最強と最凶   作:伍長

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こちらはこのペースで書きたいと思っています

投稿遅れてすいません!




本編どうぞ!


九話 前日

ーピピピピ!ー

 

「......ん」

 

用務員のブロリーの朝は早い、朝、目が覚めるとブロリーは洗面器の所まで向かい歯を磨く、そしてその後はシャワーを浴び、着替えを済ませて食堂へと向かう

 

「...カツ丼大盛り」

 

「お!にいちゃん朝から食うねぇ!」

 

食堂のおばちゃん、ブロリーはここに初めて来たときからこのおばちゃんに気に入られている、なんでも食いっぷりがいいのだとか

 

食事を済ませたブロリーは食堂でくつろいでいた、今日は《生徒会長》に挨拶をすると千冬に言われてここで待つようにと言われていた

 

「ブロリー」

 

「!」

 

しばらくすると千冬がやって来た

 

「行くぞ」

 

「はい...」

 

ブロリーは千冬の後を付いていった、そしてたどり着いたのは大きな扉の前、千冬はノックをした

 

「失礼する」

 

千冬とブロリーは扉の中へ入っていった...

 

 

中へと入ると大きな椅子に座っている女の子がいた、千冬がブロリーに小声で教えた

 

「生徒会長だ」

 

「......」

 

生徒会長というものは分からないがこんな少女がしているのかとブロリーは思った

 

「初めまして、生徒会長の更織楯無よ、ごめんなさいね、本当ならもっと早く挨拶するつもりだったんだけど...仕事が忙しくて」

 

目の前の楯無は抜群のプロモーションを持ち、男子は必ず何かしらの反応を見せるのだがブロリーはというと...

 

「(水色...水...青い飲み物...ソーダ...喉が渇いたな...)」

 

別の意味で絶好調だった

 

「...君、わりと失礼な事を考えてる?」

 

流石生徒会長(?)中々鋭い

 

「...まぁ、良いわ、立ってるのもなんだしそこのソファに座って?」

 

「はい...」

 

部屋の中央に二つのソファが置かれており、ひとつにはブロリーだけが、もうひとつには楯無と千冬が向かい合うように座った

 

「......」

 

しばらく沈黙が続いたが楯無がブロリーに喋りかけた

 

「改めまして、ブロリーさん、貴方の事は千冬教師に聞きました...災難でしたね」

 

「だが...千冬が助けてくれた...」

 

「そう...ブロリーさん、私、隠し事は嫌いだから言うけど貴方のことを警戒しています」

 

「.........」

 

部屋が静かになった、ブロリーは楯無の言葉を聞いて当然だと思った。正体不明の男、自分でも側に置いておきたいと思わない

 

「貴方はこれから記憶を取り戻したらどうするおつもりですか?」

 

...記憶を取り戻したらか...

 

ブロリーは目を閉じて思考する、正直な所、自分のこの先など考えもしなかった、このままでも自分は良いと思うがそうはいかないだろう、家族がいたら早く連絡をせねばならない

 

「...分からない、ただ...俺は千冬達と家族でいたい...そう思ってる」

 

これが今ブロリーが出せる答えだった

 

「!!」

 

「...そうですか、すみませんねブロリーさん、変なことを聞いてしまって」

 

「いや...気にしていない」

 

「お詫びとしてはなんですが今日、貴方は用務員の仕事をしなくていいです。馴れない所で疲れたでしょう、今日は休んでください」

 

「...いいのか?」

 

「はい、それともう話は終わりです、今日は一夏君の側に居てはいかがですか?」

 

「...わかった」

 

ブロリーは生徒会室を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロリーが去った後の生徒会は実に静かだった...しばらく両者は口を閉ざしていたがその沈黙を破ったのは楯無だった

 

「...嘘をついていないみたいでしたね」

 

「......ああ」

 

彼女達は立場上、数多くの人々を見てきた...そんな経験をしたせいか、その人物が嘘をついているか直ぐに判断できるようになっていた

 

ブロリーは...嘘をついてはいなかった

 

その事実が彼女達の胸を締め付けた

 

「...可哀想ですね...」

 

楯無のその一言が千冬の胸を更に締め付ける

 

「...失礼する」

 

千冬はその場から逃げるように生徒会室を出た

 

 

 

 

一方その頃ブロリーはというと...

 

「...迷った...」

 

絶賛迷子中だった

 

一夏を探しに行く途中で小腹がすいて購買部の所へ向かったのがまずかった、ちなみにブロリーの食費は全て千冬のマネーから支払われる...残念なことに

 

購買部だと思って入ってみたら、何やらコードやら電子器具などが壁や床に散乱している薄暗い部屋だった...これではナニかが出てきそうである

 

実はこの男ブロリーはそういう関連は全くの苦手である

 

ーガタン!ー

 

「ヘェへぇあ!?」

 

物音ひとつでこの有り様...大の男が情けない

 

そこへトドメの背後から女の声

 

「...あなた、ここで何をしているの...?」

 

「.........」

 

「ちょっと...?」ユサッ

 

「.........」

 

「嘘...気絶してる...」

 

今ここにサイヤ人を気絶させた少女の伝説が幕を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

「......う、んん?」

 

「...気が付いた?」

 

目をさましたブロリーは、辺りを見渡す

 

薬品の匂いが鼻を突く...ここは保険室だろうか?

 

「それじゃあ...私はこれで...」

 

そう言うと少女は部屋を出ていってしまった

 

「.........」

 

何故ここに居るのか?彼女は何者か、何故自分の隣に居たのか、普通の人なら思う所は沢山有るのだろうが...

 

「...購買...行けなかった」グゥ~

 

ブロリーは何時までもブロリーだった

 

 

 

 

~ それから時が経ち、セシリア戦前日~

 

ブロリーと一夏は千冬に『私の部屋へ来るように』と言われ、千冬の元へと向かっていた

 

行く途中、二人は明日のことについて話していた

 

「はぁ...何でこんな目に...」

 

「......すまない」

 

元はと言えば自分が余計なことをしてしまったせいなのだ

 

また...迷惑をかけてしまった...

 

 

「いやいやいや!別にブロ兄を責めてる訳じゃ...!ほ、ほら!千冬姉の部屋に着いたよ!」

 

ブロリーは普段から暗いオーラ?的なものを纏っているため俯いたり気分を落としたりすると見てるこちらがいたたまれなくなるのだ

 

 

一夏がドアをノックする

 

ーコンコンッー

 

ーガチャッー

 

「遅いぞ...中へ入れ」

 

直ぐ様千冬が出て、二人を部屋に入れてソファに座らせた

 

「今日お前達を呼んだのは他でもない...明日のセシリア戦についてだ」

 

「......」

 

「......」

 

「一夏、訓練は順調か?明日の相手は遠距離型だ...勿論それも頭に入れていたよな?」

 

「いや、それが...さ、俺、近距離の練習しかしてないんだ...」

 

「......どういうことだ?」

 

聞けばセシリアの宣戦布告後に一夏は練習相手を探していたのだという、そこへ一夏の幼馴染みの『箒』という女が声をかけて練習することに...一夏も『知り合いだし』とかいう理由で了承、というかぶっちゃけ相手が遠距離型ということすら知らなかったのだという

 

「......馬鹿かッ!貴様ッ!!!!!!」邪ッ!!

 

「ヒィ!」

 

「...貴様明日終わった後覚えておけよ...あとお前に専用機が送られる、練習機と専用機では戦いにならんからな...」

 

「俺に専用機...「だが」?」

 

「整備に時間が掛かるらしい...試合開始時間よりもな、しかも装備しての微調整もある...お前はこのままじゃセシリアの不戦勝...そこでだ」

 

千冬がブロリーに視線を移す

 

「?」

 

「ブロリーに戦ってもらう」

 

一夏は耳を疑った、ブロ兄を戦わせる?

 

「千冬姉...ブロ兄はISには...」

 

ブロ兄はISには乗れない、どうやって戦うというのだろうか?

 

「ISではない...私の友人がな、ISとは別のスーツを開発したらしい...そこでテストパイロットを探しているんだ...男性のな」

 

なるほどそれでブロ兄に...でも

 

「...危険じゃないか?」

 

今やISは最強の兵器なのだ、得体のしれないスーツで戦わせるのは危険じゃないだろうか

 

「大丈夫だ、ISと同じ絶対防御もあるからな」

 

それなら...安心かな...?

 

「それに決めるのはブロリー...お前だ、やるか?」

 

「やる」

 

速いよブロ兄!?もっとこうゆうのはよく考えて!?

 

「それで一夏の役に立つのなら...俺はやる」

 

ブロ兄...

 

「決まったな...話は以上だ、明日に備えて速く寝るように」

 

「はい!」

 

ブロ兄が戦ってくれるんだ...!明日は勝つぞ!

 

「ああ、それと一夏」

 

「?」

 

部屋を出ようとしたら千冬姉に呼び止められた、なんだろう?

 

「明日の放課後...楽しみにしているぞ?」

 

「.........ハァ☆」

 

一夏は明日死ぬ気でやらなくてはならなくなった...少しでも威力を下げるために

 

 

 





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