機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 暗鉛《アンエン》 作:amber world
〜戦闘が始まってから数分後〜
鹵獲された機体と謎の機体の戦闘開始直後から、艦艇が1隻その戦闘に介入しようとして、向かっていた。
「アグニ〜もうじき、例の場所に着くぞ。」
ブリッジの左にいる、ヘッドフォンを付けて少しポップな感じの男がアグニ、と呼ばれた艦長席で足を組んで座っている男に声を掛けた。
「エイハブ・ウェーブはそこにまだあるんだな?」
「あぁ。今のところは動く気配がない。」
「わかった。俺とカルラ、アシュレーの3人で現場には向かう。機体の準備を頼む。」
「りょーかい。フル装備で向かえよ。」
「わかった。」
そう言って2人の会話が終了し、アグニはブリッジから出る。この男の名はアグニカ・カイエル。後のギャラルホルン設立者であり、その前身組織《グングニル》を取り仕切っている男である。そして、とあるルームに寄る。
「アシュレー、カルラ、出撃だ。準備しろ。」
そう言って2人の男に声を掛ける。
『了解。』
アシュレー、カルラと呼ばれた2人は息ぴったりにそう答え、アグニカの後ろに付いていく。やがて、ハンガーに到着し、3人は各々の機体に乗り始める。
「アグニ、ガンダムバエル現場に急行する!」
そう言って、ガンダムバエルが艦艇から射出される。
「カルラ・バクラザン、アンドラス出ます!」
「アシュレー・ファルク、ガンダムオリアス行くぜ!」
そう言って2人の機体が射出され、火星に3機は降下して行った。
「今回の任務は何ですか?」
アグニカにそう聞いてきたのは、カルラだった。アグニカは答える。
「火星のある場所で固有のエイハブ・ウェーブを感知した。解析したところ、No.25の固有波形と一致した。よって、機体の回収並びにパイロットを確保する。」
そう答えると、今度はカルラが会話に入ってきた。
「No.25ってことは、バエルや、バルバトスと同じ?」
「そうだ。この機体と同じ最初の12機の1機で、29はtype:αが搭載されてるらしい。」
「アルファ?それなら、アレに適合したってこと?」
「そういう事だ。急いで向かうぞ。」
『了解!』
そう言って3人の会話は途切れた。
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数分後、3人は現場に到着し、その悲惨さを目の当たりにした。そこにあったのは、コックピットだけが綺麗にくり抜かれ、それ以外がバラバラに切断されていた機体。くり抜かれたコックピットだった部分は機体以上に壊され、その当たりだけ紅く染まっている。間違いなくパイロットは死んでいる。無惨な機体の近くには、機体が棒立ちしていた。
「あの機体だ。」
アグニカが2人に言う。
「あの機体が?」
「そうだ。《ASW-G-25》、最初の12機体の1機《ガンダムグラシャラボラス》だ。」
「アレが、グラシャラボラス……」
すると、グラシャラボラスと呼ばれた機体はこちらの方に顔を向け何かをし始めた。バックパックが外れ、グラシャラボラスは左手でバックパックの下の方のグリップを握り、右手を後ろにやり、弓を番える様な素振りをする。アグニカが2人に指示を飛ばす。
「各自散開しろ!確保が目標だ!破壊するなよ!」
「りょーかいー。どのくらいなら、破壊してもいい?」
「ダメだ。さっきも言ったろ。type:α が載ってると言ったろ!」
「……わかった。」
そう言って、アシュレーは抜きかけていた《干将・莫耶》を武しまう。カルラは《フォイヤーマウザー》を元の場所に戻し、近くにあったデブリ帯に隠れる。
「カルラ、指示を頼む。」
「了解。」
アグニカからの要望を受け、デブリ帯から、頭だけ出して、グラシャラボラスの動きを見張る。ASW-G-63 ガンダムアンドラス。視覚領域の拡張によって、後方支援を行う機体。カルラは、この機体に滑腔砲を使って、長距離狙撃を行っている。まさに、カルラ向きの機体だった。
「アシュレー、右に旋回。アグニカは、グラシャの後ろに回れるように、今は一定の距離を保って。」
「わかった。」
「了解!」
そう言って、2人はカルラから、言われた通りにする。カルラは、グラシャラボラスのほうをレンズ越しに見る。さっきから、時々動きがおかしい。まるで、扱いが慣れていない、素人の様なものではない。そうではなくて、なんか、こう……。そう思って、考えていると、アラートがなる。
「!」
カルラは慌てて、隠れていたデブリから、離れ、近くにあった、デブリに隠れる。まさか、火星からだいぶ離れているのにここに気づくとは思ってもなかった。冷静になって、支援を続ける。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー数分後、
「今だ。アグニ。」
そう言って、カルラは、一発だけ打つ。勿論、当てるつもりではない。グラシャラボラスの動きを観察した結果、あるパターンで動いていることに気づき、タイミングを合わせて、グラシャラボラスの50m前を撃つ。着弾し、砂埃が舞う。グラシャラボラスがそのまま、こちらに気が向いている瞬間にバエルが取り押さえる。しかし、簡単に止まってくれず、抜け出そうと、バエルを振りほどこうとする。
オリアスが協力し、2人がかりで抑えるとグラシャラボラスは停止した。アグニカは旗艦に連絡を入れた。
「こちら、アグニカ・カイエル。指定座標で、グラシャラボラスを確保完了。これより、帰投する。」
『こちら、《ゴエティア》。了解した。帰投を待つ。』
そこで会話は切れ、3機はグラシャラボラスを抱えて、帰投した。
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ヤマトは夢を見ていた。いつも通りの平凡な日常を謳歌する夢。トーマスや、仲間達とくだらない授業を受けて、ハメ外して遊ぶ、そんな夢だった。
「先に行くぞー!」
そう言ってトーマスは、走り始める。ヤマトは追いかけるが、追いつけない。
「待ってくれー!」
すると、トーマスは止まり、ヤマトの方に振り向いて言う。
「……まだ、来るんじゃねぇぞ」
トーマスがそう言うと、周りに霧がかかり始める。ヤマトは必死に彼を探すが見つからない。やがて、ヤマトは霧の中走り、穴に落ちた。
「うわぁぁぁ!」
そう言って、飛び起きる。起きていつも見る景色……ではなかった。
「どこ……だ?」
彼の新たな生活が始まろうとしていた。
今回より、Twitterにおけるモデラーさんの作品を許可を頂いて作品に登場させております!今後こんな感じではモデラーさんの作品を許可を頂いて作品に登場させたいなと考えています。今回協力して下さった2人に感謝を申し上げます!2人の作品の設定は次に投稿させて頂いきます。こちらを読んだ方はそちらも是非見てください!