「相変わらずお前は織斑先生が大好きだな」
ラウラと打ち解けあってから彼女がちょくちょく映司の部屋に来るようになった。最初こそ自分の軍に入れようとして勧誘していたのだがいつのまにか千冬の自慢話に変わり、いまでは定番となってしまった
「むぅ、またやらかしてしまったか?」
「まぁいいよ。お前から話してくれるってのも何か珍しいしな」
ラウラから過去にとある事情から出来損ないとなってしまったところを当時教官を務めていた千冬のおかげで部隊最強の座にまたなることが出来たという話も聞けたし
「貴様と話しているとその……つい歯止めがきかなくなってしまうのだ」
「(少しは信頼してもらえた証拠かな?)それは嬉しいよ」
「時に話は変わるのだが貴様は次の学年別トーナメント誰と組むつもりなのだ?」
「あ~、まだ決まってないんだがそっちは?」
「足手まといになるものなどいらない。ま、まぁ貴様とだったら優勝など造作も無いんだがな」
「だったら俺と組む?」
「!? そ、それはとてつもなく魅力的な誘いなのだが貴様とも決着をつけたいのでな。ざ、ざんねんだが今回は断らせてもらうぞ」
「(仕方ないあいつに頼むとするか)そりゃ残念だけど仕方ないか。それじゃもし当たったときはよろしくな」
「うむ」
学年別トーナメント当日
男子三人は控え室で会場の様子を窺っていた
「へぇーすごいな、こりゃ」
一夏が更衣室のモニターを見ながらそう言う。そこには各国のお偉いさんが一堂に会していた
「三年にはスカウト、二年には一年間の成果の確認にそれぞれ人が来ているからね」
「ふーん、ご苦労なことだ」
興味無さげに話す一夏に
「あのな~。関係ないと思ったら大間違いだぞ。なにせお前もその内の一人なんだからな」
「げっ!? まじかよ」
まさかのチェックの対象の一人になるとは思っていなかったのか驚いている一夏
「はぁ~」
「あははは~、一夏はボーデヴィッヒさんとの対戦だけが気になるみたいだね」
映司は呆れてため息を。シャルルは乾いた笑いをしつつ一夏のフォローを入れる
「そういえば映司。結局誰と組むことにしたんだ?」
「(そ、そういえば)ぼ、僕も気になるな~」
シャルルはキョドりながらも一夏に同調して聞いてくる
「あ~。そういえば言って無かったな。布仏と組むことになったぞ」
「!?」
「お~、のほほんさんか。しかしまたどうしてのほほんさんとなんだ?」
「前からちょいちょい誘われてたからな。それにあいつの誘いを断る度にすごく落ち込んで去って行くのが堪えて」
「なんか映司らしいな」
「うっせ」
そんなやりとりをしている中シャルルは一人考えていた
(さっきの話から察するに映司は押しに弱いってことかな? それとも困っている人を見捨てられないとか? だ、だったらこのトーナメントが終わったら……えへへ~♪)
その後の展開を妄想し、にやけるシャルル
「お、おい。一夏お前のパートナー大丈夫か?」
「た、たぶん。あっ!? ほら組み合わせが出たぞ!」
ちょうどいいタイミングで組み合わせが出たので一夏が話をそらす
「「えっ!?」」
「ほぉ~」
そしてその組み合わせ結果に一夏とシャルルは驚くも、映司はそこまでの反応はなかった
そこに映し出せれていたのは
一夏、シャルルペアVSラウラ、箒ペア
となっていた