最強と最凶   作:伍長

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更新が遅くなってすいません!

これから色々書きたいと思っているので更新が遅くなるかもしれません


七話 起動

<織斑家早朝>

 

「......ん」

 

織斑家早朝、朝早くから台所で料理を作る〔男〕がいた

 

男の名はブロリー、数ヶ月前にこの織斑家の庭に〔落ちて来た〕謎の多い男、この家の住人の〔織斑一夏〕に発見され病院に搬送、その後はこの家の住人〔織斑千冬〕に連れて来られてこの家の住人となる。

 

またその後、色々あり住人としてではなく〔家族〕としてこの家に住んでいる。

 

何故、ブロリーが台所で料理を作っているのかと言うと数ヶ月前、ブロリーは買い出しを任されていたのだがブロリーが字を読めないことが発覚し急きょ中止となった。

 

その際ブロリーは「何か出来ることはないだろうか?」と探していたら一夏が食事を作っているのを見てブロリーが「俺に料理を教えてくれないか?」と一夏に頼み込んだ。

 

一夏は突然の事で驚いたがブロリーが「家族の為に出来ることをしたい」と言うと一夏は「そう言うことなら」とすぐに承諾した。

 

だが始めたのは良いがブロリーは〔字が読めなかった〕、だから材料を間違えたりとブロリーが最初に作った料理は一夏が「申し上げます!お口の中に産業廃棄物が現れましたぁ!」など意味不明な叫び声をあげるほどブロリーの料理は不味かった。

 

だが一夏の熱血指導のおかげであの千冬が落ち込むほどまでに料理が旨くなった。

 

そして料理の腕が上がり、今では皆の朝昼晩の食事とお弁当作りを任されている

 

「よし、カツを揚げるか」

 

今日はいつもよりブロリーは気合いが入っていた、その理由は弟の一夏が今日〔受験〕の日だからだ。

 

受験とはなんだろう?とブロリーは思い千冬に聞いてみた、千冬によると「お前が今している勉強より遥かに難しく、そして大切な事だ」だそうだ

 

ブロリーは千冬に教育を受けていた、千冬は「もしかしてこいつ字だけでないのでは?」と思い算数、社会、英語の教材をブロリーの前に置いてみた

 

千冬の予想は悪い方向に当たり、ブロリーは小学生並みに頭が悪かった、しかも一般常識もどこか抜けている始末

 

千冬は教師をしていることもあってか、そんなブロリーを見て火が着いてしまい千冬はブロリーにこれでもかというくらいに知識を詰め込んだ。

 

そんな千冬の努力があってかブロリーの知識は小学生から中学三年生までに成長した、ただ一部をのこして(子作り等)、千冬はその後仕事で家には帰ってきていない。

 

「ふぁぁぁ、ブロ兄、おはよう」

 

一夏が起きてきた、ブロリーを挨拶を返す

 

「ああ、おはよう」

 

「ブロ兄....何を作っているんだ?」

 

「カツだ」

 

「.....なんでカツなんだ?」

 

「今日は一夏は受験だろう?テレビで受験の時はカツだっていっていたからな」

 

「ブロ兄......」

 

「一夏、応援しているぞ」

 

一夏は感動した、自分の兄が早起きをして自分の為に料理を作ってくれている、応援されている、兄にここまでされて頑張らない弟は居るだろうか?

 

「ブロ兄、俺受かってくる!」

 

「ああ、頑張れ」

 

こうして二人の朝は始まった

 

 

 

 

 

<昼過ぎ>

 

あの後、朝食を食べ終えた二人はそれぞれ時間を潰していた、そして昼が近くになるとブロリーは昼飯の準備と一夏の弁当を作っていた、すると一夏がブロリーの元へと走ってきた

 

「一夏、どうした?」

 

「大変だブロ兄!、時間がない!!」

 

「.....どうしたんだ?」

 

「予習をしてたら、その、あの、」

 

「落ち着け、どうした?」

 

「そ、それが.....」

 

一夏が言うには朝食の後、一夏は自分の部屋で今回の受験に向けて最終チェックと予習をしていたらしいのだか、どうも時間を見ていなかったらしく何時の間にか受験開始時間に間に合わないかもしれない時間になっていたという。

 

「......ヘェア!?」

 

「だからブロ兄!ごめん!俺、昼飯を食べないで行くから!!」

 

そう言うと一夏は急いで家を出た

 

「...........」

 

ブロリーは一夏走り去った方向を見て呆然としていたが、ある大事な事を思い出した

 

「....!、弁当...」

 

台所にある一夏の為に作った弁当をブロリーは見た、一夏は今日は遅くなると言っていた、それを聞いたブロリーがお腹が減ると思い受験帰りに食べて貰おうと作った弁当だ。

 

しかも一夏は昼飯を食べないで行ってしまった、弟がお腹を減らしてしまう、そう思ったブロリーの行動は速かった

 

「.....届けに行くか...」

 

ガスの元栓、テレビ、窓の戸締まり等を全てチェックし家の鍵を閉めてブロリーは一夏のあとを追った

 

 

 

<藍越学園?>

 

「....はぁはぁ、やっと着いた」

 

家から全力疾走で来た一夏、一時は間に合わないかもと思ったがこれなら受験開始時間に間に合いそうだ

 

「ここが藍越学園かぁ」

 

藍越学園......学費が安く、また就職率が高いことで有名な高校、一夏が必死になって探した高校だ

 

「スゲェ設備だな」

 

だが一夏は少し疑問に思った、自分が聞いていた藍越学園とは余りにも違いすぎていたからだ、自分が聞いていた藍越学園は〔古き良き学校〕、早い話〔ボロッちぃ〕所だと聞いていたのだ。

 

目の前にある藍越学園は一言で表せば〔凄かった〕

 

とてもじゃないが自分が聞いていた藍越学園では備えられないような物ばかりだ、だが一夏はそんな考えを止めて「最近の高校は凄いんだなぁ」ということで納得した。

 

「.....と、それより受験会場に行こう」

 

そう言うと一夏は受験会場へ向かった、奥へと進んでいると受験会場の入口らしき場所へ着いた

 

「スゴいな、タッチパネルかよ」

 

一夏は備えてあったタッチパネルに手を伸ばした

 

ー...認証シマシタ....ー

 

 

すると何処からか女性の声が聞こえて、受験会場の入口が開いた

 

「自動ドア....」

 

多少驚いたが一夏は気を引き締めて中へ歩を進めた

 

 

 

 

「......いたな」

 

家から全力で走ってきたブロリー、ものの数分で一夏を見つけたが一夏は受験会場へと入ってしまった

 

「.....弁当を届ける位はいいだろう」

 

入ってもいいか考えたが少し位はいいだろうと考え、一夏の後を追った。

 

「なんだこれは?」

 

奥へと進むとブロリーは一夏が入っていった扉の前に着いたのだが、ブロリーは困っていた

 

目の前に在るのはタッチパネルなのだが使い方が分からないのだ、ブロリーは先程一夏はどのように入ったのか考えていた

 

「一夏は.....手を伸ばして.....」スッ

 

ブロリーの手がタッチパネルに近づいていき、次の瞬間

 

「.....押した?」ゴッ!!

 

かつてタッチパネルだった物はブロリーの腕力に耐えきれる訳もなく、

 

ーグシャ!ー

 

木っ端微塵に砕け散った

 

「.......やばい」

 

自分が仕出かした事の重大さを知ったブロリー、また千冬達に迷惑をかけてしまう、そう思ったブロリーは考えた、幸い目撃者はいないようだこのまま逃げてしまおう、ブロリーが自分の持っている力を全て使いその場からエスケープしようとした、すると

 

ー..ザザ...認証....ザ..シマ...シタ...ー

 

何処からか声が聞こえ、目の前の入口が開いた

 

「.......弁当は届けておこう」

 

そして逃げよう、ブロリーは一夏に弁当を渡す為に受験会場に入っていった

 

 

 

 

<受験会場?>

 

 

「なんだ?ここ、....暗いな」

 

無事に受験会場に着いた一夏、着いたのは良いのだか可笑しい、後数分すれば受験開始だというのに明かりが付いていない、しかも入った瞬間ロックを掛けられたようで外へ出れない。

 

場所を間違えてしまったのだろうか?と、不安になりながらこの部屋の真ん中へ進んでいると何かに足を引っ掛けて転んでしまった。

 

「あだぁ!?...イテテ、一体なんだ?」

 

そう言うと一夏は自分を転ばせた物を見た、最初は暗くて良く見えなかったが少し眼がなれてきたのでソレが何なのかは確認できた

 

「.....これ、ISか?」

 

そこにあったのはまるで鎧武者のように鎮座しているISだった

 

何故こんな所に?一夏はISに手を伸ば.....

 

ーグシャ!ー

 

.....ばそうとした瞬間、何かが潰れた大きな音が聞こえ、入口が開いて誰かが入ってきた

 

「!!」

 

一夏に緊張が走るそこにいたのは

 

「....一夏」

 

ブロリーだった

 

「ブロ兄!」

 

一夏はどうしてこんな所に?と、ブロリーに言った

 

「...お前が弁当を忘れたから届けに来た」

 

「ああ!ごめんブロ兄、急いでてさ...」

 

どうやらブロリーは自分の為にわざわざ届けに来てくれたらしい

 

「それはそうと、随分と暗いな....この部屋」

 

「ああ、しかもISが置いてあるしな」

 

「.....IS?」

 

「ほら、あれだよ」

 

そう言うと一夏は部屋の真ん中に置いてある物を指差した

 

「これが、IS....」

 

ブロリーは呟きながらISに近づいていきISに触れた

 

「無駄だよブロ兄、ISは女性にしか扱〔ミシャ!〕えない...?」

 

ブロリーの方から自分の聞き慣れない音が聞こえてきた、一夏は急いでブロリーの元に駆け寄った

 

「ブロ兄!!、どうし........!?」

 

ブロリーに駆け寄った一夏は驚愕した何故なら

 

「...一夏、どうしよう」オロオロ

 

ブロリーが〔ISのパーツ〕を〔握り潰していた〕からだ

 

「(嘘だろ.....)」

 

一夏は目の前の光景が信じられなかった、ISは戦闘機の衝突にも耐え抜くほどの強度を誇っているのだ、そのISが自分の兄に潰されていた

 

「(いや、今はそんなことより.....!)」

 

「ブロ兄!早くそれを戻して逃げるぞ!!」

 

「あ、ああ」アセアセ

 

「ああ、もう!貸せ!」

 

もたもたしているブロリーに業を煮やした一夏はブロリーからISパーツを取り上げた

 

 

....ピコン....

 

 

「は?」

 

一夏がISパーツに触れた瞬間、ISが起動した

 

 

ドタドタドタ

 

 

一夏が少し呆然としていると足音が近づいてきて、白衣を着た科学者らしき人達が部屋に入ってきた

 

「君達!ここで何をしている!?」

 

「何故ISが起動しているんだ!」

 

「博士!タッチパネルが!」

 

 

一夏は科学者達の言葉を聞きながらこう思った

 

.....どうしてこうなった?

 

 

 

 

 

 

 

あの後姉の千冬が来てくれて一夏達は家の茶の間で千冬の正面に座っていた

 

「........」

 

「........」

 

「........」

 

沈黙が痛い、千冬の口が開いた

 

「.....高校を間違える馬鹿がいるか」

 

「.....すいません」

 

後から聞いた話だと自分の行った受験会場は藍越学園のではなく〔IS学園〕の受験会場だそうだ、いくら少し似ているからといって間違えるだろうか。

 

「....お前にはIS学園に入学してもらう」

 

「えっ......ど、どうして?」

 

「...お前は自分の立場をわかっているのか?世界でたった一人の男性操縦者なんだぞ、また前みたく誘拐される危険が高い、だから警備も完璧なIS学園にいた方が良いんだ」

 

「だけど.....ブロ兄は?」

 

「....ブロリー」

 

「なんだ?」

 

「....お前に関しては話し合いをしなければならない、だが必ずISには来てもらう、いいか?」

 

「ああ、構わない」

 

「話は以上だ、二人は自分の部屋に戻れ」

 

「千冬姉は?」

 

「私はもう少しここにいる」

 

 

そして二人が部屋に入って行ったのを確認して千冬は茶の間で頭を抱えた

 

「私の予感が当たった.....」

 

ブロリー、奴はやはり危険だ、自分の側に置いておいて良かった

 

「まさかISの装甲を握り潰すとはな....」

 

「(直ぐに更織に連絡せねばな.....)」ピッ

 

 

 

 

 

一方その頃、一夏はと言うと

 

「俺、ブロ兄みたいになりたい!」

 

一体何があったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もう1つの作品を作成中なので更新が遅れます

ですがこの作品は必ず完結させます、楽しみにしていて下さい。
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