IS-オーズの力を使いし者-   作:コウさん

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十五話

いつも通りに教室に入ると、いつもよりかは女子達がざわついていた

 

(なんかあったんか?)

 

気にはなったがとりあえず席に着こうとしたら

 

「おはよう。何盛り上がってんだ?」

 

一夏もやって来て俺と同じ疑問を女子達に投げつけた

 

「「「「何でもないよ!」」」」

 

数人の女子が口を揃えて返してきた

 

「?」

 

疑問こそ残るが織斑先生がやって来たので一夏も自分の席へと着いた

 

 

 

 

 

 

「今日はなんと転校生を紹介します!」

 

入ってきた生徒に皆が驚愕する。なぜなら制服が男子仕様だったからである

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。みなさんよろしくお願いします」

 

転校生はにこやかな顔でそう告げる

 

「……お、男?」

 

「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を―――」

 

「きゃあああああああ―――っ!」

 

転校生が喋り終える前に教室中が女子の歓喜の叫びで響きわたる

 

「え?」

 

「男子! 三人目の男子!」

 

「しかもうちのクラス!」

 

「美形! しかも守ってあげたくなる系の!」

 

「騒ぐな! 静かにしろ!」

 

織斑先生から一喝が入る。静かになってから

 

「今日は2組とIS実習を行う。各人はすみやかに着替えて第2グラウンドに集合。それから織斑、神谷 」

 

「はい?」

 

「デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子同士だ。解散!!」

 

「君達が織斑くんに神谷くん? はじめまして僕は―――」

 

「のんきに挨拶している暇ないから行くぞ」

 

さっさと更衣室に向かうため転校生くんの手をとり走って移動する

 

移動しながら事情を説明する

 

「とりあえず俺ら男子はアリーナの更衣室で着替えるんだよ」

 

「実習の度にこの移動だから早めに慣れてくれよな」

 

「う、うん…………」

 

「あ!? 噂の転校生発見!」

 

なんて説明しているうちに女子生徒の一人に見つかってしまい

 

「しかも織斑くんと神谷くんも一緒!」

 

ぞくぞくと女子が集まってしまい後ろはもう逃げ道がないくらいの女子が来ていた

 

「チッ! めんどいな。おい一夏に転校生くん。逃げるぞ」

 

「おう!」

 

「わ、わかった!!」

 

さっさと女子達をまき、更衣室へと向かう。後ろで女子が騒いでいるが付き合っている時間は無い

 

「なんでみんな騒いでいるの?」

 

「そりゃあ、ISを操縦できる男は今のところ俺達しかいないからだろう」

 

「え? …………あぁ、そうだね」

 

「お取り込み中にわるいがお先に~」

 

「あ、そりゃないって映司!!」

 

制止を振り切りそそくさと行ってしまった

 

 

 

 

 

「「はあ…………はあ…………」」

 

「おつかれさん」

 

一足先についた映司はすでに着替え終えていた

 

「置いていくなんてひどいじゃんか」

 

「わるいわるい」

 

「ごめんね、なんか迷惑かけちゃって」

 

「気にするなって。あぁ、遅れたけど俺は織斑 一夏。よろしくな」

 

「俺は神谷映司。まぁ好きに呼んで」

 

「うん。よろしくね一夏に映司」

 

「うわ! 時間ヤバいな!」

 

時間を確認した一夏が急いで着替えはじめる

 

「わあっ!?」

 

「「?」」

 

いきなり、シャルルが変な声を出す

 

「早く着替えないと遅れるぞ。うちの担任はそりゃあうるさい人で」

 

語り口調でそんなことを言う一夏

 

「う、うんっ! き、着替えるよ? でも、その、あっち向いてて…………ね?」

 

「いやまあ、別に着替えをジロジロ見る気はないが。なんでもいいけど急げよって、はやっ!!」

 

振り向くとそこにはもう着替え終わっているシャルルがいた

 

「な、何かな!?」

 

「うわ、着替えるの超早いな。なんかコツでもあんのか?」

 

「い、いや、別に。はははは」

 

「これ、着るときに裸っていうのがなんか着づらいんだよなぁ。引っかかって」

 

「ひ、引っかかって!?」

 

「おう」

 

「…………」

 

ほんのり赤くなるシャルル

 

「そういえばそのスーツ着やすそうだな」

 

「これはデュノア社製のオリジナルだよ」

 

「デュノア? お前の苗字もデュノアだよな?」

 

「父が社長をしてるんだ。一応フランスで一番大きいIS関係の企業だと思う」

 

「へぇ~、社長の息子なんだ。道理でな」

 

「? 道理でって?」

 

「なんつうか気品っていうか、いいとこの育ちって感じがするじゃん。納得した」

 

「…………ぅん」

 

「?」

 

「君達。時間が迫ってるってことわかってるのかな?」

 

顔は微笑んでいるが怒りオーラ満点でそう言う

 

「「ご、ごめんなさい」」

 

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