IS-オーズの力を使いし者-   作:コウさん

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十六話

「本日から実習を開始する」

 

「「「はい!」」」

 

今回の実習は2組との合同なので人数もいつもより多い人数でやることとなる

 

「今日は戦闘を実演してもらおう。凰!オルコット!」

 

「「はい!」」

 

「専用機持ちならすぐに始められるだろう。前に出ろ!」

 

「めんどいなー。なんであたしが」

 

「はぁ~。なんかこういうのは見せ物ようで気が進みませんわね」

 

二人はめんどくさそうに前に出る

 

(うんうん、気持ちはわかるぞ。変わる気は無いがな)

 

映司は心の中で二人に同情する

 

「お前ら少しはやる気を出せ。あいつにいいとこ見せられるぞ」

 

(? なんで織斑先生はこっちを見ているんだ?)

 

すれ違いに織斑先生が二人に何かを呟いたと思えばこちらを見てきた

 

「「はっ!?」」

 

「やはりここはイギリス代表候補生セシリアセシリア・オルコットの出番ですわね!」

 

「実力の違いを見せる良い機会よね! 専用機持ちの!」

 

先程とうって変わってなぜか急にやる気になっている二人だった

 

「今先生は何を言ったの?」

 

後ろにいるシャルルが俺に聞いてきた

 

「さぁ? とりあえず二人がやる気になったからいいんじゃないの?」

 

「それで、相手はどちらに? わたくしは鈴さんとの勝負でも構いませんが」

 

「ふふん。こっちの台詞。返り討ちよ」

 

「慌てるなバカども。対戦相手は―――」

 

キィィィン

 

上空から物音がすると思い上を向くと

 

「ど、どいてくださーーーい!」

 

山田先生が上空から落ちてきた-俺に目掛けて-

 

「って俺かい!?」

 

いつの間にか周りにいたクラスのみんなは離れていて俺だけとなっていた

 

「ああもう! 変身!!」

 

すぐさまドライバーを展開した後メダルを装填しスキャンする

 

『タカ! ゴリラ! ゾウ!』

 

タカゴリゾとなってから山田先生を受け止める姿勢をとり

 

ドカーン!

 

砂煙が晴れてきたら、そこには既に変身が解除されている映司と同じくISの展開を解いている山田先生が映司にをお姫様抱っこというされている姿があった

 

「「「「キャーーーーー!!」」」」

 

女子から黄色い声が上がり

 

「あ、あのう神谷くん…………こ、困ります。……みんなが見ていますし」

 

「あ、ああ!? す、すいませんでした」

 

丁寧に下ろした後山田先生に謝罪する

 

(そりゃ、生徒が見ている前であんな姿見られるのは恥ずかしいよな)

 

「い、いえ!? そんな謝らないでください……悪い気はしませんでしたし」

 

「はい?」

 

「き、気にしないでください!!」

 

「は、はぁ」

 

「ゴホン。いい加減に先に行ってもいいかな?」

 

わざとらしく咳をし、流れを元に戻す織斑先生

 

「さて、小娘ども。さっさと始めるぞ」

 

「え? あの、二対一で?」

 

「いや、さすがにそれは…………」

 

「安心しろ。今のお前たちならすぐ負ける」

 

負けると言われたことに気に障ったのか、むっとした表情になる二人

 

「では、はじめ!」

 

三人が飛翔し空中へと躍り出た

 

「手加減はしませんわ!」

 

「さっきのは本気じゃなかったしね!」

 

「い、行きます!」

 

三人の戦闘が始まった後

 

「デュノア山田先生が使っているISの解説をしてみせろ」

 

「あ、はい」

 

戦闘を見ながらシャルルが説明を始めた

 

「山田先生のISはデュノア製ラファール・リヴァイヴで第二世代開発最高機体ですが、そのスペックは初代第三世代にも劣らないものです。現在配備されている――――――――――――」

 

(うん、とりあえずすごいってことだな)

 

途中からめんどくさくなったのでざっくりとした結論で自分に納得させた映司であった

 

再び視線を鈴達に戻すと息が合っていない二人の攻撃を山田先生は意図も簡単にかわし、二人が衝突して動きが止まったところをグレネードを投擲。爆発が起こり、煙の中から二つの影が地面に落下した

 

「くっ、うう…………まさかこのわたくしが…………」

 

「アンタねえ…………何面白いように回避先読まれてんのよ…………」

 

「り、鈴さんこそ! 無駄にばかすかと撃つからいけないのですわ!」

 

「さて、これで諸君にもIS学園教員の実力は理解できただろう。以後は敬意を持って接するように」

 

「次にグループになって実習を行ってもらう。リーダーは専用機持ちにやってもらう。では分かれろ!」

 

「織斑君、一緒に頑張ろう!」

 

「わかんないところ教えて~」

 

「デュノア君の操縦技術見たいなぁ」

 

「か、神谷君。その、あの、よろしくお願いします!!」

 

すぐさま女子が俺ら男子の元にぞろぞろと集まってくるがそこは織斑先生の一喝により均等に分かれることになったのだが

 

「いっち~、おしえておしえて~♪」

 

布仏だけは俺のとこから離れようとしなかったが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-昼食時-

 

一夏の提案で今日の昼食は屋上でとることになった。メンバーは俺、一夏、篠ノ之、セシリア、鈴、シャルルの六人で、俺と篠ノ之、セシリア、鈴は弁当を持参しているのだが一夏とシャルルはない。一夏の分は篠ノ之が作ってきたのだがシャルルの分が無い。なので俺の分からあげることにした

 

「だけどあんたが料理が出来るなんてね」

 

「出来るって言っても本当に簡単なものだけだからな」

 

これでも転生前はひとり暮らししてたもんだから簡単な範囲での料理だったら出来る。ただクオリティーはそこまで高くはない

 

「ねぇ、映司。本当に僕も同席してよかったのかな?」

 

「ん? そりゃ、いいに決まってるだろう。同じ男子同士なんだしさ、遠慮すんなって」

 

「ありがとう。映司って優しいね」

 

「…………ども」

 

「あんたなに照れてんのよ」

 

「すいません」

 

まさかのシャルルの微笑みにドキッとしていまい、鈴にジト目で見られてしまった

 

鈴がタッパー開けると中身は

 

「おお! 酢豚じゃん」

 

一夏はどこか嬉しそうに言うので

 

「お前って酢豚が好きなのか?」

 

気になって聞いてみると

 

「いや、鈴のとこの酢豚は格別にうまいんだよ。食ってみろって」

 

「そこまで勧めるなら、鈴一口いいか?」

 

「いいわよ、はいあーん」

 

「あー「え・い・じさん!! わたくしのもいかがですか?」い、いただきます」

 

「チッ!」

 

セシリアの迫力に負けてしまいついつい敬語がでてしまい、なぜか鈴は悔しそうに舌打ちをする

 

セシリアのバスケットからでてきたのはサンドイッチだった

 

「イギリスにもおいしいものがあることを納得していただきませんとね」

 

「ほぉ~、言うだけはあるね」

 

見た目はかなり良い。とりあえず適当に一つ選びそれを一口したのだが

 

「…………(ま、まずい)」

 

「いかが? どんどん召し上がってくださってもかまわないのですよ?」

 

「……セシリア」

 

「はい?」

 

嬉しそうに首をかしげるところわるいのだが

 

ガシッ!!とセシリアの肩を掴み

 

「あ、あの映司さん?」

 

「今度の休日は空いているか?」

 

「あ、空いていますがけど…………まさか」

 

「俺と料理の練習をしよう。いや絶対にするぞ!!」

 

「(え、映司さんと二人きりの休日。これ以上の幸せはありませんわ!!)わかりましたわ!」

 

「ちょ、映司あんた何言って「鈴!!」はい!?」

 

鈴には悪いがこればかりは早急になんとかしないといけないので真剣な眼差しで見つめながら

 

「構わないよ、な!」

 

「う、うん…………(か、かっこよすぎでしょうがバカー!)」

 

とりあえずセシリアの料理についてはなんとかなり、これ以上は食べられないので次に鈴のも頂くことにした

 

「じゃあ、鈴一口」

 

「今度こそはい、あーん」

 

「ん。おお、鈴お前やれば出来る子じゃん!」

 

感動してついつい頭を撫でていまった

 

(なんというか鈴は小動物的なところがあるからな、撫でたくなっちゃうんだよな~)

 

そして意外にも嫌そうな表情はせず、むしろ嬉しそうに撫でられる鈴であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「箒も食べてみろよ」

 

一夏が篠ノ之の作った弁当のから揚げを食べ、あまりのうまさに今度は一夏が篠ノ之に食べさそうとした

 

「な、なに?」

 

「ほら、食ってみろって」

 

「そ、そうか。それでは」

 

ぱくりと一口

 

「いい…………いいものだな」

 

しみじみと感想を述べる

 

「だろ~。うまいよなこのから揚げ」

 

「(から揚げではないが)うむ、いいものだな」

 

「ねぇねぇ、映司」

 

ちょんちょんと俺の制服の袖を引っ張ってくるシャルル

 

「どした?」

 

「さっきの映司のもそうだけどさ、今のってこれってもしかして日本ではカップルがするっていう『はい、あーん』っていうやつなのかな? もしそうだったら仲睦まじいね」

 

「んー、そうだろうな~。ただそれは一夏の場合だけで俺は普通に友人としてのパターンだからな」

 

「そうなの?」

 

「そうそう」

 

その発言の後のセシリアと鈴の視線が痛かったが

 

「あ、そうだ。シャルル」

 

「なに?」

 

「はいよっと」

 

「むぐっ」

 

俺の弁当のおかずを掴みシャルルに食べさす

 

「どう?」

 

「!? 映司、すごくおいしいよ!」

 

「そりゃよかった。次はどれがいい?」

 

「そうだな~、どれもおいしそうだしまた映司が選んで食べさせて?」

 

「了解」

 

((男子同士なのになぜか負けた気が))

 

そんな仲睦まじい二人の様子を羨ましそうに見つめるセシリアと鈴であった

 

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