵を撒き散らす。やがて煙が晴れるとそこには巨大なクレーターが出来ていたが、怪物の姿はなかった。
「あ、あの人魔女を倒しちゃったよ!?」
「す、すごい…!」
少女達はただただ目の前の光景に驚くことしかできなかった。
少年は炎を消そうとするがそのクレーターの中を睨み付けながら、
(…なにか、いるな。確認するか。)
そう思いながらそれを中断し、クレーターのそばに着地すると中を確認した。するとそこにはやはり怪物の姿はなかったが代わりにとても小さな黒いなにかがあることに気がついた。少年はそれを拾い上げる。それはなにか変な形をした鉱物のようだった。
(なんだこれ…ただの石じゃないな…【大空の炎】を出すことはできないか…)
すると、芸術的な(?)空間は一気に崩壊し始め、あっという間に夕焼けに染まる街が姿を表したのだった。少年はそれに驚きながらもその黒い鉱石を不思議に眺めていた。するとどこからか声が聞こえてきた。
「それを知らないのかい?」
少年は驚きながらも声の方を振り向く。するとすぐそばに先程の少女達が居た。そして訳のわからない小動物も一緒に。少年の額と手からは炎が消え、金属製のグローブも毛糸の白い手袋に変わっていた。
「あっ…あの、助けてくださってありがとうございます。」
マミはとまどりながらも少年に対してお礼を言った。すると少年の方も少しおどおどしながら、
「いっいや、君が無事ならそれで良かったよ。」
その様子はまるでさっきの人物とは違うようだった。するとマミが、
「もしよければ私の家でお茶をしていきませんか?お礼もしたいですから。」
「おっ、それはいいねぇ!君も来なよ!マミさんの料理は美味しいんだよ!え~と…」
蒼髪の少女が明るく少年のことをマミという人の家へと誘ってくれているようだが名前がわからずに困惑しておるようだった。
「あっ、お、俺は沢田 綱吉って言います。よ、よろしくお願いします!」
どうも!
実はこの作品は自身がいままさに連載している別小説の気分転換という形で投稿させてもらっている作品です!
なのでこちらは完結できるかわかりません。
この作品は本当に妄想→暴走→(0w0:)ウェェェェエイ!!!→投稿⭐←イマココ という感じにできたのでかなり怪しき作品になってるかと思います。が、投稿するならば気分転換とはいえ真剣に作るので投稿する際は頑張ります(完結させるとは言ってない。)
本命の方が完結すればこちらにももっと時間を裂けると思います。が本命の後にもDB×東方を考えているのでこちらが完結する保証はありませんのであしからず…