遅刻した俺が学校に教室へと着いたのは、授業が始まっている二時限目のことだった。
40人ほどが授業を受けているなか、俺は教師へと授業に遅刻をしたことを謝り、廊下の一番後ろにある自分の席へと座る。
それから授業を受けたが、すぐに休み時間のチャイム音がスピーカーから流れてくる。
教師が授業を終えるとすぐに教室には喧噪がやってきて、それぞれが自由に過ごし始めていく。
俺はというと、勉強道具を片付けては疲れたため息をもらす。
そんなときに同級生で仲がよくて信頼できる女友達の摩耶がやってきた。
摩耶は目の前の椅子へと座り、俺へと体を向けてくる。
摩耶という子は高校生に出会った女の子で活発なかわいい女の子だ。
身長は俺よりちょっとだけ低いが豊かな胸は張りがよく、ビスマルクと違って夏用のベストは着けていないためにブラウスから透けて見える白のブラは健康的なイメージを感じる。
肩まである茶色がかった黒の髪はまっすぐ伸び、動くたびにさらさらと揺れ。銀色のヘアピンは活動的な摩耶にはとても似合っている。
「よっ、ユウ。遅刻なんて初めてじゃねぇか。美人な女でも追っかけてたか?」
「違う。美少女と登校してきた」
俺の肩を強く叩いてからかってくる
「お前が冗談を言わない性格ってのはわかってるが、もう恋人ができたのか」
「恋愛はまだしたくないね。身近に女性への幻想をなくしてくれる姉みたいな奴がいるからな」
それは幼馴染でありダメ姉なビスマルクのことだ。
料理も掃除もできず、朝も弱いときた。褒めるところといったら、外見と頑張ったことをすぐに褒めてくれるぐらいのことだ。
「あたしも姉妹がいるけど、確かに幻想はなくなるかもしれないな」
摩耶は腕組みをして思い出しているのか、雨が降る窓の外を見ては遠い目をする。
ひどく苦労してそうなことを好奇心で聞きたくなるが、そんな摩耶にならさっきのことを相談できると思った。
下駄箱前でビスマルクが俺を大事だと言ってくれたことを。
頭の中で聞くことを整理し、「摩耶」と呼ぶとすぐに振り向いてくれた。
「聞きたいことがあるんだが」
「妹は紹介してやらねーぞ。姉貴たちならいいけど」
別にそういうのを聞きたいわけではないが、妹を大事にしているということがわかって今から聞きたいことにぴったりだ。
そもそもなんで紹介という話に行き着くんだ。面倒っぽい姉を俺に押し付けたいのか。
「姉はちょっとだけ大事にしておけ。で、姉としての摩耶に聞きたいんだが」
「なんだ、あたしの弟にして欲しいのか?」
そう言われて自然と嫌な表情になってしまう。ビスマルクという手間がかかる姉がいるのに、やたらと元気でスキンシップが痛い姉ができたらストレスで胃薬が必要になってきそうだ。
「弟はもうやっている。……姉が妹とか弟を大事にしたいという気持ちはあって当然のものか?」
「そりゃそうだろ。あたしには弟はいないが、妹はすっごい大事だぞ。兄弟や姉妹ってのはかわいくなくても仲が悪くても、心の底は大切に思っているとあたしは考えるね。お前がさっき言っていた姉みたいな人もきっとそう思ってるぞ?」
俺が悩んでいたことを摩耶は的確に見抜いては助言をしてくれる。その言葉で俺は安心した。
下駄箱前で言われた言葉、あれは弟としての俺に言ったことだということを。恋愛感情として、ああ言ったわけではなかったと思う。昔も今もビスマルクとは姉と弟の関係。
だが、もしものことを考えて踏み込んで聞く。
「姉が妹に恋愛感情って持たないよな?」
「そりゃあ……うちの姉貴たちは胸を触ってくるとかスカートめくってくることはあるけどよ。そういうのはないだろ」
「それなら安心した」
生まれたときから姉がいる摩耶が言うんだから、それは正しいはずだ。俺の場合は姉と弟で血縁はつながってないが、そんなのはささいなことだ。
ビスマルクの行動は弟への愛情表現。それ以上はない。過激なのがあっても、それはからかっているか寂しくなった時だけのことだ。
「あれか、お前の姉は恋愛関係でも迫ってくるのか?」
「いや、そういう言葉や行動を感じさせるのがあっただけだ。摩耶のおかげでただのスキンシップだとわかったよ。これで俺の心の平穏がやってくる」
出会ってまだ二か月しか経っていないというのに、摩耶はひどく心配な様子だ。
仲の良さは時間だけではないとわかる。そ友達である俺を心配してくれる摩耶とはずっと仲良くやっていきたいと思える。
「……あー、もしかして今日遅刻したのは姉みたいな人のせいか?」
「家を出るときに揉めてな。2人で雨に濡れたんだが、あいつがゆっくりとシャワーを浴びたせいで遅れたんだ」
「いい弟だなぁ」
「そうか?」
「待ってくれるだなんて嬉しくなるだろ。お前の姉貴が大事にするのがわかるよ」
うんうん、と深くうなずく摩耶に俺は首をかしげる。
待ってもらうのが嬉しくなるというのがわからない。別にそれは普通のことで、感謝するほどでもないと思う。
姉弟の関係なら当たり前じゃないのか? 俺はビスマルクに『姉は弟を大事にし、弟もそうするのが普通なの』と言われ続けて今までやってきた。
思えばビスマルクは常に平等主義だった。
力仕事も自分にできることならやるし、男任せばかりではない。学校でも生徒会長として男女の区別なく仕事や問題解決をしてきたと本人から聞いている。
「お前はいつも自分を褒めないからな。よし、このあたしが褒めてやるか!」
摩耶は座ったまま体を前かがみな状態になり、伸ばした手で俺の頭を荒っぽく、けれど温かな手で撫でてくれる。
その感触はビスマルクが撫でてくれるのとは違く、別な気持ちよさを感じる。
これが本当の姉による、頭なでなでなのか。
気持ちよさにぼぅっとしていると、ふと気づいたことがある。摩耶が俺へと身を乗り出していることで、ブラウスの隙間から直接ブラが見れてしまうことに。
しかもちょうど目の前という。摩耶の健康的な肌に白いブラ、それはビスマルクの体には興味がない俺でもマジマジと見てしまうものだった。
同級生の女の子の肌なんて見る機会はそうあるものではなく、単に珍しさと好奇心だけだと自分に言い聞かせる。白人であるビスマルクの肌は見飽きているが、日本人である摩耶のは新鮮だからだ。
別に俺がにエロいわけではない。
「どうだ、参ったか?」
俺が気持ちよさそうなのを見た摩耶の勝ち誇った顔に腹が立ってくる。なので俺も摩耶の頭に手を伸ばして同じように撫で始める。
ビスマルクで鍛えた撫でる技術を全力で使うと、摩耶の頬がちょっとずつ赤らんでくる。
それはきっと気持ちよさと恥ずかしさ。同級生の男に撫でられることなんて滅多にないだろうし。
お互いに頭を撫であっているのは周りから見ると変としか言いようがないが、俺も摩耶も手を引くことなくお互いに負けを認めたくなくて頭を撫で続ける。
それは乱暴に時には優しく、リズムを変えながら続いてよく。
休み時間が終わるチャイムが鳴るまで続くかと思ったが、背中に一瞬だけの強い寒気を感じることで終わりを告げる。
「ん、どうした?」
俺の手が止まったことを不審に思ったのか、上目遣いでじっと見つめてくる。
「いや、寒気がしただけ……うっ!」
今度は恐怖心。いったいなんだと考えていると摩耶が俺の後ろへと目を向けて「あ、生徒会長だ」とつぶやく。
すぐに俺は振り向くが、教室の出入り口から見えたのはなびいた長い金髪だけしか見えなかった。
この学校で金髪の人はとても少なく、あのぐらい長くて絹糸のように細かくて綺麗なのはビスマルクしかない。
さっきまで感じた寒気や恐怖心はすべてビスマルクの視線や気配だったと答えが出る。
席から立ち上がって追いかけようとしたが、追い付いて何をするかがわからない。今の摩耶とのじゃれあいを謝るのも変だろうし、ビスマルクの頭を撫でまくるのも違う。
俺は嫌われたと思ったのが嫌だった?
そうして悩んでいるあいだに休み時間が終わるチャイムの音が鳴る。
摩耶は俺の肩を軽く叩いたあとに自分の席へと戻っていく。
授業が始まってからずっと、俺はビスマルクにどうするか悩むのと自分の感情を整理するのに苦労した。
3時限目の授業が終わり、ビスマルクにさっきのことを説明しに行こうか悩んでため息をつくと、さっきの休み時間と同じように俺の前にある席の椅子へと座ってきた。
「ユウ、大丈夫か? 悩み事があるなら相談に乗るぞ?」
「そんなふうに見えるのか」
「おう。授業中ずっとノートも取ってなかったし、黒板も見てなかったじゃないか。あたしはもうそれが心配で心配で」
「お前が黒板を見てないほうが心配だ」
授業中、俺のことを見ていたという摩耶から心配してもらえるのは嬉しく思うが、俺より成績低い摩耶は授業のほうをしっかりと聞いてもらいたいものだ。
悩み事を言おうにもうまく説明できる気がしない。「さっきの摩耶とじゃれあったことの説明に行こうか悩んでいる」といえば摩耶に呆れられそうだ。
それに『姉みたいな人=ビスマルク』ということは摩耶はまだわかっていない。信頼できる摩耶ならそのことを言っても良さそうな気はするが、学校で人気が高いビスマルクと仲がいいと知られるのは何か言いづらい。
自分に自信がない俺は、「姉みたいな人がビスマルクだなんてもったいない!」と言われるのをどうしても怖がっているからだろう。
「で、何に悩んでんだよ」
「姉みたいな人に釣り合う人間なのかってことを」
授業中に悩んでいたことではなく、別に悩んでいたことを話す。
摩耶は腕を組み、教室を見渡したかと思うと何かをひらめいたらしく明るい表情を俺へと向けてくる。
「お前は何をしてやってるんだ?」
「姉みたいな人にか?」
「そう、あたしなら姉貴たちに時々飯を作ってやったり買い物に付き合っているぞ」
釣り合う釣り合わないの話にどう関係するかわからないが、少し考えたあとに思ったことを答える。
「学校ある日は毎朝、家まで起こしに行く。飯やコーヒーを作ることもある。……やっぱりダメ姉だな」
「いい弟をやってるじゃないか」
「起こしにいくだけで立派な気がしてきた」
「だろう? もしユウがあたしの弟だったら、大事にされるなんて嬉しくなる。んで、そんな弟は全力でかわいがってやるね」
姉経験が長い摩耶がいうと納得の説得力がある。
姉としてのビスマルクは俺を褒めたり、かわいがってくれる。行動という基準で物事を見ていくと、自分のあいまいな考え方がずれているということがわかってくる。
「そもそも姉とか弟とか。そんな関係に釣り合う釣り合わないっていう考え方自体が間違ってんだよ」
組んでいた腕を解き、右手で俺の顔を指さしてくる。俺はその指をつかみ、ぐにぐにと触ったり握ったりする。
「今までの質問は意味あったのか?」
「ない。単にあたしがユウの姉みたいな人に興味があったってことだけだな!」
何も言わず、触っていた摩耶の指へと手全体で力を入れて握る。痛くなるぐらいに。
はじめは我慢していた摩耶だが、次第に力を入れていくにつれてこわばった顔になっていく。
何を思ったのか、摩耶は左手で俺の指をつかむと自分の胸元へと引っ張り、強制的に胸をさわらせてくる。
服越しでも柔らかい弾力を感じ、ついその感触に意識を集中してしまう。
「あたしの勝ちだろ?」
顔を赤らめ、無理して言う摩耶がかわいく見える。
俺は自分の負けを認め、摩耶の指から手を放すとその時に胸にあたって摩耶がちょっとだけ喘ぎ声を出してくる。
「俺の負けでいいから、色っぽい声を出すな」
「いやいや、お前は弟扱いだからどんな声でも問題はないな。うん、本当にお前が弟だったら楽しい日が多くなりそうなのにな。ああ、うちの姉貴たちと交換したいぜ。一週間でいいから」
お互いに顔が赤くなり、恥ずかしさをごまかすために話を続ける。しかし、そんなに俺を弟にしたい気持ちがわからない。いったい何がいいんだろうな。
「そうなると俺はお前を姉呼びすることになるのか」
「おう、そして妹もできるぞ」
妹と聞いて興味を惹かれる。いつも姉なビスマルクの世話を焼いていたけど、妹ができたらどうなるのか気になる。
たとえば少女漫画の話や恋愛相談、終わりが見えない話。それだけでも新鮮で楽しそうに思える。
そう思っていると、摩耶がにんまりとする。その笑顔に腹がたってからかうことにした。
「摩耶お姉ちゃん」
「なんだって?」
「あとは姉貴か。他には何がある?」
「じゃあ、甘えるように摩耶ねーちゃんって呼んでくれ」
俺に顔を近づけた摩耶は妙に気迫があり、怖い。からかう予定がずれたが、本当に摩耶が姉だと思い込んで言うことにしてみる。
「なんだよ、摩耶ねーちゃん。顔が近いから離れてくれよ」
「……すっごく、いい」
うっとりした表情になった摩耶は両手でがしがしと俺の頭を撫でてくる。
なんでこうなったのか、想像していたのと違うと思っていると2時限目の休み時間と同じ寒気を感じる。
すぐに後ろを振り向くと、すぐ後ろにある教室の出入り口、そこからビスマルクが扉を掴みながら半身を乗り出して俺を静かに見つめていた。
俺をにらんでいる目、滅多に見ない真剣に怒っている表情。
悪いことをしているわけではないというのに、この罪悪感はいったいなんだ。
「……いつからそこにいた?」
「ユウを弟にするとか、そこの子のお姉さんたちと交換したいという話のあたりからよ」
そこのあたりから聞くと、まるで俺がビスマルクは飽きたとでも思えるかもしれないが。そもそもビスマルクは聞いた言葉から都合の悪いように話を解釈してしまっている。
違う、と言おうとしたところを、まだ俺の頭をさわっていた摩耶に顔を掴まれて摩耶の方へと振り向かせられる。
「生徒会長と知り合いだったのか?」
「知り合いというか、こいつは―――」
「ユウの姉よ!」
俺が説明をする前に、先に胸を張って摩耶に荒い声で堂々と主張していた。
「あー、さっき言っていた姉みたいな人だ」
周りからの注目が段々と集まってきたなか、今まで言っていなかったことを摩耶へと伝える。
びっくりした摩耶が俺の頭から手を放し、「どう見ても血が繋がって……あぁ、姉みたいな人って言ってたか」と小さな声で納得していた。
自由になった俺の頭はビスマルクへと振り向く前にまたも掴まれてしまった。
近づいてきたビスマルクによって胸へと抱きかかえられ、大きな胸の感触を後頭部に感じながら動くことができなかった。ビスマルクは自分のものだと主張するかのように俺をそっと抱きしめてくる。
「ユウ、この人はあなたの恋人なの?」
「仲のいい友達だよ。親友と言ってもいいぐらいだ」
「……親友?」
「摩耶です。ユウとはとても仲良くさせてもらっています」
いつもの軽い口調ではなく、真面目な様子な摩耶だ。滅多に見ることのない姿にビスマルクは何も言わない。
ビスマルクはじっと観察しているらしく、目の前の摩耶は緊張して顔が不自然な笑みを浮かべている。
『騎士姫』と呼ばれているだけあってか、怒るときやにらんだときはとても怖いらしい。俺は一度も見たことがないからわからないけども。
今なら見れそうだが、抱きかかえられている今はその顔を見ることができない。
「摩耶さん。あなた、ユウを弟にしたいって言ったわね。理由を聞いてもいいかしら」
「あー、それは、ユウがかわいいから? もし弟だったら姉を心配してくれるし大事にするって聞いたから、ですよ?」
威圧されながらも頑張って答える摩耶にビスマルクは俺の頭を抱きしめていた手を、今度は優しく顔を撫でるような動きになった。
「ユウの魅力がわかる人がいてよかったわ。私だけじゃなく、他の人にも伝わる弟パワーの持ち主なのね」
謎の言葉を言いながら、小さく笑い声をあげて機嫌が良さそうなビスマルクに俺は腕を叩いて解放しろと訴える。
だが俺の訴えを無視し、今度は首筋を撫でてくる。ぞわりと気持ちよさを感じ、俺は叩く手が止まってしまう。
「前の休み時間だとユウに恋人ができてしまったのかと気が気でなかったけど、そういうことならいいわ。お姉ちゃんとして胸を張れるわ。仲もいい友達もできたとわかったし。でもね?」
ビスマルクは俺から手を放すと、俺の机へと手を力強く叩きつけた。
「この子は私の弟だから」
今までの楽しげな声から一転、そばで聞いた俺は恐怖と寒気を感じてしまう。冷たく、逆らったらひどい目に合いそうな声だった。
摩耶が小さく頷くと、ビスマルクは俺から離れていく。解放された頭を動かし、ビスマルクのほうを見ると教室から出ていくとこだった。
「ユウが楽しい学校生活を送れているようでよかったわ。
俺にウインクをし、髪をなびかせて去っていく。
緊張していた空気はなくなり、静かになっていた教室も次第に元へと戻っていく。
教室のあちこちから聞こえてくる声は「騎士姫さまはかっこよかったわ……」「修羅場かと思ったよ」「生徒会長に弟がいたという事実が」
そんな様々な声はビスマルクが有名であり、多くの人に好かれているというのが実感できる。
これが家でのだらだらとしたダメ姉モードを見たら、あまりのギャップ差に絶望してしまう人がいるだろうなと思う。
「ユウ」
「どうした」
「怖かった」
「あー、うちの姉みたいな人が迷惑をかけたな」
「お前を弟にするとかはもう禁句だな。次に言ったら生徒会室に呼ばれて何かされそうな気がしたぜ」
違うと言い切れないことに、俺はなぐさめるために摩耶の頭を何度も丁寧に撫でていく。恐怖心がまだ残っている摩耶は、俺の手を素直に受け入れてされるがままになっていた。
学校でビスマルクと話をしたのは今日が初めてで、周りの反応や評判もよくわかった。そして俺を大事に思っていることを。
過激すぎる気もしたが、普段の家で見るダメ姉な様子はなかった。
摩耶の精神的犠牲のおかげでわかったことがある。
それはビスマルクに大事にされるということは嬉しくなり、心が暖かくなるということだ。
チャイム音が鳴り、摩耶が「気にしなくていいっての」と俺に声をかけて席に戻っていく。
摩耶に相談して心が楽になったこともあって、4時限目の授業が始まったときには心が落ち着いていて授業に集中することができた。
ちょっとだけ摩耶に厳しくて俺に甘すぎたのは、弟が大好き過ぎるだろとため息をついてしまう。
俺の方から姉離れをたほうがいいのかと考えてしまう。仲が良すぎるのもきっと何かの問題になるかもしれないという、ぼんやりとした考えで。
話の終わらせ方が思いつかないまま、3話目を書いてしまった。
たぶん続かない。
20170429
続きました。