織斑一夏になったがオリ兄がいたので丸投げしたい 作:XYZ+
TRPGのキャンペーンシナリオのネタを閃いて書き起こしてたり、
村アマツを倒してたりしてました(何。
アルバトリオンとかどうやって倒すんだよ………まだ戦ってないけど(ヘタレ)。
骨に肉をペタペタと付けたんですが、つけ過ぎて4千字越えてワロタw
まぁ、毎回1万字以上書いてるような人からすればゴミみたいな量でしょうけどw
でも、ガラケーで読んでて総ページ数が21ページとか言われると
「ファッ!?」って変な声が出そうになりませんか?w
スマホ?知らない子ですね。
クラス対抗戦。
文字通り、クラス代表同士がISで戦う総当たりの対抗戦の事である。
入学したての生徒が戦った所で………と言う話でもあるが、それなりに意味はあるらしい。
「お前らの戦いのレベルなんてこんなもんなんやぞ!」と客観的に見せつける理由が
あるとか何とか。
「疲れ顔だね織斑君?」
「はは、まぁね………。」
対抗戦当日、アリーナ観客席。
近くのクラスメイトに声をかけられた僕は力のない笑みを浮かべた。
鏡を見れば顔色も若干悪いんじゃないのかと言う気がする。
理由は単純、兄さんが最近スパルタなのだ。
僕に修行する事を強いて来ているというか。
来たるべき近未来、もとい将来の為!と言うのが最近の一秋兄さんのフレーズである。
きっと一秋兄さんにはどっかの隊長の霊が取り憑いたに違いないと思い始めてるこの頃。
体力作りと称して朝の早い内から叩き起こされて走り回らされ、
放課後はアリーナに引きずり出されて強制的に模擬戦、
夜は模擬戦の反省会である。
何度か居留守を決め込み、あるいは逃げ出すも身体能力的に一秋兄さんに勝てる道理がなく。
このクラス対抗戦が始まるまでの数日間はずっとこんな調子だったのだ。
居留守を使って引き籠った時に、僕の部屋のドアを叩き斬った時は
流石に千冬姉さんが雷落としてたけど。
何故か僕まで怒られたのは納得できない。
「俺から一本取れたら好きなだけサボれ」って一秋兄さんは言うけどそれ不可能だよ………。
正直、インドア派で通ってる僕としてはしんどすぎて辛い。
肉体的にしんどいのもそうだけど、精神的にしんどいのも辛い。
具体的には篠ノ之さんとオルコットさんと凰さん。
訓練自体は兄弟水入らずのマンツーマン教室でやってるので、彼女たちの入る余地がない。
まぁ、篠ノ之さんが入っても色々ややこしくなるだけで、オルコットさんは僕と話す事すら
拒絶してて鳳さんはそもそも2組だからスケジュール自体が僕達と合わない事もあるし、
一秋兄さん曰く「多分面倒くさい事になる気がする」そうだ。
入る余地がないので自然と一秋兄さんと接触する時間が減る事になる。
減っている理由の発生源は何?となぜなに研究をやってみると、僕である事は明白なのだ。
つまり彼女たちにとって僕は、主人公との恋愛フラグを立てさせないために存在する
お邪魔キャラなのである。
いやもう、目線がキツイ事キツイ事。
鳳さんなんかはそうでもないんだけど、後の二人がね。
オルコットさんは「コイツに何やらせても無駄でしょう?」みたいな目で見てくるし、
篠ノ之さんは「一秋兄さんの指導受けてるのにこの体たらくか情けない!」みたいな目で
見てくるし。
若干被害妄想は言ってる事は認める。
でもきっと間違ってないはず。
成果は?と言う話になるが身になってる気はしない。
僕自身がそこまで身を入れてる訳じゃないのも事実だけど、
一朝一夕で仕上がらないのもまた事実。
一秋兄さんも、その辺は分かってるのか無理は言うが無茶は言わないギリギリのラインを見極めて
僕に押し付けてきたりする。
そんな事をつらつらと思っている内に始まったクラス対抗戦。
第一回戦は織斑一秋VS凰鈴音。
大体原作通りの流れである。
つまり、(作中において)ゴーレムと呼ばれた無人機が来襲するって事なんだけど………。
その辺は一秋兄さんがどうとでもするだろう。
試合は中国代表候補生である凰を一秋兄さんが終始圧倒・押し続けると言う、
クラス代表決定戦でのオルコットさんとの戦いを見ていた観客からすれば
大体想定内の試合の流れを見せていた。
一秋兄さんの専用機は以前語ったようにラフトクランズ。
遠近共に武装を備えた指揮官用の汎用機で2周目の隠し後継機………だったっけか。
オリ勢力が原因で月に無かった某作品で止まってるのでそれくらいの認識でしかなかったりする。
凰さんも善戦してるのだが、如何せん「見えない」事に定評のある衝撃砲を見えてるかのように
回避し、二刀流を物ともしない手数で接近戦を挑んでくる一秋兄さんには手を焼いてるようだ。
「何でアンタそんなに強いのよ!!」と愚痴と言うか悲鳴染みた文句が飛び出すくらいには。
そろそろ決着か、と言う観客の思いをぶち壊すかのように乱入してきたのは
灰色の無人ISだった。
いや、本当に無人機かは中を見て見ないと分からないんだけど。
原作通りならそのはず。
緊急アナウンスによって、生徒達への避難指示が出る。
僕達(なお、篠ノ之さんとオルコットさんは当然のように一秋兄さんの応援でピットである)は
それに対応するように避難するしかないのだが、1年生でもある僕達はそもそも満足な避難訓練を
受けているわけじゃない。
ああ言うのは、日頃の訓練で体に染みつかせておかないととっさに体なんて動かないし、
パニックに陥りやすくなる。
と言うか日頃から心構えを説かれていても、いざ本番となると尻込みしてどうしよう!?
となるのが人間心理と言う物である。
ましてや火事などではなく、全身装甲の正体不明のISがアリーナのバリアをぶち抜いて来たと
言う悪意ある行動を伴ってこの場に姿を現したのだ。
色々語ったが一言でまとめると現場はパニックである。
障壁が下ろされて逃げれなくなったという事態もそれに拍車をかけた。
教師とか先輩方が声を張り上げるように秩序を取り戻そうとするもそれもままならず、
さらに混乱を増すような出来事が降りかかる事になる。
同じ機体がもう一体降下してきたのだ。
………そんなの
こうなってくると「今日は特別でね。もう一機来ているんだ」と誰かが言いだしそうで怖いが
それは無いと信じたい。
足音重く、こちらへと向かってくるのが見える。
そう、逃げ惑うと言うかへたり込む者すらいるレベルでパニックになってる生徒達をスルーして
真っ直ぐ僕の方に歩いてくるのだ!
ターミネーターに襲撃を受けた反乱軍のリーダーの母親の心境が何となく共感できる一瞬である。
あるいは階段を降りられないいじめ鎮圧用二足歩行ロボに追い詰められるかのようにボコられる
サイボーグ警官の心境?
「お、織斑君こっち来るよ!?」
「何でこっち来るのよー!?」
クラスメイトの………誰だっけ?まぁいいや。
ともかく、クラスメイトが僕にしがみつくようにと言うか盾にするように後ろに回る。
余談だが1組における僕の反応はそれほど悪い物では無かったりする。
まぁ、一秋兄さんがそう言うのを嫌がってると言うのがその理由だったりする。
それを分かっていてキツイ態度を取るのは、試合を放棄されたオルコットさんと
例え彼女にとって不本意でも一時的に幼少期に付き合いのあった篠ノ之さんくらい。
他所のクラスとか学年の人間だと、目の前で陰口を叩くくらいは普通でやるし。
「ここはほら、日頃の特訓の成果をバシッと!」
「専用機の出番だよ織斑君!!」
「無理言わないでくれるかなぁ………。」
ISを寮に置きっぱなしとかそう言うオチもなく、ちゃんと装着自体はしてるけども。
確かに訓練はしてるし模擬戦も繰り返してる。
だけど、実戦経験/Zeroの僕がアレと戦うとかマジ無理!
いや戦わなきゃ生き残れないんだけどもさ、具体的には後ろの子たちが!!
「狙いは僕みたいだから、少し離れててって言うか逃げて!」
「う、うん!」
「頑張ってっ!!」
後ろを振り向かずにそう言う僕に、声援を飛ばし去って行くクラスメイト数名。
そんな僕たちの様子も気にせず真っ直ぐこちらへと歩いてくる無人機。
………名前くらい聞いておくんだったかな?
そう思って首を振る。
何をできる気になってる織斑一夏。
お前にそんな余裕がある訳無いだろう。
何もできないお前ができる事なんてたかが知れている。
そして、ここで起こった出来事は全て兄の偉業にかき消されるのだ。
結局、僕が戦った意味なんて何もない。
でも。
少なくとも彼女達は感謝してくれるはずだ。
そう信じたい。
「………来い、白s」
僕の専用機である白式を呼び出そうとしたその瞬間。
向かってきていた無人機は一刀両断されていた。
自信を持って言えるが僕は瞬き一つしていない。
気が付けば、専用機を纏った一秋兄さんが、無人機を断ち切った後だったのだ。
まさに「我に断てぬ物なし」を地で行くかのような一撃で。
「無事かっ!一夏っ!!」
僕にそう呼びかける一秋兄さんの声。
向こう側の決着を早々に付けて、僕の所にも無人機が来ていると把握したのだろう。
思わず半笑いの笑顔を浮かべてしまう。
僕の決意は無意味で、ただの道化でしかなかった。
本当に、何の意味も持たなかった。
やっぱり僕は何もする必要なんてなく、兄さんに全部任せておけばいいんじゃないか。
「大丈夫、僕は無事だよ一秋兄さん。」
泣きそうな、悟ったような、張り付けたような笑顔と震えるような声。
そんな一夏の顔と声を聞いて、俺は悟った。
失敗した。
とんでもないタイミングで俺は横槍を入れてしまった。
アイツがやろうとした事を、俺は掻っ攫って行ってしまったのだ。
逃げてたクラスメイト達が戻ってきて、俺に感謝の言葉を述べる。
お陰で助かったと。
俺が呼び止める間もなく、逃げるように去って行く一夏。
本来ならば一夏が受けるべき称賛を、俺が奪ってしまった。
恐らくは一夏の「やる気」ごと根こそぎ。
出来る、出来ないは関係ない。
やる、やらないと言う事が今の一夏には重要で、今がその機会だった。
そんな機会を俺は潰してしまったのだ。
しかし、弁護させてほしい。
(同じ転生者と言う境遇とは言え)実の弟が危機に陥っている状況を見過ごせるか?
確かに俺は一夏に戦う力を身に着けて欲しくて、柄にもないコーチ役を自ら買って出た。
だけど、日頃の特訓の成果を見せてみろ!と
高みの見物を決め込んで、ピンチになったら「よく頑張ったな、後は俺に任せておけ」と
割って入るのは何か間違ってると俺は思ったのだ。
と言うか、完全に一夏噛ませポジじゃねーかこれだと。
それに「戦っている所」なんて言ったが、下手をすれば戦いにすらならないだろう。
今だ一夏は訓練途上、模擬戦をしてるとは言っても実戦に即した戦い方すらやってない。
まず
黒幕の束さんが手心を加えてくれるんじゃないのか、とかそんな楽観的な要素は入れられない。
戦う場所が場所だ、無人機の火力を考えれば下手をすれば周りの生徒達を巻き込んでの酷い惨劇が
巻き起こってしまいかねない。
そして、束さんがどういう意図で一夏の所に
周りの人間に気を使ってどうこうなんて意思があるとは思えない。
そんな惨劇染みた光景を一夏に見せたくはなかった。
自分のせいでと落ち込むだけならまだいい、アイツのせいで私たちが酷い目に!と生徒達から
恨まれたくなかった。
だから俺は一夏の方に向かった無人機を斬り捨てた。
この機体・ラフトクランズのワンオフ・アビリティー≪ラースエイレム≫。
-その効果は莫大なシールドエネルギーと引き換えに時間停止現象を引き起こす-
自分達の方に向かって来た無人機を手早く片付けると、それによって
一夏の方にいる一気に近づき斬り伏せたのだ。
必要なことだったとは思っている。
だけど、ほんの少し………いや、かなり後悔してる自分もいる。
あいつの成長フラグを真正面から全力全開で物の見事にへし折ってしまったんじゃないのか、
いや間違いなくあれはへし折ってしまっただろ、ということに。
仕方がない事だというのは分かっている。
一夏の成長の為に、何の関係もない人間に犠牲を強いるような真似はしたくない。
それでも思わずにはいられない。
ヤバイ、どうしよう。マジで。
以前からの予告通りこれでいったん終わりとなります。
2巻以降の展開についてですが何も書いてませんw
俺の中では「1巻」と言うのが何かの区切りのようなモノに
なってしまってるんじゃねーかなぁという感がありますw
最初に書いた奴も1巻で止まってるようなもんだしwww
別にラウラとかシャルが嫌い!とかそう言うわけではありません。
本当なんです!信じて下さい!!
≫無理は言うが無茶は言わない
無理:毎朝早く起きてランニングだ!
無茶:動力を入れていないISを着込んで砂浜を走れ!
そんなイメージ。
≫ラフトクランズ
俺のスパロボ知識の据え置き機は第三次αで止まってます(何。
そして、携帯機に詳しいかと言われたらそれも首を横に振ります(おい。
なので「そんな機体ちゃうぞ!」と言われても困るw
今の世の中ググれば大体の情報はわかるんですが、敢えてしなかった。
後悔も反省もしない。
でも多分、そんな機体だったよねアレ。
ラースエイレム周りもどう設定変わっちゃったやら。
何か、時流エンジンで対抗できるとか聞いたけど。
≫アイツのせいで私たちが酷い目に
まぁ、観客席でビーム砲なんて迸ったらそんな事言う奴も
(物理的に)いなくなりますけどねw
その光景を見たほかの生徒が言うから、いなくなるのは嘘ですね。
≫時間停止現象
時間止まってる間は物体も静止してるからうんたらと言う話がありますが、
あんまり気にするな。
俺は気にしない。
後、コスパが凄い悪いので時間止めっぱなしでぶん殴ると言うのは
理論上は可能ですが現実的ではない。
ぶっちゃけ、白式のワンオフより燃費がヤバイ。
紅椿と組み合わせると凶悪な事になるのは確定w
それは諦めてwww