織斑一夏になったがオリ兄がいたので丸投げしたい 作:XYZ+
ただ、骨に肉を付ける作業が進んでないので少し間が空くかもしれません。
もしかしたら空かないかも。
今のまま次の話をぶん投げるとクッソ短い話になるw
ただでさえ1話辺りの文章量が短い上にムラがあるのに。
「話がある。」
と一秋兄さんが僕の部屋を訪れたのは消灯前の出来事だった。
普段からそれほど観察してるつもりはないけども、今の一秋兄さんは何かを決意したのか
それとも腹を括ったのか、今日こそは!と言った雰囲気が漏れ出しているような気がする。
「まぁ、何もないけれどもどうぞ。」
「本当に何もないんだな………。」
と出迎えた僕に呆れたように言う一秋兄さん。
実際、備え付けの備品以外の私物と言うのが恐ろしいほど少ないと言う自覚はある。
別に金銭的・生活的に何かしらの問題がある訳ではなくて、そう言う性分なだけだ。
前世が前世なだけに、物に頓着しないと言うか無くて当然と言うか。
大体の物は手元に無くても困らない。
我慢は美徳、と言うつもりもないけども。
「兄さんが僕の所に来るのは珍しいね?」
「………そうだな。」
そもそも、僕と兄さんが一対一で何かの話をするという事そのものが珍しい。
千冬姉さんを初めとする第三者が間に入っての会話と言うのは存在するんだけども。
一対一だと精々が業務連絡か。
まぁ、端的に言えばリア充とボッチが二人きりでどれほどの会話ができるかと言う話だ。
お互いできるだけ不干渉でいようと言う(僕からの一方的な)暗黙の了解があった事も
否定しないが。
「だが、それが間違いだったかもな。」
「えっ?」
千冬姉さんと同じように心読むの止めて欲しいんだけど。
一秋兄さんまで僕の心を読み始めたら、家族の中で僕だけサトラレ状態じゃないか!?
そう言えば、サトラレとネトラレって似てるよね。
本当にどうでもいいことだけど。
「まどろっこしいやり取りは無しだ。一夏、お前は転生者だな?」
「………だとしたら?」
真剣な目で僕を見る一秋兄さん。
僕はいつも通り………のはずだ。
もしかしたら目をそらしてるかも知れないけれど。
今更そんな事を聞いてきた意図が分からない。
「お前がこの先どうしていくつもりなのか、それを聞きたくてな。
本当ならもっと前にこの話はしておくべきだったんだろうが………。」
そう言って昔の話をしだす兄さん。
要約すれば、僕の存在に警戒はしてたけどそんな必要も無くなったしホッとしたけど
今度は余りに原作に絡まなさ過ぎてどう言うつもりか分からなくなって来たとか。
「僕は原作には手を出さないし出すつもりもないよ。
兄さんが女性陣を侍らせてのハーレム生活をエンジョイするのなら、
それを止めるつもりもないし、誰かを寄越せとか言うつもりだって全くないから
心配しないでいいよ。」
ま、僕に靡く女の子とかありえないけどねと自嘲する。
そう動いてるのは僕自身なわけで、自業自得の結果でもあるけども。
可能性があるとすれば遺伝子狙いかなぁ?
どれだけできない子だとしても、<ISを動かせる男子>と言う希少価値は存在するし。
「お前は俺を何だと思ってるんだ、なぁ?」
「え、最強オリ主でしょ?」
僕の台詞に額を抑える兄さん。
何が間違った事を言っただろうか?
原作主人公を遥かに上回るスペックを持ちつつ他所の作品の機体を流用した専用機まで
持ってて最強主人公とは違うは通らないぞ。
「それに、俺は別にハーレムとかは………。」
「その割には篠ノ之さんに凰さん、オルコットさんも引っかけてるじゃないか。」
うぐっと声を上げる兄さん。
反論は出来ないらしいと言うかさせない。
原作における僕の立ち位置を見事に踏襲してる訳で。
踏襲してると言うか、原作よりいい方向に持って行っている?
その辺はよくわからない。
「と言うか本命は別?まだ来てない………。」
「………って、俺はそう言う話をしに来たんじゃない!お前はこれからどうするのかを
聞きに来たんだ!!」
兄さんは少し声を荒らげて話を逸らす。
いや、本題に入りたいのか。
兄弟同士とは言え、異性との交遊関係について語り合いたくないってのもあるんだろうけど。
「お前は俺に原作を丸投げするつもりなのか?」
「だからそう言ってるでしょ?
僕では既にどうにもならないのは兄さんもわかり切ってると思ってたけど」
自分が行ってきた選択とは言え、今までに積み重ねた物が僕には全く無い。
そんな僕に原作を左右するだけの決定権はない。
バッドエンドへまっしぐらの道しか用意できないというか。
そもそも、僕が原作介入を決断した所で上位互換の同年齢の兄弟がいると言う時点で
その目論見は露と化す。
僕にとって、一秋兄さんの存在とは<修正力>だ。
お互いの利益が激突する事があれば、間違いなく利益の天秤は一秋兄さんに傾く。
持って生まれた能力的にそれは確定した事実なのだ。
つまり、この件に関しては僕の意思なんてあって無きものでしかない。
僕は、一秋兄さんの手のひらの上で踊るしかない気の弱いピエロのような物と言う事だ。
「俺が何かの間違いで倒れた時はどうする!?お前と言う………いや、この場合は俺が異分子か。
ともかく、何もかもが原作通りに行くとは限らないんだぞ!?分かってるだろうそれくらい?」
「その辺は兄さんが何とかしてくれるでしょ?」
お前なぁ………と呻く兄さん。
とは言え、千冬姉さんや束さんよりは総合的にやや劣るとはいえ、チート性能を誇る兄さんに
どうにもできない事態が発生したらそれを僕がどうこうできるわけがないのも事実。
その辺りのイレギュラーの発生もある程度織り込み済みで行動してるだろうし。
「何とかしてくれるって言うけどな、俺の身体は一つしかないんだ!
お前が別行動の時に何かが起きたらどうにもならないんだぞ?その辺わかってるのか!?」
「うん、まぁその時はどうにかするよ、どうにか。」
最悪、死んでもやむを得ないと思ってる。
一度死んでるんだし、二度死ぬのもそれほど変わりはないだろう。
今の世に未練がない訳じゃないが、絶対に嫌だ死にたくないと足掻ききるほどの物じゃない。
千冬姉さんや一秋兄さんには悪いけど。
あぁ、でも前世に比べれば幸せに死ねるかもしれない。
何せ最低でも二人はそうなった時、僕の為に泣いてくれるのだ。
それだけは断言してもいいと思う。
「絶対にどうにもなるわけないだろ、あのバカ………。」
一夏との話を終えて、部屋から出た俺の最初の言葉がそれだ。
真面目に考えて、俺で対処できない事態が発生したとして
それをアイツが解決できるとは思えない。
よしんば解決したとして、限りなくバッドエンドに近い終わり方を見せてるはずだ。
そしてそれは<解決>とは世間一般では言わない。
束さんがどう動くかは想像もできないが、亡国機業がどう動くかは何となくわかる。
と言うか弱い奴を叩くのは常套手段である。
アイツを先にコテンパンにぶっ叩いて、人質にでもしてこっちに迫ってくるのは確定だろう。
学園祭の時点で動かせる戦力が向こうには二人いるのだ。
片方が俺を足止めして、もう片方でアイツを叩く。
どちらがどちらに来るかは向こうの都合だろうが、どっちが来てもアイツにどうこうできるとは
全く持って思えない。
良くて秒殺、悪くて瞬殺だ。
どうするんだ本当に。
いや、俺がどうにかするしかないのか。
多少やる気があろうが無かろうが、アイツを縄で縛りつけてでも引っ張り出して
ジープで追い回してでも特訓させる必要がある。
何もやってないというよりは遥かにマシになるはずだ。
そう信じたい。
どちらにしても考える事が多すぎる。
亡国だけじゃない。
二度に渡ってやって来る無人機に、VTシステム、福音………いずれも難題だ。
いや、俺だけならばどうとでもするがアイツの存在がどう影響を及ぼすのかが分からない。
バタフライエフェクトとか<世界の修正力>的な意味で。
って言うか、こう言う事を考えるのは<織斑一夏>の仕事だろ!
アイツが「どうしよう、
と悩む所だろ!!
何で
いい加減にしろ!!
そんな事を思いながら自室へと戻ったのである。
Q:今頃整備室で黙々と自分の機体組み上げてるであろう子は放置なの?
A:
弟の場合「別に今急いで関わる理由ないしなぁ。兄さんが何とかするっしょ」
兄の場合「弟の機体のせいでごめんと謝罪に行くのも何か違うしなぁ。
かと言って弟連れて頭下げさせに行くのも間違ってるだろうし。」
Q:むしろ、「出来の悪い下の子」という共通点辺りから弟さん辺りに
接触取って来そうな感じもなくね?
A:いやぁ、あの試合見た後だと「あんな奴の為に私の専用機が………!」と
激おこぷんぷん丸になってても俺は驚かないね。
Q:あなたジープ好きなの?別の作品でも何度かネタにしてたよね?
A:あの心温まる特訓光景見せられたら嫌でも心に焼き付くわ(何
最近見たXライダーとおやっさんの特訓光景も大爆笑だったけどwww
何でおやっさん生きてるんだよwww